『ゼロ・ダーク・サーティ』@地元のシネコン(13/2/16(sat)鑑賞)
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で、この後、引き続き、レイトショーで『ゼロ・ダーク・サーティー』を観ます。まぁ、米国の露骨なプロパガンダ映画ですけどね(苦笑 とはいえ、米国の対テロ戦争の一端を描いた作品なのは間違いないないわけで、勉強させてもらいましょう。
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2013年2月16日
『ゼロ・ダーク・サーティー』:昨夜、感想を書きそびれてしまったので、少しだけ。911以来、ビンラディンを追い続けたCIA女性アナリストの視点から見るビンラディン暗殺作戦の「真実」。なんで「」付きかというと、所詮この映画はCIAの広報活動の枠内の作品でしかないからです。
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2013年2月17日
『ゼロ・ダーク・サーティー』:まずあらかじめ断っておきますが、この映画は冒頭からしばらくはCIAによる容疑者尋問&拷問の場面が陰々滅々と続くので、誰かと一緒に観に行く際は相手をよく選ぶように。しまいには世界中から届く無数の尋問映像を分析して情報を拾うという話なのでどうもこうも。
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2013年2月17日
『ゼロ・ダーク・サーティー』:一応、この辺の描写についてCIA自身は「やだなぁ。映画なんだからフィクションに決まってんじゃないスか」とかすっとぼけてますが、少なからず事実を踏まえてるのだろうことは想像に難くない。
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2013年2月17日
『ゼロ・ダーク・サーティー』:というか、世界の諜報機関はこういう拷問動画を仲間内で共有しあってんのか、と思うとうんざりするのだけど、こういう「共犯関係」まで踏み込まないと最前線の対テロ情報を分けてもらえないというのは、頭に入れておく必要がある。
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2013年2月17日
『ゼロ・ダーク・サーティー』:いろいろすっ飛ばして、クライマックスのビンラディン暗殺作戦は、BGMほとんどなしで細かく作戦を再現していて、確かに迫力ありました。ヘリの墜落とか、女性を誤射するとかいろいろうまくいかなかった部分もカットせず表現していて生々しかった。
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2013年2月17日
『ゼロ・ダーク・サーティー』:ただ全体に体温低めです。暗殺成功後も高揚より虚脱や虚無感だけが残るような語り口になっています。CIAもよく許したなと思うけど、現実にビンラディンの死後も何も解決していないことを考えると、こうとしか表現しようがなかったのか。
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2013年2月17日
『ゼロ・ダーク・サーティー』:別な見方をすると、あからさまなプロパガンダ映画企画であるにも関わらず、体制(CIA)とハリウッドの関係性の中で、今のところ制作側の求める「物語としての説得力」が優先される関係にあるのか、と驚いたのも事実です。
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2013年2月17日
『ゼロ・ダーク・サーティー』:本映画で描かれたビンラディン暗殺後、オバマはそれを口実にアフガンからの撤兵を始めようとしているのだけど、それで世界が平和になったかというと、皆様、ご存知の通り。アルカイダは北アフリカ系のニューカマーが台頭し、世代交代が進んだだけだった。
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2013年2月17日
『ゼロ・ダーク・サーティー』:こうして拷問やUAVによる誤爆を繰り返してアラブ住民の恨みつらみを積み重ねて得た「勝利」なのだけど、この後、米国はどこへゆけばいいのか。いつまでこの無間地獄に向き合い続ければいいのか。その途方に暮れた米国の今を凝縮したようなラストシーンだった。
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2013年2月17日
『ゼロ・ダーク・サーティー』:その他、国際政治、対テロ戦マニアには、端々に興味深い情報の詰まった映画でした。CIAって高卒女子に対テロ・アナリストをやらせて、ワンテーマで十数年専従とかやらせるのか、とかw 勉強になるなぁ。
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2013年2月17日
『ゼロ・ダーク・サーティー』:まぁ、本当にCIAに都合の悪い話は描かれてないのだろうけど、その辺を差し引いて国際対テロ戦争の最前線について、またそのろくでもなさについて勉強しにいくには良い映画です。……ま、決してわくわく楽しめる映画ではないですけどね。
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2013年2月17日