『海獣の子供』@立川シネマシティ/CINEMA ONE(19/06/17(mon)鑑賞)
【6.7公開】 『海獣の子供』 予告2(『Children of the Sea』 Official trailer 2 )
https://www.netflix.com/title/81208104
本日の映画『海獣の子供』@立川シネマシティ/CINEMA ONEに劇場入りしました。五十嵐大介原作の海洋ジュヴナイルSFを『宇宙兄弟』の渡辺歩&スタジオ4℃でアニメ映画化。まあ渡辺歩と言うと個人的には『謎の彼女X』ですがw 新宿で観ようとしたら、スクリーン小さくなってて席取れなかったorz #fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年6月17日
『海獣の子供』観終わりました。難解? 難解かなあ。「ストーリー」で語り切る気がないので、そこの整合性にこだわってると簡単に置いてかれるけど、「意味」のモチーフは丁寧に繰り返えされてるから、普通に観てれば、なんとなく語られてるイメージは伝わるだろうとか思うのだけど……。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年6月17日
『海獣の子供』:お話……というか、作品の在り様としては、心身が揺らぎ、トランスフォームする思春期の少年少女の物語であるジュヴナイルを突き詰めれば、それ故に必然として良質の思索(スペキュラティヴ)SFに至り、同時に優れたジュブナイルへと帰着することを証明する映画でした。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年6月17日
『海獣の子供』:どちらかに偏ってるとか、どちらか片方が本命とか、そういうわけではなく、双方がジャンルとしてのテーマ性に深く切り込んでゆくために、もう片方の描写を必要としている。両者は元々、それほど隣接し、接合した関係性のジャンルだったか、と、はたと気付かされた、というか。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年6月17日
『海獣の子供』:画面作り的なことを言えば、作中の海洋描写は、表現力といい、アート性といい、ここ最近の内外の海ものアニメ映画の秀作の数々を容赦なく突き放すクオリティで、ひとつひとつの画面・ショットに注ぎ込まれたエネルギー、熱量、才能の物量には目眩がします。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年6月18日
『海獣の子供』:波にさらわれるように、スクリーンの向こうの世界に魂を連れ去られる。ストーリーやテーマの哲学性以前に、まず映像体験として「劇場で映画を観る」ことの原初的なパワーに満ちた映画であるので、是非劇場で、しかもなるべく大きなスクリーンでご覧になることをお勧めします。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年6月18日
『海獣の子供』:声優はヒロインの芦田愛菜を始め、基本的実写畑の俳優中心で、確かに発声は声優のものではないのだけれど、作品のトーンに合わせて精密にディレクションされ、役者陣もそれにしっかり応えていたように思います。つか、芦田愛菜の「天才」てガチやんけ(^^;; #fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年6月18日
『海獣の子供』:演出サイドに「役者」としてのポテンシャルを全部引き出してやるくらいの意気込みが感じられるんですよね。お客さんとして帰す気はない、というか(^^;;。特にヒロインとしてモノローグも多く、ひとりでシーンを支える場面も多かった芦田愛菜の「芝居」は見事でした。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年6月18日
『海獣の子供』:この映画をどう捉えるかは、観た人それぞれでいいのだけど、自分には「時間」を巡る物語のように受け留めました。子供の時間。大人の時間。人間の時間。生き物の時間。陸の時間。海の時間。空の時間。地球の時間。宇宙の時間。そして、星の時間。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年6月18日
『海獣の子供』:それぞれに尺度も視座も異なって存在する時間が、しかしすべてが接続して、連環してここに在り、その繋がりの涯(はて)に世界とわたしが在る。その気付きの冒険であり、物語として、とても「判りやすく」描かれているので、難しいことなどどこにもないと思うんですけどね。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年6月18日
『海獣の子供』:アニメファン、邦画ファン、SFファンの人は、今年この映画をスクリーンで観た、体験したということは大きな意味を持つので、観ておいた方がいいと思いますね。それと、その時はあまり理屈で観ようとせず、波にさらわれるように、揺られるようにご覧になされますよう。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年6月18日
■監督フィルモグラフィ:渡辺歩(1966年~)
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『パドマーワト 女神の誕生』@新宿ピカデリー(19/06/07(fri)鑑賞)
