『ポッピンQ』@立川シネマシティ/CINEMA TWO(16/12/23(fri)鑑賞)
映画「ポッピンQ」卒業ソング『さよなら。ありがとう。』特別映像
劇場アニメ「ポッピンQ」オリジナルサウンドトラックセレクション
- アーティスト: VARIOUS ARTISTS
- 出版社/メーカー: avex pictures
- 発売日: 2016/12/21
- メディア: MP3 ダウンロード
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ポッピンQ~ポッピン・ドロップ~ (小学館ジュニア文庫 と 4-1)
- 作者: 秋津柾水,東堂いづみ
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2016/12/20
- メディア: 単行本
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本日の映画2本目『ポッピンQ』@立川シネマシティ/CINEMA TWOに劇場入りしました。#fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年12月23日
『ポッピンQ』観終わりました。ポスト・プリキュア年代(「世代」ではなく)の女の子向けに、彼女たちの直面する課題や不安を、プリキュア的物語の枠組みで真っ正面から受けて立ったお話。東映が横綱相撲でかましてきたというか(^^;; 東映じゃなきゃ、怖くてできないっつーか。#fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年12月23日
『ポッピンQ』:卒業式を目前にした高知の中学生・小湊伊純(瀬戸麻沙美)。東京で起業する父親の都合で転校が決まったり、部活の陸上で目標のタイムが出せなかったのを部員に当たったのを悔やんでたりと、諸々整理のつかない悩みで頭の中がぐちゃぐちゃになっていた。#fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年12月24日
『ポッピンQ』:それで卒業式の日に、思わず飛び乗った学校とは逆方向の列車。美しい太平洋に面した海岸の駅まで来た伊純は、砂浜で不思議な欠片を拾う。それでも、やっぱり大人しく卒業式に出ることにして改札を抜けたら……そこは異世界の高い柱の上。#fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年12月24日
『ポッピンQ』:「…………」訳もわからず呆然とする伊純の前に、ヌイグルミに似た妖精ポッピン族のポコンが現れ、伊純が拾った不思議な欠片「時のカケラ」の残りを集め、「ダンスで世界を救ってくれ!」と頼まれる。#fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年12月24日
『ポッピンQ』:かくして、魔獣キグルミの脅威にさらされる異世界を救い、元の世界に戻るために、伊純は同じように地球からやってきた残りの4人の女子中学生たちと、心をひとつにしたダンスの完成を目指すが……というお話。#fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年12月24日
『ポッピンQ』:……えーと、『プリキュア』ですね(爆。ヒロインが5人揃って、色分けされたカラフルな衣装を纏って全員勢ぞろいのショットを決めてるんですから、いいわけが効かない……つか、その気もないな。ヨソがやればパロディだけど、何せ本家本元の東映ですしw #fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年12月24日
『ポッピンQ』:ここは本作の本質とも関わってくるんで、慎重に切り分けておきたいのですけど、この映画は「パロディ」ではないです。『プリキュア』を構成する物語手法を使って、『プリキュア』を卒業したくらいの女の子たちが直面する悩みや課題を受け留めるために作られた物語です。#fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年12月24日
『ポッピンQ』:それを東映は、自分たちが十年以上に渡って磨いて築き上げた物語手法として、そして観客たるその年代の女の子たちが親しみを抱いて心を開いてくれる物語類型として、この『プリキュア』的な枠組みの物語を、積極的に使おうとしている。#fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年12月24日
『ポッピンQ』:これはここ最近、東映が試みている取り組みの一環だと捉えるべきでしょう。小学生向けの『デジモン』を思春期の物語として新しい劇場版で組み直したり、小説で『おジャ魔女』の思春期バージョンを出してみたり、自社コンテンツのヤングアダルト化をやろうとしている。#fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年12月24日
