『特捜部Q -キジ殺し-』@ヒューマントラストシネマ渋谷(16/3/5(sat)鑑賞)
本日の映画2本目『特捜部Q -キジ殺し-』@ヒューマントラストシネマ渋谷に劇場入りしました。北欧デンマークのミステリー小説の映画化第2段。デンマーク人とシリア移民のコンビによる未解決事件担当課ものという、北欧版『相棒』ですね。#fr16_n
— 義忠@冬コミ落選中「物語工房」 (@yoshitada_n) March 5, 2016
『特捜部Q -キジ殺し-』:せっかくなんで、ポスター画像を上げときましょう。……スケキヨ? #fr16_n pic.twitter.com/iMzryXbZRR
— 義忠@冬コミ落選中「物語工房」 (@yoshitada_n) March 5, 2016
『特捜部Q -キジ殺し-』観終わりました。青春の暴走と、20年目の苦い結末。未解決事件捜査チーム「特捜部Q」に、新たに女性秘書と猫一匹が合流して挑むは、全寮制寄宿学校を舞台にした20年前の双子殺人事件。経済界の大物となった犯人にどう立ち向かうか…というお話。#fr16_n
— 義忠@冬コミ落選中「物語工房」 (@yoshitada_n) March 5, 2016
『特捜部Q -キジ殺し-』:前作の捜査成功により、アムステルダム警察内での一定の立場を確立した特捜部Q。カール刑事は精力的に未解決事件に取り組む日々だったが、そこに民間から捜査依頼の資料が届き、カールの下へ直接発送者の老人が押しかけてくる。#fr16_n
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『特捜部Q -キジ殺し-』:それを邪険にあしらって帰宅した2時間後、老人は自宅の浴槽で手首を切って自殺した。老人は元市警刑事で、20年前に自分の双子の子供が殺された事件に執着するあまり、精神病認定を受けて辞職に追い込まれた人物だった。#fr16_n
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『特捜部Q -キジ殺し-』:だが、その双子殺人事件は、事件直後に犯人が逮捕され、決着していたはず…。だが、調べてみると、逮捕された犯人は、大物弁護士により、5年の刑期を3年で終えて既に出所していた。だが貧困層出身の犯人は、高額な弁護士費用をどうやって工面したのか? #fr16_n
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『特捜部Q -キジ殺し-』:そこに違和感を感じたカールと助手のアラブ人アサドは、捜査を開始。富裕層の子弟が通う寄宿学校を中心に、当時、未解決の暴力事件が頻繁していたことを探り出す。そして事件の鍵を握ると見られる女生徒キアが、事件直後に失踪していた……というお話。#fr16_n
— 義忠@冬コミ落選中「物語工房」 (@yoshitada_n) March 5, 2016
『特捜部Q -キジ殺し-』:金持ちの子弟で、イケメンの美男美女なんだけど、毎週末にマスクで顔を隠して、無差別に殴る蹴るレイプするの暴行沙汰を繰り返していた爽やか青春グループの末路…というお話で、クズはどこまで行ってもクズという事件(-。-;; #fr16_n
— 義忠@冬コミ落選中「物語工房」 (@yoshitada_n) March 5, 2016
『特捜部Q -キジ殺し-』:少年の頃のまま、暴力性を抑制できないまま成長し、権力と財力を手に狡猾さを増して、ヒロイン抹殺に走る犯人たち。この辺で手を緩めることなく、犯人のクズっぷりを徹底する姿勢が好感触(^^) そうであればこそ、一本気な主人公たちの姿も輝く。#fr16_n
— 義忠@冬コミ落選中「物語工房」 (@yoshitada_n) March 5, 2016
『特捜部Q -キジ殺し-』:一方、主人公側、被害者や遺族への深い感情移入と共感力からくる洞察と情熱を武器に、悪へと突進してゆくカール刑事。割とあっさり違法捜査に踏み込んでくとか、社会破綻者ぶりは前作より加速して、ますますやっかいな存在に(^^;; #fr16_n
— 義忠@冬コミ落選中「物語工房」 (@yoshitada_n) March 6, 2016
『特捜部Q -キジ殺し-』:このカールをバックアップして、教養と常識でフォローするのがアラブ人のアサド。でもぎりぎりでカールの情熱を肯定して受け入れる。こっちも前作から、一層「女房度」が高まってるw それを時々ツッコミ入れながらサポートする女性秘書。#fr16_n
— 義忠@冬コミ落選中「物語工房」 (@yoshitada_n) March 6, 2016
『特捜部Q -キジ殺し-』:この辺の「女性向けにチューニングされた男性バディもの」としての完璧なキャラ配置には舌をまく。それにカールが感情移入するのは、被害者や共犯者の「女性であることの苦しみ」なんだよね。そこに寄り添うことで、事件解決の突破口を見つけ出す。#fr16_n
— 義忠@冬コミ落選中「物語工房」 (@yoshitada_n) March 6, 2016
『特捜部Q -キジ殺し-』:原作者は男性らしいんだけど、全体に女性読者…というか、女性性への配慮を強く感じる作りになっていて、これは作家性の問題なのか、デンマークのお国柄故なのか。その辺は他のデンマーク映画をあまり見てないので、何とも断言はできないのだけど。#fr16_n
— 義忠@冬コミ落選中「物語工房」 (@yoshitada_n) March 6, 2016
『特捜部Q -キジ殺し-』:後は、未解決事件捜査がテーマということは、基本、「(被害者の救済が)間に合わない話」にならざる得ないんだけど、それを「現在進行形の事件」に組み直す手際の巧さは見事だよなぁ。これ、今後のシリーズでも毎回やるんでしょ。凄いよね。#fr16_n
— 義忠@冬コミ落選中「物語工房」 (@yoshitada_n) March 6, 2016
『特捜部Q -キジ殺し-』:そんなわけで、前作同様、恐ろしく安定感のあるシリーズ第2作目。この調子でどんどん原作の映画化を進めていただきたい。日本を舞台に翻案して、NHK辺りでドラマ化とかもいいかな(^^) シリーズ前作はDVDも出てますので、これを機に是非。#fr16_n
— 義忠@冬コミ落選中「物語工房」 (@yoshitada_n) March 6, 2016