本日の映画『パドマーワト 女神の誕生』@新宿ピカデリーに劇場入りしました。13世紀末インドで小国に嫁いだ絶世の美姫を奪わんと、大国の武将が軍勢を率いて襲いかかる……という歴史大作。インドの古典が原作なんだそうで、『バーフバリ』よりは正統派になるのかな。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年6月7日
『パドマーワト 女神の誕生』観終わりました。…いや、『女神の誕生』つーか、即身成(以下略 インドではタイトル出しただけで落ちまで理解できるご存知もののようなんですが、勿論、日本ではそうではないので、ラストの現代視点で間違ってるけど、凄惨にして美し過ぎる悲劇はちょっと衝撃的。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年6月7日
『パドマーワト 女神の誕生』:せっかくなのでネタバレは避けたいんだけど、冒頭のキャプションで勘のいい人ならだいたい察せると思う(^^;; 「制作サイドは、別にこの結末を称揚しているわけじゃないです。時代劇ですからね」と、わざわざ言及してますし。攻めてるというか、危なっかしいな。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年6月7日
■監督フィルモグラフィ:サンジャイ・リーラ・バンサーリー(1963年~)
『ゴッドファーザー』@立川シネマシティ/CINEMA ONE(19/05/18(sat)鑑賞)
Netflix | ゴッドファーザー
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本日の映画『ゴッドファーザー』@立川シネマシティ/CINEMA ONEに劇場入りしました。1972年公開。言わずと知れたマフィアもの映画のマスターピース……あれ、それは『PART2』のほうかな(^^;; いずれにせよ、そういや観たことないや、と言うことで。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年5月18日
『ゴッドファーザー』観終わりました。WWII戦後から50年代くらいにかけてのNYのシチリアン・マフィアの世代交替を描くお話。元々アンチ任侠路線を探ってたとはいえ、東映と深作欣二が『仁義なき戦い』で実録路線に転じた直接の理由はこれかあ。しかしコッポラがこれ撮ったの32歳ですよ(驚 #fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年5月18日
■監督フィルモグラフィ:フランシス・フォード・コッポラ(1939年~)
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『アンノウン・ソルジャー 英雄なき戦場』@国立映画アーカイブ(19/06/08(sat)鑑賞)
フィンランド映画『アンノウン・ソルジャー 英雄なき戦場』予告編6/22より新宿武蔵野館ほか全国順次公開!
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本日の映画1本目『アンノウン・ソルジャー 英雄なき戦場』@国立映画アーカイブに劇場入りしました。フィンランドがソ連と戦った冬戦争(1939-1940)、そこから翌41年に再び戦端が開かれた継続戦争を描くフィンランド映画。22日からの本公開前に今日はEU映画特集上映で。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年6月8日
『アンノウン・ソルジャー 英雄なき戦場』観終わりました。フィンランドの対ソ連戦争は有名な冬戦争の後、同盟関係にあったドイツにせっつかれて冬戦争で失った領土を回復せんと逆侵攻をかけた継続戦争があり、本作はその映画。勿論、ドイツ敗北と同時にボロ負けで終わってます。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年6月8日
『アンノウン・ソルジャー 英雄なき戦場』:膠着状態にあった対ソ戦線が、ドイツの敗北とともに雪崩れ込んできたソ連によって蹂躙され、敗走に次ぐ敗走の中、次々に斃れてゆく兵士たち……あー、ウチらも満州でやったなあ。いや、満州だけじゃなかったけど(吐血 #fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年6月8日
『アンノウン・ソルジャー 英雄なき戦場』:原作はフィンランド本国ではご存知ものの小説で、今回の映画で3度目の映像化。今回は主人公たちが時々休暇で実家に戻るシーンがあるので、「情緒的だ」と賛否両論だったとか。足掛け3年半のお話だし、実質自国内の戦争だから、帰宅しやすいよね。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年6月8日
『アンノウン・ソルジャー 英雄なき戦場』:構成としては、緒戦の勝ち戦の「領土奪還編」、膠着状態で塹壕暮らしの「戦場スケッチ編」と、ソ連軍の大攻勢から休戦までの「敗走編」の三幕構成。……今気づいたけど、主人公たち3年半の戦争中、ずっと徴兵されっぱなしかよ! 酷いな。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年6月8日
『アンノウン・ソルジャー 英雄なき戦場』:まあ開戦時点で妻子持ちの中年のおっさんまで動員している有様で、フィンランド軍のいっぱいいっぱい感は満載なわけですが。その中年のおっさんから青年将校までの主人公たちが所属する最前線の歩兵中隊がお話の舞台。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年6月8日
