『エンテベ空港の7日間』@TOHOシネマズ シャンテ(19/10/07(mon)鑑賞)
本日の映画『エンテベ空港の7日間』@TOHOシネマズ シャンテに劇場入りしました。1976年、イスラエル・テルアビブ発エール・フランス機がハイジャックされてウガンダ・エンテベ空港に着陸。イスラエル軍特殊部隊により強襲奪回された史実の映画化だそうですが、さて。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年10月7日
『エンテベ空港の7日間』観終わりました。言い忘れてたけど、監督はブラジル映画『エリート・スクワッド』やリメイク版『ロボコップ』のジョゼ・パジーリャ。なのでジャンジャンばりばりの銃撃戦を期待してしまうけど、史実ベースなのでそんな話にはならず(^^;;、襲撃の瞬間以外は淡々と進む。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年10月7日
『エンテベ空港の7日間』:今回は群像劇なんですが、犯人側でメインに来るのが西ドイツから参加したドイツ人テロリストの男女ふたり。主要メンバーをあらかた逮捕されてしまい、どん詰まってた彼らは、党勢回復の一発逆転を賭け、パレスチナ側からの誘いに乗って作戦に参加。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年10月7日
『エンテベ空港の7日間』:ハイジャック成功まではノリノリだったのだけど、ウガンダ到着以降は作戦を本来仕切っているパレスチナ側に主導権を取られ、いずれ来るだろうイスラエル軍の襲撃をただ待つだけの日々と化す。……そんなんだから、本国でもどん詰まるんだよ、お前ら(-o-:: #fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年10月7日
『エンテベ空港の7日間』:一方、イスラエルでは穏健派のラビン首相がウガンダのアミン大統領を窓口に人質救出の交渉を進めるも難航。一部の人質解放には成功するも、テロリスト側の要求である収監中の政治犯解放を拒否する以上、当然のように行き詰まる。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年10月7日
『エンテベ空港の7日間』:アミン大統領が一国の代表にしては、あまりにも前のめりで犯人側に肩入れしてて(空港に到着した人質を前に演説ぶち上げたりする(爆)、それをバックにしているものだからパレスチナ側も強気。話がまとまる要素がない……。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年10月7日
『エンテベ空港の7日間』:それに対して「どうせ荒事になる」と粛々と襲撃計画「サンダーボルト作戦」の準備を進めさせるペレス国防相。やがて交渉も手詰まりとなり、人質の体力消耗の懸念も募る中、ラビン首相は作戦発動の決断を下す……。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年10月7日
『エンテベ空港の7日間』:まあ、「モサド驚異の諜報力」みたいなエピソードにほとんど言及がないので、よくこの程度の情報量で作戦発動に踏み切ったなという話の作りになってます。土壇場まで閣内は作戦回避派が主流だったそうなので、それなりに事実に即してるのかな。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年10月7日
『エンテベ空港の7日間』:結局、ウガンダの防空能力がザルだったのと、事件後の国際社会がイスラエルに好意的だった(そこにこそ、イスラエルの諜報・外交力が投入されたのだろうけど)ことで、作戦は「成功」ということになっているけど、諸々成立条件がいびつなんであまり参考にならない…。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年10月7日
『エンテベ空港の7日間』:当時のイスラエル内部が必ずしも強硬派だけで固まっていたわけでもなく、ラビン首相は作戦成功を喜びつつもパレスチナ側との対話がまた難しくなる事を憂慮する。目先の勝敗だけでなく、それが変える「流れ」と向き合うのが政治家の役目と象徴するシーンですね。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年10月7日
『エンテベ空港の7日間』:近現代史上、対テロ戦の重要事件なんで、そこを学び直す意味では勉強になる映画でした。一方、エンタメとして熱量上げてくような作りにはなってないので、まあ、そういう映画と割り切って観に行っていただければと(^^;; #fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年10月7日
■監督フィルモグラフィ:ジョゼ・パジーリャ(1967年~)
