積読日記

新旧東西マイナー/メジャーの区別のない映画レビューと同人小説のブログ

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『週刊アスキー』7/12号

「WAM BESTBUY シャープ ザウルスSL-C3100

SHARP ザウルス SL-C3100

SHARP ザウルス SL-C3100

 ソニーCLIEの看板を下ろし、気がつけば国内のPDA市場からあっという間に誰もいなくなってしまう中、周囲の動向など何処吹く風と、ひとり新型機を発表し続けるシャープ。漢(おとこ)である。
 まぁ、本格PDAも電子手帳も一緒くたに扱われていたPDA冬の時代を、この会社はひとりで生き抜いてきたのだから、この位の逆風はそよ風みたいなものかも知れない。
 とはいえ、バンドルするアプリの数を売りにする今回の新製品はちょっとどうかという気がしないでもない。しかも実践的なDB系やPIM系アプリの充実より、ここでは「TOEIC」や「ゴルフレッスン」のコンテンツを載せたことばかりを取り上げている。
 ご存知の通り、こうした雑誌のこの手の記事は事実上、広告記事だから、シャープの営業による「この製品に関してはこういう売り方をしますよ」という宣言と受け取っていいだろう。
 でもヘビーユーザーなら、まず真っ先にこんなコンテンツはHDから削るし、この手のコンテンツに吊られるようなライトなおじ様層にはLiuxザウルスは歯ごたえありすぎだろう。
 この会社は、ときどきこういうよく判らんマーケティング判断するよなぁ。
 まぁ「目の付け所がシャープ過ぎる」んだから、しょうがないか。[文責:義忠]