『アンノウン・ソルジャー 英雄なき戦場』:そんなわけで、戦闘描写は歩兵戦闘が主体です。スオミ短機関銃が大活躍。戦場は未整備の森林地域なので、交戦距離が意外と短いんですよね。それを含めて、帝国陸軍より自動火器率高いけど、対装甲火力の貧弱さはどっこいどっこいか……。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年6月8日
『アンノウン・ソルジャー 英雄なき戦場』:戦車が出てきたら、対戦車地雷とか集束爆弾抱えて肉薄攻撃……とか、ウチらと同じようなことしてて涙(;_;) 貧乏陸軍は切ない。フィンランド側に戦車とか機甲兵科一切出てこないしなあ。トラックは結構、数あったみたいだけど。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年6月8日
『アンノウン・ソルジャー 英雄なき戦場』:フィンランド空軍は一応機能していたはずだけど、これも一切出てきません。当時の歩兵目線で、航空支援を受けた印象が薄かったんでしょうかね。なんか歩兵と若干の砲兵支援だけで戦争始めて、ソ連軍が本気出したらあっさり捻られたようにも見える。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年6月8日
『アンノウン・ソルジャー 英雄なき戦場』:あと、この映画だけ見てると、兵隊さんはさんざん酷い目にあってるけど、民間人の犠牲者の描写がほとんどない。フィンランド史詳しくないんで、この辺、どこまで史実に即してるのかよく判らない。ソ連も後方の民間地帯の砲空爆はやってない。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年6月8日
『アンノウン・ソルジャー 英雄なき戦場』:さんざん民間人捲き込んだ戦闘やらかした我が国と比較すると、彼我双方とも元々限定戦争的な意識があったのかな。イケイケだった当時のソ連と、あそこから和平合意成立させて停戦にこぎ着けるフィンランドの外交手腕も信じがたいミラクルなわけで。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年6月8日
『アンノウン・ソルジャー 英雄なき戦場』:映画は映画なので、全部の描写を真に受けることもないんですが、逆に言うと(良かれ悪しかれ)作り手や観客である大衆の戦争観を反映していると思うと非常に興味深い。自分の知らない戦争の映画は、特に。そういう非常に勉強になる映画でしたね。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年6月8日
『空母いぶき』@地元のシネコン(19/06/05(wed)鑑賞)
『空母いぶき』第二弾予告映像【30秒】(5月24日 全国ロードショー)
本日の映画『空母いぶき』@地元のシネコンに劇場入りしました。各専門家方面から批判と罵倒を受けつつ、一般客筋からはそこそこ評判がいい、という本作。とうとう観に来ちゃいました(^^;; まあこういう映画は、むしろ「何を」「何で」描けなかったのか、こそ見所やもしれずw #fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年6月5日
『空母いぶき』観終わりました。…あー、うん。一般層が観て、そこそこ満足するのは判りました。中堅クラスの芸達者の役者陣の芝居がたっぷり堪能できて、高速で進行するミサイル主体の現代の艦隊戦をCGで見せてくれるので、浅く観る分には取れ高があって、観終わって満足感が高いんでしょう。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年6月5日
『空母いぶき』:同時に、ミリタリにせよ何にせよ、多少なりと知識があるとイラッとくる(^^;; 細かいディティールがと言うより、手順(プロトコル)に頓着しないんだよ、この映画(爆 だいたいグレーゾーン事態だっつーのに、海自艦隊全面出して、状況エスカレートさせてんの日本側じゃんよ。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年6月5日
『空母いぶき』:これは軍事描写だけでなく、政治にせよ報道にせよ、その分野なりの手順と段取りがあるはずなのに、あまり頓着している様子がない。いや、いいのよ。アクション主体の映画なら。でもこの映画は、煎じ詰めれば、「民主主義と軍隊」がテーマでしょ。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年6月5日
『空母いぶき』:民主主義の本質は手続き(プロトコル)じゃないですか。手続き(プロトコル)を持って、国家権力が自然に持つ暴力性をどう制御し、あるいはその執行を正当化するか。それと現実の戦闘・戦争の加速するスピード感や精度と、どう整合性を持たせるか、という話ならまだ判るんだけど。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年6月5日
『空母いぶき』:まあそれっぽい話も出てくるんだけど、それも全体に手続き(プロトコル)軽視で、それぞれの手続き(プロトコル)の背後にあるはずの思想や哲学が見えてこない中で、「憲法9条と現実の軍事脅威の矛盾に苦しんでます」的な話をされましても。まあそもそも、敵は架空国家ですし。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年6月5日
