『ミッション・マンガル 崖っぷちチームの火星打上げ計画』@新宿ピカデリー(21/01/09(sat)鑑賞)
『ミッション・マンガル 崖っぷちチームの火星打上げ計画』予告
本日の映画『ミッション・マンガル 崖っぷちチームの火星打上げ計画』@新宿ピカデリーに劇場入りしました。『パッドマン』のチームによるインド初の火星探査計画を成功させた落ちこぼれ&女性科学者チームの奮闘を描く実話宇宙開発もののインド映画だそうですが、さて。#fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年1月9日
『ミッション・マンガル 崖っぷちチームの火星打上げ計画』観終わりました。主力ロケット開発に失敗した科学者が、12年塩漬けの火星探査計画を10年前倒しして、戦力外扱いの若手女性チームと旧式ロケットで火星を目指すお話。がっつり真正面の宇宙開発もので、王道女性エンパワメント映画。#fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年1月9日
『ミッション・マンガル 崖っぷちチームの火星打上げ計画』:2010年、インド宇宙機関(ISRO)の新型主力ロケットの打上げに失敗し、開発リーダーのラケーシュ・ダワン(アクシャイ・クマール)は、2022年打上げ予定の閑職である火星探査計画に左遷。後任にはNASA帰りの科学者が就任することに。#fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年1月16日
『ミッション・マンガル 崖っぷちチームの火星打上げ計画』:ロケットの不具合の兆候を見逃したプロジェクトディレクターのタラ・シンデ(ヴィデヤ・バラン)も、ラケーシュと共に火星探査計画に移動となったが、彼女の主婦的な発想により、旧式ロケットを使用した2年後の打上げ計画を提案する。#fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年1月16日
『ミッション・マンガル 崖っぷちチームの火星打上げ計画』:その提案に乗ったラケーシュは、プロジェクトの始動を上層部に呑ませるも、要求したスタッフ案は却下されて、若手の女性科学者や定年間近の老エンジニア、非モテを拗らせた独身男性技術者wばかりが配属される。#fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年1月16日
『ミッション・マンガル 崖っぷちチームの火星打上げ計画』:少ない予算と短すぎるスケジュールにあまり乗り気でないこのスタッフを率いて、ラケーシュとタラは火星を目指すことになるのがだか……という実話ベースの宇宙開発ものです。#fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年1月16日
『ミッション・マンガル 崖っぷちチームの火星打上げ計画』:で、事前の予告やポスターからは、『パッドマン 5億人の女性を救った男』のヒットで日本でも認知度のあるラケーシュ役のアクシャイ・クマールが前面に出ていますが、実際はタラ役のヴィデヤ・バランとのW主人公。#fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年1月16日
『ミッション・マンガル 崖っぷちチームの火星打上げ計画』:物語はプロジェクトのサブリーダー的役廻りのタラが、家庭の主婦として慌ただしく家族の朝の支度を済ませて、バンガロールのISRO打上げセンター管制室に出勤するところから始まります。#fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年1月16日
『ミッション・マンガル 崖っぷちチームの火星打上げ計画』:まあ、普段はお手伝いさんがいるようなんですが、頭の固い頑固そうな旦那さんと年頃の兄妹の世話をテキパキとこなして、サリーをまとってさっそうと自分で車を運転して出勤する。#fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年1月16日
『ミッション・マンガル 崖っぷちチームの火星打上げ計画』:本作の女性陣はそもそも既婚率高いんですが、彼女は家庭と職場で発生するトラブルをそれぞれ見事に解決してゆく「スーパー」な女性像として描かれる。まあ、コレを理想の女性像にしちゃう是非とかありそうな気もするけど(^^;; #fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年1月16日
『ミッション・マンガル 崖っぷちチームの火星打上げ計画』:もう一方のプロジェクト・リーダーのアクシャイ・クマールは、ロケットへの情熱と口車の天才w 主力プロジェクトに遅れが生じると、すかさず自分たちのプロジェクトにリソース廻せとねじ込む剛腕ぶりの楽しいオジサンです。#fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年1月16日