『ジョン・ウィック パラベラム』@立川シネマシティ/CINEMA TWO(19/10/05(sat)鑑賞)
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本日の映画1本目『ジョン・ウィック パラベラム』@立川シネマシティ/CINEMA TWOに劇場入りしました。キアヌ・リーブズ主演の殺し屋コミュニティもの『ジョン・ウィック』シリーズ第3弾。寝起きで前2作観直して復讐……もとい、復習してきたので大丈夫(^^)。#fr19_n
— 義忠@諸々活動中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年10月5日
『ジョン・ウィック パラベラム』観終わりました。鈴木清順流に言うなら、まさに『ピストル・オペラ』…銃火と白刃が煌めき、銃声と怒号が奏でる旋律にのせて、殺し屋達が舞うように死闘を繰り広げる寓話の世界。社会契約と個人の繋がりを縫うようにサバイバルする。それと犬殺しは殺すべし。#fr19_n
— 義忠@諸々活動中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年10月5日
『ジョン・ウィック パラベラム』:この映画はバレエ映画のようにひたすらCQB(近接格闘戦)を繰り広げるアクション映画を撮りたかったという動機ありきの映画だとして(^^;;、映画としての体を為す過程で組み上げられたストーリーが自ずと内包するテーマがあり、それが3作目で明確になった感じ。#fr19_n
— 義忠@諸々活動中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年10月5日
『ジョン・ウィック パラベラム』:作中の殺し屋世界を統べる主席連合の血の戒律を破った主人公は、自身の古巣のベラルーシ・マフィアを頼ってカサブランカに脱出し、かつて自分が手を貸して血の誓約の貸しが残っている殺し屋ソフィアの手を借りて、主席連合の上部存在に接触を図る。#fr19_n
— 義忠@諸々活動中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年10月5日
『ジョン・ウィック パラベラム』:社会人(殺し屋)として縛られる社会契約によって放たれた自らへの追放と抹殺指令を、システム上部にハックして解除コードを出させようということ。そのために、組織(社会)の繋がりより、個人の繋がりで対抗する。しかし、結局、組織の戒律下に戻るのか…。#fr19_n
— 義忠@諸々活動中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年10月5日
『ジョン・ウィック パラベラム』:寄らば大樹。個人のサバイバルとしては正しい。自分への抹殺指令を撤回してくれるなら、組織へ帰順し、理不尽な契約関係と冷たい暗殺依頼(オーダー)に服する日々に戻ることも……。いや、まて、この物語はそもそも、「そんな話」だったか? #fr19_n
— 義忠@諸々活動中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年10月7日
『ジョン・ウィック パラベラム』:激烈を窮める死闘の涯(はて)に、この闘いは何のための闘いだったのか、そもそも何故始まったのかの根元の動機に回帰する。繰り返し奏でられた『ピストル・オペラ(殺し屋の物語)』から、主旋律が浮かび上がる瞬間だ。#fr19_n
— 義忠@諸々活動中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年10月7日
『ジョン・ウィック パラベラム』:義理と情の相克。……まあ、ありふれたテーマと言えばそうだけど、それ故に強く響く。いずれにせよ、こうして世界の全体像が開示され、テーマも見えてきた。当然、ここで終わるって筋はないですわな(^^;; 勿論、物語は次なるチャプターへと続くのです。#fr19_n
— 義忠@諸々活動中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年10月7日
『ジョン・ウィック パラベラム』:さて、今回はインドネシア映画『ザ・レイド』のアクション・チームが合流し、韓国映画『悪女 AKIJO』にインスパイアされたシーンもあるなど、アジア勢推し。日本刀を操る日系殺し屋も出てくるぞ。でもやっぱりチャンバラのリズム感じゃないのがな(^^;; #fr19_n
— 義忠@諸々活動中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年10月7日
『ジョン・ウィック パラベラム』:あと前作から示唆されていたように、防弾装備の強化が進み、拳銃弾を数発喰らったくらいでは斃せない敵も出てくるきます。ゾンビみたいに撃っても撃っても迫ってくる敵をどう斃す……?など見所いっぱい。勿論、主人公は今回もズタボロになりながら闘うぞ。#fr19_n