『空母いぶき』:それと、観てて引っかかったのが、日本側の「撃つ覚悟」「撃たれる覚悟」の話は良く出てくるんだけど、相手(東亜連邦)側も同じなんじゃねえの、とは誰も発想しないんだよね。「アイツらは無法国家だから何するか判らん」で思考が止まっちゃう。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年6月5日
『空母いぶき』:そうじゃなくて、向こうにだって、是が非でも得たい戦略目標があり、耐え得る犠牲の限界線があり、その範囲内で戦術・戦略を捻り出してきてる。具体的には、序盤で敵が戦力を小出しにしてちょっかい出してきたのは、ありゃ何なのよ。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年6月5日
『空母いぶき』:威力偵察のつもりだったのか、それとも相手側も事態をエスカレートさせたくなかったからか。物語的にはどっちでもいいんだけど、日本側、あるいは現場の海自艦隊側がそれをどう捉えたのかに言及がなく、敵の攻撃をしのぐことに汲々とし続ける。結局、目線が内向きなんだよね。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年6月5日
『空母いぶき』:もうひとつ、海戦描写。ミサイルと魚雷を主体とした艦隊戦描写は、そこそこ迫力あったと思います。ただ結局、電子戦描写ほぼゼロなのは、現代戦としてどうなのか(難しいのは判るが)。それにせっかくF35出すなら、データリンク介した共同交戦描写もさあ……ぶちぶち、#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年6月5日
『空母いぶき』:「既存イメージの海戦描写」としては良しとしても、「来るべき新時代の海戦描写」としては、全然喰いたりない。それを差し引いても、編集次第でフィルムのテンポと熱量はもっと上げられたはず。やはり、ダンテ・ラムに監督させるべきだった……。<まだ言うか。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年6月5日
『空母いぶき』:そんなわけで、余計な知識がなければ「なんか戦争っぽいカッコいい映画」として楽しめます。ちょっとでも知恵がつくと、ついた知恵のレベルに応じてフラストレーションが溜まるという、絶妙なさじ加減の映画です(爆 でも観たら当分、罵詈雑言のネタには困らないかな。<おい。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年6月5日
■監督フィルモグラフィ:若松節朗(1949年~)
『蜘蛛の街』@国立映画アーカイブ(19/05/25(sat)鑑賞)
本日の映画1本目『蜘蛛の街』@国立映画アーカイブに劇場入りしました。1950年公開。サンドイッチマンの男が受けた奇妙な仕事の依頼は、殺人事件のアリバイ作りだった……というお話だそうですが、さて。#fr19_n
— 義忠@夏コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年5月25日
『蜘蛛の街』観終わりました。宇野重吉主演。意外と団地映画だった(^^;; 主人公一家が団地住まいで、秘密を抱えながら、一家の主人としての生活を守りたい主人公が、悪漢どもの厳重監視下にある自宅からどうやって抜け出して警察に駆け込むか、という(庶民のウチにまだ電話は引かれてません)。#fr19_n
— 義忠@夏コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年5月25日
『蜘蛛の街』:団地住まいの主人公(宇野重吉)は、失業中であることを妻に言えず、やむなく日雇いのサンドイッチマンの仕事を始める。そのツケ眼鏡とヒゲを格好を見た人物から声をかけられる。こちらが指定した衣装を着て、シナリオ通りの行動をしてくれれば、まとまった金を払うというのだ。#fr19_n
— 義忠@夏コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年5月25日
『蜘蛛の街』:「指定の宿で料理を頼んで、何も手をつけるな」「河川敷を歩け」などの不可解な行動を終えると、着せられていた服を回収され、「このことを他人に話せば、家族も無事では済まない」と脅される。翌日の朝刊を読むと、あの時、変装した自分そっくりの汚職官僚が自殺したという。#fr19_n
— 義忠@夏コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年5月25日
『蜘蛛の街』:どうもこの汚職官僚の自殺偽装の工作に、加担してしまったらしい。だが、その日を境に、主人公の周辺に不穏な男たちが現れ、警察に通報しないように脅しをかける。追い詰められた主人公は、厳重監視下の団地の自宅から抜け出して警察に駆け込もうと試みるのだが……というお話。#fr19_n
— 義忠@夏コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年5月25日
『蜘蛛の街』:若い宇野重吉が、気が弱くて優しいお父さん役をやっていて、そこは素晴らしかったのだけど、ミステリーとしては結構雑(^^;; いや、観客への親切心なのか何なのか、事が起きる前に先にネタを割るとか、素人目にももっとやりようがあった箇所があちこち見受けられました。#fr19_n