『ミッション・マンガル 崖っぷちチームの火星打上げ計画』:どこの国にもこういう人材いるのね(^^;; ただ、ロケット開発ひと筋で結婚もしてない人で、私生活描写ゼロだし、観客が感情移入する主人公としては、実質サブリーダーで主婦技官のヒロインの方でしょう。#fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年1月16日
『ミッション・マンガル 崖っぷちチームの火星打上げ計画』:このヒロインを中心に、プロジェクト・チームの女性たちは、妊活中の既婚者だったり、NASAへ転職希望だったり、軍人の妻や、イスラム教徒で部屋を借りられない女性だったり。皆、華やかなサリーをまとったエキスパートの女性たち。#fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年1月16日
『ミッション・マンガル 崖っぷちチームの火星打上げ計画』:自分の母親世代辺りまで、ギリギリ大人の女性が和服を着る習慣が残ってましたが、もしかすると、和服の日本女性がオフィスで働く世界線もあったのかも。ともかく、今どきのインドの若い職業女性のライフスタイルの縮図っぽい。#fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年1月16日
『ミッション・マンガル 崖っぷちチームの火星打上げ計画』:エンディングで出てくる実際のプロジェクト・チームの年齢層はもうちょっと高めっぽいので、この辺は実話というより作り手の意図として、「最先端の職場で働く女性の映画」にしたいコンセプトに基づくものでしょう。#fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年1月16日
『ミッション・マンガル 崖っぷちチームの火星打上げ計画』:ヒロインを家庭と職場を両立する「スーパー」な女性として理想的に描くのは、主人公にチート属性をつけて中心に据えるインド映画の「お作法」で、周辺に現実認知的なキャラを配置して社会への問題定義はそちらでやってるんですよね。#fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年1月16日
『ミッション・マンガル 崖っぷちチームの火星打上げ計画』:その「お作法」に嵌め込むために、映画化に当たってかなり脚色が入っているようで、例えばプロジェクト着手の端緒となった地球周辺軌道でスウィング・バイして燃料を節約して火星を目指すアイデアは、宇宙探索では常識的な航法です。#fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年1月16日
『ミッション・マンガル 崖っぷちチームの火星打上げ計画』:実際のこのインドの火星探査計画の技術的なキモは火星周回軌道への投入技術とか、もうちょっと玄人好みな点にありそうですが、まあ普段、宇宙開発にあまり興味なさそうな客層にも判りやすくするため、こうしたのかな。#fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年1月16日
『ミッション・マンガル 崖っぷちチームの火星打上げ計画』:それを「現実と違う」と責めるのは間違っていて、そもそも描きたいことが宇宙開発のドキュメンタリーではなく、「女性と職場」の在るべき姿を理想的に描き出すことなんですよね。インド映画らしい、啓蒙主義エンタメ映画です。#fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年1月16日
『ミッション・マンガル 崖っぷちチームの火星打上げ計画』:勿論、ここで描かれるのは知的エリートの働くインド社会のごく一部でしかなく、それが理想として掲げられるのは、現実が追いついていないからでもある。それでも理想を掲げることを映画の使命としているのが、インド映画なのです。#fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年1月16日
『ミッション・マンガル 崖っぷちチームの火星打上げ計画』:だからまあ、日本のコンテンツと対比するなら、『逃げる恥だが役に立つ』辺りになるのかな。その在り様の違いを見てゆくと、インドと日本の比較文化論的な理解に繋がるかもしれません。…いや、ならなくても責任は取れませんが(^^;; #fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年1月16日
『ミッション・マンガル 崖っぷちチームの火星打上げ計画』:そんなわけで、新年早々、宇宙開発や働く女性の課題を考えながら、楽しく元気になれる映画です。日本の宇宙開発ものも、いろんな社会問題組み込みながら、こんな風にポップに映画にしちゃってもいいのにね。#fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年1月16日