『ポッピンQ』:『君の名は。』『心が叫びたがってるんだ』等、ここ最近にヒットしたヤングアダルト向けアニメ劇場版作品群と比べると、「異世界転生してダンス」とかいうコンセプトは子供っぽく感じたんだけど……ああ、実際観てみるとこれはこれでアリですわ。#fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年12月24日
『ポッピンQ』:勿論「ダンスで世界を救え!」とか無茶は無茶なんだけど、元々、転生先の異世界なんてインナースペースの「夢の世界」なわけで、そこで問われるのは現実的な合理性(リアリティ)ではなく、魔術的合理性(マジック・リアリティ)であって、理屈じゃないんだよね。#fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年12月24日
『ポッピンQ』:だいたい整理の付かないぐちゃぐちゃな思春期少女のインナースペースが理屈なんかで割り切れるはずもなく、むしろこのくらい強引に方向づけされた方が判りやすい……と、考えると、異世界転生ネタも全然アリになってくるw #fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年12月24日
『ポッピンQ』:まぁ、実際には『プリキュア』EDで培ってきたCGダンスのリソースをせっかくなんで活かしたい……と言うのが先にありきの企画っぽいのだけど、まぁ、しかしヤングアダルト向け劇場アニメに、こういうアプローチもありなのか、と示して見せたのは評価すべきでしょう。#fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年12月24日
『ポッピンQ』:企画の枠組みの話を抜きにしても、『中学生日記』的な思春期の葛藤を意外とストレートに扱っていたり、トリックスターとしてヒロインを誘惑&攪乱するのが「男の子」(でも恋愛とか性愛の話まではやらない)とか、むしろ現実寄りのドラマだとやりづらかったかも。#fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年12月24日
『ポッピンQ』:後はキャスティングの妙ですよ。毎年『プリキュア』のベテラン新人を絶妙に配置するキャスティングに唸らされてきたけど、今回も座長格の瀬戸麻沙美を始めとして、若手でも実力と場数を踏んで安心して任せられる面子をちゃんと選んで揃えてる。この辺も老舗の凄味よ…。#fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年12月24日
『ポッピンQ』:トリックスターの「男の子」については、今後を睨んでの設定っぽいけど、『デジモン』劇場版みたいな展開も有り得るのかな。ED後の予告編(?)を観ると、厨二っぽい方向に行きそうな予感もあるけど(^^;; それを東映が堂々と王道路線でやるというのも面白そう。#fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年12月24日
■追記:『ポッピンQ』@立川シネマシティ/CINEMA TWO(17/1/14(sat)鑑賞)(2回目)
本日の映画『ポッピンQ』(極音上映)@立川シネマシティ/CINEMA TWOに劇場入りしました。公開初日にここで観てますが、今回はスタッフ&キャスト参加のファンミーティング回。想像どおり男性客中心だけど、ちょっとだけ女性客もいたので、胸を撫で下ろしつつ(^^;; #fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年1月14日
『ポッピンQ』観終わって、友人と感想会を終えて。で、2回目観て、やっぱり脚本の練りが足りてないのがネックになってる気が。ダンスの件にせよ何にせよ、作中で越えるべき「無茶」があるのは物語である以上、当然だけど、結構、力押しで押し切るんで、許せない人は許せなかろうなと。#fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年1月14日
『ポッピンQ』:ただやろうとしていることの方向性は間違ってないし、倫理的に歪んでるわけでもないので、そちらに乗れると、後は作画の可愛さとか動きのダイナミズムに魅了されて、素直に肯定できるようになる。この映画が刺さる人と否定する人の差は、その辺なんじゃないかなぁ。#fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年1月14日
『ポッピンQ』:練りの甘い脚本を役者の情念やら、演出のスピード感で押し切るのは、東映の伝統だと言われればそれまでだけど(^^;; いずれにせよ、苦戦が伝えられながらも、公開3週目でイベント回を即完で埋めるだけのパワーはあるので、粘り腰でまだまだ頑張って欲しいところ。#fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年1月14日