『ハリウッドがひれ伏した銀行マン』@ヒューマントラストシネマ渋谷(16/7/22(fri)鑑賞)
本日の映画『ハリウッドがひれ伏した銀行マン』@ヒューマントラストシネマ渋谷に劇場入りしました。ハリウッドでシネマ・ファンドを組んだ欧州の銀行家のドキュメンタリーだそうですが、さて。#fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年7月22日
『ハリウッドがひれ伏した銀行マン』観終わりました。70年代半ばから90年代初頭まで、『スーパーマン』『ターミネーター』『ランボー』『プラトーン』『ダンス・ウィズ・ウルフス』など、実に900本のハリウッド独立系スタジオの映画に資金提供した、オランダの銀行家のお話。#fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年7月22日
『ハリウッドがひれ伏した銀行マン』:「欧州の銀行家が、ハリウッドに出資」と聞くと、お堅い文芸系かと思えば、そんなこともなく、若手監督のB級アクション映画にぽんと金出したり、低予算のニンジャ映画wとか撮ってたイスラエルのキャノン社なんかに肩入れしたり。#fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年7月22日
『ハリウッドがひれ伏した銀行マン』:つまり、我々的に「判ってらっしゃる」人で、80年代に青春時代を過ごしたボンクラな映画少年たちは、決して足を向けて寝られない人です。挙句に、彼が辞めたとたん、ハリウッドの独立系スタジオはいきなり資金繰りに窮して壊滅状態に陥ったと。#fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年7月22日
『ハリウッドがひれ伏した銀行マン』:彼の登場まで、ハリウッドは大スタジオによるガチガチの体制で、スピード感もアイデアも失っていた。そこは邦画も同じだったんだけど、ハリウッドには彼がいて、邦画には彼のように映画界の隅々まで理解した銀行家がついぞ出現しなかった。#fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年7月22日
『ハリウッドがひれ伏した銀行マン』:「ハリウッドとは予算規模が違う」というのは、邦画関係者のよく使う言い訳なんだけど、では「足りない予算をどう調達するか」「使った予算をどう回収するか」を世界規模で成立させるために、どれだけ努力してきたんですか、という話にしないと。#fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年7月22日
『ハリウッドがひれ伏した銀行マン』:まぁ、今ではワーナーとかハリウッド・メジャーが直接乗り込んできて、日本人スタッフに「邦画」を撮らせるとか、フランス辺りの資金で出来た「邦画」とかも出てきたんで、ちょっとは状況が変わってきたようですけど。#fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年7月22日
『ハリウッドがひれ伏した銀行マン』:それはさておき、数多の傑作の誕生を支えた彼も、イタリアのメディア王が市場に乗り込んで、政治力を駆使して市場を荒らし始めるのに絶望し、職を辞す。外部の新参パワーの参入しやすい市場構造では、こういう側面もあるということか。#fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年7月22日
『ハリウッドがひれ伏した銀行マン』:このオランダの銀行家、フランズ・アフマンの築き上げたシネマ・ファンドの仕組みは、彼と彼のスタッフによる映画界への知識と人脈にあまりに依存しすぎていたが故に、彼らが去った瞬間に瓦解した。#fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年7月23日
『ハリウッドがひれ伏した銀行マン』:我が世の春を謳歌していた独立系スタジオは、資金不足の嵐の前にバタバタと潰れてゆく。個人の判断に依存する融資スタイルが今では通用しないことも含めて、フランス・アフマンの引退の是非に関わらず、遅かれ早かれ潮目は変わったのだろうけど…。#fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年7月23日
『ハリウッドがひれ伏した銀行マン』:その後、生き残った銀行マンや映画人の尽力によって、今日のハリウッドの国際的な資金調達ネットワークがあり、そこにチャイナマネーが流れ込んで、さまざまな影響を及ぼしつつある。時代は変わり、登場人物も変わり、状況も変わってゆく。#fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年7月23日
『ハリウッドがひれ伏した銀行マン』:フランス・アズマンは2011年にガンで死ぬ。この映画は、監督である実の娘が、本人や彼と関わりのあった世界中の映画人へのインタビューで構成される。その余命が短いことを聞いた彼らは絶句する。「彼に人生を変えてもらったのに」と。#fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年7月23日
『ハリウッドがひれ伏した銀行マン』:一緒に仕事をした仲間たちから、そう言ってもらえるのは、男子一生の夢ではあるよね。変わりゆく世界の中で、それでもひとつの時代を築いた男の物語。こうした裏方の人々の支えで、ハリウッドの夢が成り立っていることを知る映画でしたね。#fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年7月23日
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