— 義忠@夏コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年5月25日
『蜘蛛の街』:演出が上手い下手というより、ミステリー的な不安や緊張を過度に高めてゆくことを良しとしていないんじゃないか、とすら思わせる手触りがあるんですよね。まあでも、時期的に全然ヒッチコック後だからなあ。監督の資質とか演出意図の問題かもしれない。#fr19_n
— 義忠@夏コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年5月25日
『蜘蛛の街』:どっちかというと、それより1950年というこの時期に、規格化された団地棟がずらっと並び、さらにその横では次の棟がガンガン建設されているという舞台設定。多摩遊園地とかも出てくるし、戦後5年でここまで生活環境が改善されているのかという(主人公、失業中だけど(^^;;)。#fr19_n
— 義忠@夏コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年5月25日
『蜘蛛の街』:えーと、政策策定して、予算措置して、住宅公団立ち上げて、諸々の規格と設計と建設計画立てて、入居者の生活が定着するまでで5年? ちょっと現代の政策スピード感だと信じ難いけど、まあ戦前に計画策定まで出来上がってて凍結されてたのを、戦後に展開ってケースもあるしなあ。#fr19_n
— 義忠@夏コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年5月25日
『蜘蛛の街』:これが最初かどうかはさておき、「団地もの」というジャンルはあり、代表的なものとしては『張込み(1958)』とか、最近だと阪本順治『団地(2016)』、ホラーで『クロユリ団地(2013)』。漫画で大友克洋『童夢』、韓国映画で今年『目撃者』てのもありましたね。え?『団地妻』?(^^; #fr19_n
— 義忠@夏コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年5月25日
『蜘蛛の街』:明らかに自然発生ではない人工的なコミュニティ空間とソリッドなルックスに立体的なパースペクティブ。そこにその時代ごとの住宅政策とか、家族観とか、深くも浅くもいくらでも掘りようがあるから、テーマ的に美味しいんですよね。#fr19_n
— 義忠@夏コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年5月25日
『蜘蛛の街』:この映画では、「団地」という新しい生活空間をおずおずと触り始めている感があり、まだ室内状況を見せることが中心で、住民自治だとか、世代継承などの人生ロールまでの視座はまだないです。ただ日本人の団地観はこういうところから始まってるんだなあ、と学べる映画でしたね。#fr19_n
— 義忠@夏コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年5月25日
■監督フィルモグラフィ:鈴木英夫(1916年~2002年)
『続・鉄砲犬』@ラピュタ阿佐ヶ谷(19/06/02(sun)鑑賞)
本日の映画『続・鉄砲犬』@ラピュタ阿佐ヶ谷に劇場入りしました。田宮二郎の関西弁ライトアクション『犬』シリーズ第6弾。今度の冒険は、古美術輸送の用心棒を引き受けた鴨井が捲き込まれる卑劣な罠…というお話だそうで。天地茂に坂本スミ子のレギュラー陣に、今回は若水ヤエ子も出るのか。#fr19_n pic.twitter.com/NlqUEFbXuX
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年6月2日
『続・鉄砲犬』観終わりました。1966年公開。鴨井大介、東京に行く。酒場で知り合った美女の誘いで引き受けた古美術輸送の用心棒の仕事で東京に来た鴨井大介。実は密輸組織の偽装の片棒担ぎと知り、報酬も受け取らずに席を立ったものの、組織内部の抗争に捲き込まれて……というお話。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年6月2日
『続・鉄砲犬』:「鴨井と仲良し」くらいの雑なくくりで毎回設定が違う坂本スミ子にタマ子というキャラ名がつき(前回から?)、東京に出て「おかんが実家から上京する」というど定番ネタで鴨井を振り廻した挙句、隙あらば結婚に持ち込もうとするという(爆 もう彼女がヒロインでいいよ(^^;; #fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年6月2日
『続・鉄砲犬』:ボリューム的に本筋と拮抗するくらい膨らんでる上に、結構力尽くで本筋に絡ませてw、下手をすると本来のヒロイン喰ってる感すらあるんだけど、でも面白い(^^;; 面白いけど、この調子でこっちに配分傾斜してったら、ただの関西コメディになってしまうが、いいのかそれ……(汗 #fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年6月2日
『続・鉄砲犬』:今回、ヒロイン風のキャラがふたり出てきて、「お、またダブルヒロインかな」と思わせた途端に、ひとり殺されて(^^;;、挙げ句の果てに坂本スミ子がヒロイン喰う大暴れでしょ。毎回、色々試してきて、スタイルが固まらない。最後までこの調子で続くのかな。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年6月2日