— 義忠@諸々活動中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年10月7日
『ジョン・ウィック パラベラム』:人気作品の単なる続編というだけでなく、シリーズものとしての世界観のスケールやテーマも見えてきて、いよいよ脂が乗って来た本作品。続きはまた2年後かな。今から楽しみでワクワクしますね(^^) #fr19_n
— 義忠@諸々活動中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年10月7日
『銀河英雄伝説 Die Neue These 星乱 第一章』@新宿ピカデリー(19/09/28(sat)鑑賞)
『銀河英雄伝説 Die Neue These 星乱』第一章 ロングPV
『銀河英雄伝説 Die Neue These 星乱』第二章 ロングPV
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本日の映画2本目『銀河英雄伝説 Die Neue These 星乱 第一章』@新宿ピカデリーに劇場入りしました。TV版のラスト、アムリッツア会戦から原作2巻の冒頭まででしょうかね。劇場の大スクリーンでの艦隊戦と田中史劇のロマン、堪能させていただきましょう。#fr19_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年9月28日
『銀河英雄伝説 Die Neue These 星乱 第一章』観終わって、仲間内の感想会明け。もうウチらの世代の『忠臣蔵』みたいなものだから、話の筋も出てくる登場人物も、何なら台詞まで観る前から判ってるのに面白い(^^) 「ここをこうくるか」「そこをカットして、そこまでやるか」とかね。#fr19_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年9月28日
『銀河英雄伝説 Die Neue These 星乱 第一章』:イゼルローン要塞に赴任したヤンを第13艦隊と要塞駐留の幕僚たちが迎えるシーンでは、いよいよお馴染みの面子が揃ったと胸が熱くなり、ユリアンがヤンに「提督は僕が守って差し上げます」というシーンに後の展開を想って泣きね。#fr19_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年9月28日
『銀河英雄伝説 Die Neue These 星乱 第一章』:…完全に昭和のオッサンが『忠臣蔵』観てるのと同じですよ(^^;; ようし、判った。こうなったら『サラリーマン銀英伝』『決算!銀英伝』とかやろう。キャゼルヌ少将がヤンに決算書見せて「このままでは戦争できない」とか言うの(本編そのまま)。#fr19_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年9月28日
『銀河英雄伝説 Die Neue These 星乱 第一章』:とまあ、そんな映画ですので、最大のネタバレは今回どこまで進むか、なので、そこは敢えて伏せますが、結構さくさく進みます。アムリッツア会戦ももっと同盟軍がコテンパンに叩きのめされてた印象あるけど、意外とあっさり終わったな。#fr19_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年9月28日
『銀河英雄伝説 Die Neue These 星乱 第一章』:その後の皇帝の死去も、ヤンが本国に帰還して辞令受け取ってイゼルローンに赴任してからなので、ちょっと間が空いてる。これは帝国側もラインハルトも戦時動員令を解除してるっぽいな。じっくり時間と段取り踏んで大貴族との政争やってる。#fr19_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年9月28日
■監督フィルモグラフィ:多田俊介(?年~)
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『ライリー・ノース 復讐の女神』@新宿バルト9(19/10/01(tue)鑑賞)
『ライリー・ノース 復讐の女神』予告編【2019年9月27日(金)公開】
Netflix | ライリー・ノース 復讐の女神
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本日の映画『ライリー・ノース 復讐の女神』@新宿バルト9に劇場入りしました。夫と女を麻薬組織に殺された平凡な主婦が、5年がかりで自らを殺人機械に鍛え上げ、警察やメディアを捲き込んだ壮絶な復讐計画を遂行する……というお話だそうですが、さて。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年10月1日
