『東京裁判』@渋谷ユーロスペース(19/08/13(tue)鑑賞)
映画『東京裁判 4Kデジタルリマスター版』予告編/令和元年8月3日(土)公開
本日の映画1本目『東京裁判』@渋谷ユーロスペースに劇場入りしました。1983年公開。『人間の條件』の小林正樹監督による、膨大な記録フィルムを基にしたドキュメンタリー。トータル277分(ひー)。今回は4Kリマスター化での上映ですが、この長さは夏休み出なきゃなかなか来れないよな(^^;; #fr19_n pic.twitter.com/zIPxYqQkcE
— 義忠@夏コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年8月13日
『東京裁判』観終わりました。この映画は、戦後1946年から1948年にかけて行われた極東国際軍事裁判…いわゆる東京裁判を、年代ごとのイシューに沿って設定された起訴対象に基づく審理を追うことで満州事変以降の日本の戦争を総括し、同時にリアルタイムで進行する冷戦の勃興期を描く映画です。#fr19_n
— 義忠@夏コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年8月13日
『東京裁判』:ずーっと裁判映像だけを流してるわけではなく、審理のテーマの移行に合わせて、当時のニュース映像などを駆使して、個々のイシューの概要を判りやすく説明してくれます。と言うか、どこから探してきたのか、よそで目にしたことのない素材が多く、その点だけでも見応えあります。#fr19_n
— 義忠@夏コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年8月13日
『東京裁判』:全体で4時間半と気が遠くなるような長尺なんですが、「日本の戦争」の全体像を把握するには非常に「コンパクト」にまとまっていて、ほぼこれをスタンダードにしていいと思います。公開時期の関係で、従軍慰安婦などの戦時女性暴力の問題は取りこぼしてますけど、まあそこはね。#fr19_n
— 義忠@夏コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年8月13日
『東京裁判』:で、裁判そのものは、まあ茶番ですよね。「天皇免責」という結論が既に決まってる中、どうそこに落とし込んでゆくか。ただ茶番にも建前はあるし、肝心の東條英樹も判ってんだか判ってないんだか、官僚的答弁でのらくらと追求を交わそうとするしで、その辺のグダグダも見ものw #fr19_n
— 義忠@夏コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年8月13日
『東京裁判』:と言うか、裁判を観てて感じるのが、社会の上層に行けば行くほど責任の所在が分からなくなる日本社会の無責任構造で、しかも当事者にも自覚がないときてる。結果、裁判という西洋的な枠組みに落とし込むと、「誰も悪くない」などというふざけた結論になりかねない。#fr19_n
— 義忠@夏コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年8月13日
『東京裁判』:自国民だけで200万人殺しといて、「誰も悪くありません」で済むほど世の中甘くはないので、当人の自覚があろうがなかろうが、それなりの地位にいた者には相応の責任を果たしてもらう必要はあった。その「落し前」という意味で判決は妥当だったように思われる。#fr19_n
— 義忠@夏コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年8月14日
『東京裁判』:まあ、この辺りの連中を吊るさないことには国内的にも国際的にも収まりはつかんですよ。しかし一方で、彼らのどの行動が何の結果をもたらしたかの行政上の機序の解明には、今一歩及ばず、彼らを殺してしまったことにより、むしろ永遠に蓋をしてしまった可能性すらある。#fr19_n
— 義忠@夏コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年8月14日
『東京裁判』:既に冷戦も始まり、戦後処理にこれ以上、時間をかけられなかったこと。戦争犯罪を裁く国際法の整備の限界など、やむを得ない事情もあったにせよ、この時、「日本の戦争」の究明をやりきれなかった報いを、21世紀の日本人はどこかで払わされる羽目になるような気がしてならない。#fr19_n
— 義忠@夏コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年8月14日
『東京裁判』:さてほぼ全編既存の記録フィルムで構成されたこういうドキュメンタリー映画を「リマスター」するってどういうことやねん、というと、ノイズ除去や画質アップで参照元の映像よりクオリティが上がるという(爆 いいのか、それ(^^;; とか思わんでもないけど、見やすいのは確かです。#fr19_n
— 義忠@夏コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年8月14日
『東京裁判』:前の方でも書きましたが、「日本の戦争」をざっと概括するには最適な映画です。つか、毎年8月15日にはETVでこの映画を全国放送すべきですよ。パンフも執筆陣が濃くて歯応えありますので、ご覧になられた方は一緒に是非。#fr19_n
— 義忠@夏コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年8月14日
■監督フィルモグラフィ:小林正樹(1916年~1996年)
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