『ニッポン無責任時代』@地元のシネコン(14/7/13(sun)鑑賞)
クレージーキャッツ 無責任ボックス (初回限定生産) [DVD]
- 出版社/メーカー: 東宝
- 発売日: 2005/09/30
- メディア: DVD
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- アーティスト: クレイジー・キャッツ,植木等,伊藤エミ,谷啓,中尾ミエ,フランキー堺,坂本九,藤田まこと
- 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
- 発売日: 2005/02/23
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土壇場まで来週に廻そうかどうしようか迷ったものの、結局、『ニッポン無責任時代』劇場入りしました。これはビデオとかTVでも観てないので、楽しみ。 pic.twitter.com/LTvGFXE1WZ
— 義忠@冬コミ落選中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2014年7月13日
『ニッポン無責任時代』観終わって、昼食を摂って落ち着いたので、感想を。高度成長期時代の日本映画の代表作の一作で、何かの機会に観ていそうだったけど、案外観ていなかった作品。そういえば、この時代の映画は地上波ではほとんど見かけないしね。
— 義忠@冬コミ落選中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2014年7月13日
『ニッポン無責任時代』:スターである植木等を中心に据えた作品構造。要所要所で陽気な歌がMV的に挿入される構成とか、インド映画にも通ずる楽しさです。特に植木等が出てきたとたん、ぱーっと画面が明るくなる感じなんだよね。これから何かやってくれる、という期待感が画面にあふれるというか。
— 義忠@冬コミ落選中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2014年7月13日
『ニッポン無責任時代』:ただ観ていて思ったんだけど、これ一歩間違えるとビジネス・ノワールものになりかねない話でw だって、得体のしれない男が、ぬるっと会社組織の中に入り込んで、社内外の組織構造や取引関係、人間関係を操作して、去ってゆく。ハッピーエンドだからいいようなものの……。
— 義忠@冬コミ落選中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2014年7月13日
『ニッポン無責任時代』:これさ、ベクトルが違うだけで『渇き。』の加奈子と一緒なんだよね。情報と人間関係を操作して、状況をデザインする。環境操作型の主人公。『渇き。』ではすべてを破壊する方向へ、この作品では皆が幸せになる方向へ。
— 義忠@冬コミ落選中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2014年7月13日
『ニッポン無責任時代』:その構造を支えているのは、当事者の自己の利益や保身への執着のなさで、この映画の主人公も、作中で何度も会社を馘(くび)になっている(で、すぐに出世して舞い戻るw)。本人にエゴがなく、周囲の環境を「在るべき様」に調整しているだけなんだよね。
— 義忠@冬コミ落選中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2014年7月13日
『ニッポン無責任時代』:株買収による乗っ取りに狙われるビール会社の社内外の攻防という非常に情報量の多い作品空間を、テンポ良い演出と植木等のアッパーな魅力で押し切る本作は、今観ても全然古くない、パワー溢れる映画でした。観る機会のある人は、是非、ご覧になられますよう。
— 義忠@冬コミ落選中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2014年7月13日