『ライリー・ノース 復讐の女神』観終わりました。麻薬組織に夫と娘を殺され、警察も司法も信じられなくなった主婦が、5年の歳月を経て復讐の天使として戻ってくる。全身ズタボロに傷つきながら、悪党どもを次々と血祭りに上げてゆく凄惨な復讐行の涯(はて)に待つものは……というお話。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年10月1日
『ライリー・ノース 復讐の女神』:この手のジャンル映画としては古典でもあるチャールズ・ブロンソン主演『狼よさらば』が今年は既にリメイクされているのだけど、21世紀に合わせて正統にアップデートされ、継承されているのは、こっちの方かなあ、という気にさせられる映画。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年10月1日
『ライリー・ノース 復讐の女神』:主人公が女性だから、というだけでなく、司法や警察が機能せず、遺族がその身体性で復讐を果たさねばならない。そのために文字通り身を削り、社会的立場を失って、自らも無法者(アウトロー)と化してしゃにむに標的を追う切実さは、こっちの方が上廻ってる。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年10月1日
『ライリー・ノース 復讐の女神』:同時にこういうジャンル映画の主人公として、今の時代、オッサンよりオバサンの方が説得力がある(あるいは観客の感情移入がし易い)と作り手は考え、多分、それは正しいのだけど、何故そうなるのか、という機序は考えてゆく必要がありそうだけど。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年10月1日
『ライリー・ノース 復讐の女神』:それはさておき、復讐もののジャンル映画としてのお約束を、非常にオーソドックスに、かつ「容赦無く」<ここ重要(^^;;踏まえていて好感触。じゃんじゃんバリバリぶっ放して、悪党どもをバタバタぶっ殺すぞw #fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年10月1日
『ライリー・ノース 復讐の女神』:「裏切り者」の意外性とか、クライマックスで悪党どもに包囲される中、スマホ自撮りで警察とマスコミ呼ぶとか、負傷して逃走中にママ活時代に嫌がらせしてきたママ友ん家押し込んで軽い復讐したりw、ちょいちょい差し込まれる小ネタも楽しい映画でした。#fr19_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年10月1日
■監督フィルモグラフィ:ピエール・モレル(1964年~)
『てんやわんや』@ラピュタ阿佐ヶ谷(19/09/29(sun)鑑賞)
本日の映画『てんやわんや』@ラピュタ阿佐ヶ谷に劇場入りしました。1950年公開。戦後大衆小説のヒットメイカー獅子文六原作、佐野周二&淡島千景主演。四国に左遷された気弱なサラリーマンが、四国独立運動に捲き込まれるお話。……四国独立運動?(^^;; ちなみに淡島千景はこれがデビュー作。#fr19_n pic.twitter.com/nNpou46k4b
— 義忠@諸々活動中「物語工房」 (@yoshitada_n) September 29, 2019
『てんやわんや』観終わりました。病気療養の休職明けに、退職して北海道の実家帰らせてくださいと社長(志村喬)に申し出たら、「この極秘資料を持ってワシの実家の伊代宇和島で潜伏しろ」と上手いこと丸め込まれ(爆、現地着いたら地元の謎習俗だの四国独立を目指す政治運動に振り廻されるお話。#fr19_n
— 義忠@諸々活動中「物語工房」 (@yoshitada_n) September 29, 2019
『てんやわんや』:作中で描かれた習俗が21世紀の今でもあるのかどうかは不明だけど、都会人の理解を軽やかに無視するものばかりで、軽い異世界転生感がある(爆 田舎こえー。とはいえ、そこで出会ったきれいなお姉さんに惚れて、順応しかける主人公w 愛の力こえー(^^;; #fr19_n
— 義忠@諸々活動中「物語工房」 (@yoshitada_n) September 29, 2019
『てんやわんや』:一方、「アタシと結婚して、その極秘文書使って会社乗っ取ろう!」とアグレッシブに迫る社長の秘書だか愛人だか謎のヒロインが淡島千景。社長ともども東京から追っかけてきて、地元の有力者の間で謎の策動をする社長の横で、地元の若者相手にソシアル・ダンスを教えたり。#fr19_n
— 義忠@諸々活動中「物語工房」 (@yoshitada_n) September 29, 2019
『てんやわんや』:四国独立運動というのも、町内会の青年団有志が始めた程度の話で、小学校の体育館を使った旗揚げ演説会(わきで生徒がピンポンしてるw)は、学校横の川で馬が泳いでることで聴衆の意識が全部そっちに持ってかれて流れ(対立組織の妨害工作が疑われるw)るとか、そういう運動(爆 #fr19_n
