『グッドフェローズ』@立川シネマシティ/CINEMA ONE(21/11/14(sun)鑑賞)
https://www.netflix.com/title/70002022
本日の映画1本目『グッドフェローズ』@立川シネマシティ/CINEMA ONEに劇場入りしました。1990年公開。マーティン・スコセッシ監督。ストリートの不良少年たちが長じてギャングとなるお話だそうですが、さて。#fr21_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年11月14日
『グッドフェローズ』観終わりました。50年代から80年代にかけて、派手なヤクザ稼業に憧れて裏社会に足を踏み入れた青年の年代記。結局、仕事と家庭(愛人含む)のマネジメントに追われて、どっちかしくじったらもう片方も捲き込んで人生詰むのは、裏も表もないという(^^;; 世知辛いね。#fr21_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年11月14日
『グッドフェローズ』:『ゴッドファーザー』『仁義なき戦い』と並ぶヤクザ映画のマスターピースとして、邦画や香港韓国映画にも多数のフォロワー作品があることで知られる本作で、さんざんフォロワー作品の方を観てるのですっかり観た気になってたけど、実は初見。#fr21_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年11月14日
『グッドフェローズ』:改めて観てみると、タイトル(親友の意味)の割に友情要素あまり強くないんだよね。主人公を含むメインの三人が大人になってからの知り合いだし、主人公はすぐに人殺す武闘派のキャラを内心迷惑がってたりするし、終盤は冷め切ってるので、兄弟仁義の要素は薄い。#fr21_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年11月14日
『グッドフェローズ』:ちなみに本編中で直接はっきりとは言及されないけど、主人公たちが強盗とか麻薬などのリスキーな稼ぎ(シノギ)に手を出さざるえなかったのは、イタリア系のマフィアの中ではアイルランド系の主人公たちは傍流だったからなんでしょうね。#fr21_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年11月14日
『グッドフェローズ』:さっきの武闘派キャラだけイタリア系で、後々、幹部に出世するかも……という話になるけど、若い頃から主流派と揉めてるような奴だし(^^;; いやまあ、いくら稼いでも外様は外様。主流派の内輪(インナー)には入れてもらえない、というのも、これまた社会人あるあるで(泣。#fr21_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年11月14日
『グッドフェローズ』:まあ、憧れから始まった社会人人生が、有為転変を経てしょぼい日常に辿り着く、男の人生ものですよね。それ自体はもっと前から(それこそ戦前のフィルム・ノワールの時代から)あったのだけど、姐さん(奥さん)目線と家庭の位置付けを重視したのがポイント。#fr21_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年11月14日
『グッドフェローズ』:ヤクザの姐さんコミュニティの付き合いに、主人公の奥さんがげっそりする話とかあまり他所では見ないな(^^;; それで家庭に仕事を持ち込んだ挙句、気が休まる場所がなくなり、テンパってしっちゃかめっちゃかになるの、これもベンチャー独立話あるあるで苦笑しましたが。#fr21_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年11月14日
『グッドフェローズ』:逆に東アジア各国のフォロワー作品が、本作をフォローするにあたって、友情とか家族の情緒要素を強化してウェットに味付けしたのも判るんですよね。大金強奪とか殺人など刺激的なネタを扱っている割に、男の人生悲喜劇を突き放して描いていて、ちょっと熱量が薄い。#fr21_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年11月14日
『グッドフェローズ』:東アジア文化圏だとそこに「もう一口欲しい」と思っちゃうし、そこを入れないのがスコセッシ流でもあるし。ただ、作中の時代ごとのヒットナンバーなど流しながら、スタイリッシュに男の年代記を描くこのスタイルが、以後の世界のヤクザ映画に与えた影響は無視できない。#fr21_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年11月14日
『グッドフェローズ』:その意味で、映画好きなら一度は観ておかないといけない作品で、ヤクザ映画史の文脈を正しく理解するのに欠かせない作品ではあったと思います。逆にいうと、フォローしたくなるのも判るけど、ヤクザ映画はそろそろ本作の影響を脱しないとなあという気もしますが(^^;;。#fr21_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年11月14日
■監督フィルモグラフィ:マーティン・スコセッシ(1942年~)
Netflix | ローリング・サンダー・レヴュー マーティン・スコセッシが描くボブ・ディラン伝説
Netflix | 沈黙 サイレンス
https://www.netflix.com/title/80146803
https://www.netflix.com/title/70202136