『集団奉行所破り』@池袋新文芸坐(16/9/23(fri)鑑賞)
続いて、本日の映画2本目『集団奉行所破り』@池袋新文芸坐に劇場入りしました。1964年公開。これもまた、凄えパワーワードなタイトルだな(^^;; #fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年9月23日
『集団奉行所破り』観終わりました。大坂下町の長屋に潜む元海賊の悪党ども。奉行所に無実の罪を着せられて殺された商人の恩に報いようと、大坂奉行所に貯め込まれた数千両のワイロを強奪すべく、得意の技を駆使して計画を巡らせるのだが…というお話。流れるような関西弁が小気味良い。#fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年9月23日
『集団奉行所破り』:さんざん知恵を巡らせた挙句、奉行同心はわらわら出てくるわ、嵐はくるわ、牢のカギを開けて罪人はわらわら出てくるわ、最後はわやくちゃな乱闘に雪崩れ込むのは実に東映らしい。『ビーバップハイヒール』とかの不良学生もののラストバトルのノリの先祖と言うかw #fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年9月23日
『集団奉行所破り』:基本的にはユーモア・ピカレスクで、クセの強い悪党どもが悪い権力者相手に大暴れ、という話だし、ラストも金は掴み損なったけど恩人の名誉回復には成功してるし、勝利の高揚感のまますかっと終わってもいいのに、死んだ仲間の位牌のアップでしんみりと終わる、と。#fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年9月23日
『集団奉行所破り』:元々、60年代邦画の「終わり方」は、本編の事件終了後、すぱんと余韻なく終わる作品が多く、現代の映画と比べると淡白に感じるのだけど、この映画の終わり方もちょっと不思議。ユーモア・ピカレスクとしてご陽気に終わってもいいのにね。#fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年9月23日
『集団奉行所破り』:主人公たち悪党どもに、ちょいちょいじめっとした重い過去が垣間見えるのは、むしろ歓迎で、だからこそ今の軽口調の会話やさばさばした関係性が生きてくる。なのだけど、そこにストーリーが引っ張られちゃうのは、今の感覚だと失敗だと思うのだけど。#fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年9月23日
『集団奉行所破り』:まぁ、でも、日本人の娯楽感は、元々、じめっとした人情話嗜好だもんな。ただ、60年代の邦画は、こう言うカラッとしたピカレスクをさまざまな形で試行していて、最終的にたどり着いたのが70年代の『ルパンIII世』だった、という言い方もできるかも知れない。#fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年9月23日
『集団奉行所破り』:現代目線で観た時のラストの異質感も含めて、楽しい映画でした。逆に言うと、物語の座り方の感覚って、必ずしも古今東西一緒ってわけでもないのかもね。そういう気づきにも繋がる映画でした。#fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年9月23日