— 義忠@諸々活動中「物語工房」 (@yoshitada_n) September 29, 2019
『てんやわんや』:1950年代初頭の伊代宇和島の異世界性はともかく(^^;;、裏で何が起きてたのか最後まで謎のまま終わるんですが(多分、社長におちょくられた(爆)、結局、田舎の謎論理だの、圧(お)しの強いキャラたちに振り廻されっぱなしではダメだという教訓を得て、主人公は東京へ帰る、と。#fr19_n
— 義忠@諸々活動中「物語工房」 (@yoshitada_n) September 29, 2019
『てんやわんや』:都会から見た、地方社会のわい雑さや混沌からくるパワーへの憧れをベースにしたコメディではあるけど、『大番』シリーズと続けて観ると、獅子文六の故郷・伊代宇和島が舞台だったり、ヒロインを理想の聖女と身近で俗で親しい女性のふたりに分けたり、共通する要素は多め。#fr19_n
— 義忠@諸々活動中「物語工房」 (@yoshitada_n) September 29, 2019
『てんやわんや』:作家・獅子文六のベーシックな物語構造に近いのかな。大衆作家であるだけに、ここからテーマや時代の空気を受けて変わってゆくのでしょう。この特集上映のシリーズを通じて、そういった部分も見ていきましょう。#fr19_n
— 義忠@諸々活動中「物語工房」 (@yoshitada_n) September 29, 2019
■監督フィルモグラフィ:渋谷実(1907年~1980年)
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『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ザ・ウェスト』@新宿ピカデリー(19/09/29(sun)鑑賞)
※上記のリンクは短縮版。
本日の映画2本目『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ザ・ウェスト』@新宿ピカデリーに劇場入りしました。1968年公開。マカロニ・ウエスタンの巨匠セルジオ・レオーネが荒々しい大西部を丸ごと描く勢いで語る女主人公の暴力叙事詩。米国では受け入れられなかったそうだけど、そりゃな(^^;; #fr19_n
— 義忠@諸々活動中「物語工房」 (@yoshitada_n) September 29, 2019
『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ザ・ウェスト』観終わりました。これは「今でも通用する半世紀前の作品」じゃなくて「半世紀早かった」方だなあ。いや、やってることはマカロニ・ウエスタンのスタイルや美学を忠実に磨き抜いてるだけなんだけど、それで歴史や文学の領域に踏込むという。#fr19_n
— 義忠@諸々活動中「物語工房」 (@yoshitada_n) September 29, 2019
『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ザ・ウェスト』:冒頭、いかにも訳あり男3人が寂れた駅を占拠して、ひたすら無言で何かを待つ。そこから始まって、「事」が起きるまでの「予兆」と、起きてからの「余韻」にたっぷりと尺をかけて緊張を極限まで高めるスタイルを全編徹底しているのね。#fr19_n
— 義忠@諸々活動中「物語工房」 (@yoshitada_n) September 29, 2019
『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ザ・ウェスト』:音響効果もフルに作り込んで、物語上で発生している暴力描写で、音だけで観客に想像だけさせて「絵」がないシーンが結構あるんじゃないかな。その意味でJホラーとも通じる…というかこっちが先だけど。本来低予算映画の手法ですけどね。#fr19_n
— 義忠@諸々活動中「物語工房」 (@yoshitada_n) September 29, 2019
『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ザ・ウェスト』:まあだからと言って、大作映画に使ってはいけない道理はないのだけど、ここまで徹底して駆使してくるのは予想できなかった(^^;; ストーリーを追うだけなら、この辺ばっさりカットできるんだろうけど、それをやったら全然別の映画になる。#fr19_n
— 義忠@諸々活動中「物語工房」 (@yoshitada_n) September 29, 2019
『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ザ・ウェスト』:物語の構造としては、冒頭から既に示唆されているように、西部に鉄道と電信が到達し、産業構造…富の在り様が劇的に変わり、それが西部の無法者たちを誘き寄せ、惨劇が起こる。しかし無法者が無法者でいられる時代も終わろうとしている。#fr19_n
