『マネーモンスター』@TOHOシネマズ新宿(16/6/13(mon)鑑賞)
本日の映画『マネーモンスター』@TOHOシネマズ新宿に劇場入りしました。TVの金融情報番組をジャックした犯人とキャスターが、金融恐慌の真相を暴く……というお話だそうですが、さて。#fr16_n
— 義忠@冬コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) June 13, 2016
『マネーモンスター』観終わりました。暴落した企業株を推したTVの金融情報バラエティ番組に乱入した犯人に、銃で脅され、爆弾付きのベストを着せられたパーソナリティ(ジョージ・クルーニー)。だが、番組は続く(ショー・マスト・ゴー・オン)……というお話。#fr16_n
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『マネーモンスター』:日常的に騒々しく混乱しながら進むバラエティの生放送に、銃を持った犯人(素人)が乱入して、怒涛の勢いでカオス化する展開が、まったく先が読めなくてナイス!(^_^) そこからスタジオの中と外へと事態は波及し、警察の対応を横目に株価暴落の謎に迫る。#fr16_n
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『マネーモンスター』:暴落した企業は、株の高頻度取引(HFT)で稼ぐ企業で、バグによる株の発注ミスで大損害を出したと発表後、1日で8億ドルが市場から消し飛び、犯人のなけなしの6万ドルもそこに捲き込まれたのだ。何で、こんなことになった、と犯人はスタジオで問う。#fr16_n
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『マネーモンスター』:元々、その日の番組で問題企業の広報幹部との直撃中継を予定していたこともあり、時間稼ぎのつもりでディレクターがいろいろ突っ込んで調べ始めると、CEOは事件後行方不明だわ、原因の説明は「バグ」の一点張りで具体性に欠くわ、怪しさが募る一方。#fr16_n
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『マネーモンスター』:警察が犯人説得に連れてきた嫁さんにボロクソに罵倒されてどん底に落ち込む犯人に、人質の方が同情して慰めに声をかけたりというなごみエピソード(?)を挟みつつ、地球の裏側のクオンツ(プログラマー)から証言を得たりと、ワールドワイドに物語は進行。#fr16_n
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『マネーモンスター』:ラストのCEOとの直接対決のために、犯人と人質で衆人環視の中、ウォール街の大通りを移動するシーンは、作中でも言及されているとおり、「ウォール街占拠(オキュパイド・ウォールストリート)の再現でしょうね。#fr16_n
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『マネーモンスター』:そこに限らず、ハリウッドの想像力が必死に現実に喰い下がろうとしているような印象の映画ではあります。暴走する資本主義と拡大する貧富の格差を前に、ここで「ハリウッドは1%ではなく99%の側に立つ」と宣言しないと、大衆ビジネスとして成立しなくなる。#fr16_n
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『マネーモンスター』:その強い危機感は、台詞やシーンの端々から滲み出ていたような気がする。かと言って、あからさまに媚びてるわけでもないのが、彼らの矜持でもあって、富者の強欲は貧しい大衆の側にも潜んでいる点もちゃんと指摘している。そこら辺のバランスは上手く取れてる。#fr16_n
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『マネーモンスター』:苦い結末の後、固唾を呑んで画面を見つめていた世界中の人々が、手を止め、そして各自の日常に戻ってゆく。でも、その一瞬に、皆がそれぞれに考える時間を持つことが重要なんだと示唆する終わり方でもある。人々にその時間をもたらすことが、映画の使命なんだと。#fr16_n
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『マネーモンスター』:まぁ、CEOの陰謀は、もうちょっと捻ってくれても良かったけど、そこに尺取る余裕もないか(^_^;; そんなわけで、現実と立ち向かうハリウッドの危機感と使命感を強く意識しつつ、肩肘張らずに娯楽映画に仕上げられた映画でした。#fr16_n
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