— 義忠@諸々活動中「物語工房」 (@yoshitada_n) September 29, 2019
『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ザ・ウェスト』:そんな時代に、都会(ニューオリンズ)から荒野に住む一家にお嫁入りするために鉄道でやってきたヒロインが、婚家に着いてみれば、一家は幼子に至るまで斬殺されていて、嫁入り後の最初の仕事が家族の埋葬という地獄(-o-;; #fr19_n
— 義忠@諸々活動中「物語工房」 (@yoshitada_n) September 29, 2019
『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ザ・ウェスト』:とは言うものの、別にヒロイン自身が銃を手に戦うわけではないのね(^^;; 可哀想ではあるけど殺された家族とは面識はないし、そもそも大金持ちだと聞かされきた婚家には、小銭もろくにない。二束三文の土地家屋しか残されていない。#fr19_n
— 義忠@諸々活動中「物語工房」 (@yoshitada_n) September 29, 2019
『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ザ・ウェスト』:女一匹で見知らぬ大西部に放り出された身としては、サバイバルを優先せざるを得ない。その意味で、妙に生命の軽い西部の男たちをちょっと距離を於いて眺めてる外部の「他者」の目線代表で、主人公はどちらかというと謎のハモニカ男の方。#fr19_n
— 義忠@諸々活動中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年9月29日
『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ザ・ウェスト』:チャールズ・ブロンソン演じるこの男は、ハーモニカを吹きながら出てくる。のっけからケレンが強い(^^;; この男、何やら誰かへの復讐を目的としているらしいのだが、神出鬼没で余計なことは喋らないので何を考えてるのかよく判らない。#fr19_n
— 義忠@諸々活動中「物語工房」 (@yoshitada_n) September 29, 2019
『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ザ・ウェスト』:この男の持ち歩いてるハーモニカの意味が判るのは、ラストもラスト、これまた地獄のような由来だったというね(爆 人生至る所に地獄あり。その意味で、出てくる男どもの面構えが、どいつもこいつも辛酸を舐め切ったような良い面構えで。#fr19_n
— 義忠@諸々活動中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年9月29日
『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ザ・ウェスト』:ちょっと皮肉な言い方をすれば、スタイリッシュでケレンが効きすぎてるので、公開時のハリウッドでは、この作品の文学性とか歴史性は受け入れられなかったのかもしれない。今だとそういう様式美を前面に押し出す文芸作品も多いのだけど。#fr19_n
— 義忠@諸々活動中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年9月29日
『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ザ・ウェスト』:大西部の広大な空間と歴史の中で、価値観が揺らぐまさにその特異点的な舞台を見出して、「無法者たちの黄昏」を描く高度に知的な着眼点が、ジャンク映画と蔑まれたマカロニ・ウエスタンから出てきたとは、当時こそ受け入れ難かったろう。#fr19_n
— 義忠@諸々活動中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年9月29日
『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ザ・ウェスト』:無法者たちの時代が終わる。それは暴力なき時代が来るのではなく、資本家の論理に無法者たちが組み込まれて使役される時代に移行することで、なればせめて無法者として死ね、と。ハモニカ男はそうやって、宿敵を無法者に引きずり下ろす。#fr19_n
— 義忠@諸々活動中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年9月29日
『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ザ・ウェスト』:最後までマカロニ・ウエスタンの美学とスタイルとケレンを貫き通し、それ故に時代を超越してしまった稀有な作品です。私たちはやっとこの作品を理解できるところまで追いついた。是非、劇場でその事実を噛み締めて欲しい映画です。#fr19_n
— 義忠@諸々活動中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年9月29日
■監督フィルモグラフィ:セルジオ・レオーネ(1929年~1989年)
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『見えない目撃者(2019)』@地元のシネコン(19/09/23(mon)鑑賞)
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Netflix | 見えない目撃者(2019)
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本日の映画1本目『見えない目撃者』@地元のシネコンに劇場入りしました。韓国映画『ブラインド(2011)』、その中国版リメイク『見えない目撃者(2015)』から、監督・脚本を日本側から出して、吉高里帆&高杉真宙主演でリメイクしたブラインド・ミステリー。中国版は観てますが、さて。#fr19_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年9月22日
『見えない目撃者』観終わりました。韓国映画原作で、中国映画にもなってるけど、きっちり2019年の邦画ミステリーに落とし込むことに成功している映画。まあ、真犯人のタガの外れた凶暴さは韓国映画っぽかったので、うまい具合にハイブリッドできてるかと。ちなみラストは西部劇でした(^^) #fr19_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年9月23日
『見えない目撃者』:警察学校を卒業するも、任官前に交通事故を起こし、弟と視力を喪ったヒロイン(吉岡里帆)。それから3年を経て、盲目の生活には慣れたものの、心の傷は癒えずにいた。そんなある日、目の前で交通事故の「音」を聴き、近づいた車輛の中から助けを求める若い女性の声を聴く。#fr19_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年9月23日
『見えない目撃者』:だが、ヒロインの問いに応えず、車の持ち主は乱暴に車を発進して去ってしまう。そのことを警察に通報するも、対応した警察官は目の見えぬ「目撃者」の証言を扱いかね、あまり捜査に乗り気ではない。そこでヒロインは、その場にいたはずの証言者を探すよう提案する。#fr19_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年9月23日
『見えない目撃者』:ヒロインが「聴いた」最初の衝突音の被害者……近くでキックボードをやっていた高校生(高杉真宙)で、後部車輛にいた女性の存在は見ておらず、車の持ち主から小金を握らされて黙っているように言われたという。ヒロインはその高校生と連れ去られた女性を探し始めるが……。#fr19_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年9月23日
『見えない目撃者』:オリジナルの韓国版は観ていないんですが、中国版と比べると、ヒロインだけでなく周囲のキャラもより深く描写して人間性を深堀りしている印象。その分、作品のトーンが重くなってる感じもあるけど、松本清張ミステリーとか、邦画ミステリーの文脈に沿ってるというか(^^;; #fr19_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年9月23日
『見えない目撃者』:その分、ヒロインの描写が(尺として)喰われているためか、中国版ではスマホやデジタル機器で視覚障碍者の生活がエンパワーメントされている描写が減ってます。というか、警察の過去の事件検索が紙資料ひっくり返してたり、デジタル描写が4年前の中国映画に負けてる(爆 #fr19_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年9月23日
『見えない目撃者』:邦画の表現能力というより、生活実態として日本社会のデジタル化が遅れてるからなんだけど(^^;;、まあ、そこも含めて地道な捜査が中心で、ああ、日本の刑事ドラマだなあ、という安心感が。<ダメじゃん。いずれにせよ、各自の動機とかの掘り下げが一段深くなってますね。#fr19_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年9月23日
『見えない目撃者』:2度も映画化されて、更に日本オリジナルで稿を深めたらしく、元々作品内に内在されていたと思しきテーマが全体に深掘りされ、そのテーマに沿って作中の諸要素が連結されている。例えば、被害者の娘たちが皆、家族にも見捨てられてて失踪しても誰にも気にしてもらえない。#fr19_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年9月23日
『見えない目撃者』:そのことが、同じような境遇の目撃者の男の子が捜査に協力する動機となり、さらには彼女たちのその哀しい境遇こそが犯人像を指し示す。勿論、そこから先はネタバレなので触れませんけど(^^;;、中国版ではそこまできれいにネタが連結してなかったかな。#fr19_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年9月23日
『見えない目撃者』:最近の邦画の文脈として重要な要素である若年層の貧困の問題もそこに入るわけで、ちゃんと「2019年の邦画」としてちゃんと整っている。警察描写がしっかりしているのも、配給の東映が刑事ドラマの老舗なのを意識してる面もあるのかな。製作はご存じROBOTですけど(^^;; #fr19_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年9月23日
『見えない目撃者』:いやあ、これは「映画」が判ってる人の仕事ですよ。同時に、凄惨に損壊された被害者たちの遺体が発見されてから、更に言えば、真犯人の正体が割れ、剥き出しの暴力の行使を躊躇わずに暴走を始めてからは、その邦画のスケールから逸脱し始める。#fr19_
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年9月23日
『見えない目撃者』:お馴染みの邦画ミステリーと思って観ていた日本の観客は、ここから先は何がどうなるか読めずにはらはらすると思います。これは破たんというより、原作、もしくは韓国映画の暴力性への日本版製作陣の最大級のリスペクトですよ。#fr19_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年9月23日
『見えない目撃者』:韓国映画を日本でリメイクする。本国でヒットした映画を、その国で受け入れやすくローカライズする、だけでなく、邦画の持ち味や武器を加えて強化(エンパワーメント)して打ち返す。それこそが最大級の原作へのリスペクトだ、という映画の粋(いき)を判っている仕事ですね。#fr19_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年9月23日
『見えない目撃者』:ちなみに、中国版はレギュレーションの関係なのか、暴力描写がちょっと甘めなんですよね。今回、ハードというか猟奇的な描写がそのまんまずばりでどーんと出てくる(爆ので、そういうのが苦手な方はちょっと要注意です。この辺は韓国版に寄せたのか日本版で強化されたのか。#fr19_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年9月23日
『見えない目撃者』:正直、元々、70年代くらいまでは、この辺のスケールのミステリーは邦画のお家芸だったんですが、今ではすっかり韓国映画の独壇場(スペインやベネズエラがすぐ後ろに迫ってきてるけど(^^;;)。独自企画だと、企画が通ったかどうか。通ってもこのスケールの予算が出たかなあ。#fr19_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年9月23日
『見えない目撃者』:それでもこうしてリメイクする以上、きっちり邦画ミステリーの意地を見せて打ち返す。いや、いい仕事を魅せてもらいました。原作の韓国映画もちゃんと観させてもらいますよ。それに邦画ミステリーの韓国リメイク映画もあるので、そっちを追ってみるのもいいでしょうね。#fr19_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年9月23日
『見えない目撃者』:ちなみに、2016年公開の中国版のレビューはこちら。#fr19_nhttps://t.co/IsvPqxEaOs
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年9月23日
『見えない目撃者』:ああ、なるほど。監督の森淳一は、橋本愛主演の『リトル・フォレスト』で韓国映画にリメイクされてるんで、これで韓国映画と相互リメイク関係が成立している初めて(?)の邦画監督ということに(^^;; #fr19_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年9月23日
■監督フィルモグラフィ:森淳一(1967年~)
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