『その壁を砕け』＠神保町シアター(19/03/23(sat)鑑賞)

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その壁を砕け

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本日の映画２本目『その壁を砕け』＠神保町シアターに劇場入りしました。1959年公開。不可解な事件の犯人として逮捕された恋人の冤罪を信じ、奔走するヒロイン(芦川いづみ)というお話。芦川いづみで冤罪裁判ものって、他にも観たな。こういうのも当たり役って言うのかどうか(^^;; #fr19_n
— 義忠@C98月曜南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年3月23日

『その壁を砕け』観終わりました。犯行時刻に強殺事件の現場前を車で通過したから逮捕、とか田舎の警察コエー映画。いや、公判中に捜査ミスの可能性に気づいて、自ら再捜査始めてるだけましなのか。新藤兼人脚本の裁判ミステリーなんだけど、ちょいちょいプロットが強引なんだよな…。#fr19_n
— 義忠@C98月曜南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年3月23日

『その壁を砕け』：３年働いて貯めた結婚資金を携えて、看護婦の花嫁を迎えに新車のワゴンで東京から新潟に向かう修理工の青年。だが途中で立ち寄ったとある村で、強盗殺人の犯人として逮捕されてしまう。ヒロイン(芦川いづみ)は、弁護士(芦田伸介)とともに、婚約者の無実を信じて裁判に臨む。#fr19_n
— 義忠@C98月曜南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年3月23日

『その壁を砕け』：芦川いづみヒロインで冤罪ものというと、1963年に『青春を返せ』という作品があり、あちらにも長門裕之、芦田伸介が出ててキャストの座組は似てるんですが、あちらはひたすら地道にヒロインが足で証拠探しをして、どんどんボロボロになってく話でしたが(^^;; #fr19_n
— 義忠@C98月曜南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年3月23日

『その壁を砕け』：こちらの方は、ヒロインの情熱が、警察関係者や弁護士を動かし、それが事件解決に繋がってゆくのだけど、主体的に再捜査を行うのは、事件の第一報を受けた駐在(長門裕之)で、ヒロインの存在は後景に下がってしまう。それに伴って作品のカラーもミステリー色が強くなる。#fr19_n
— 義忠@C98月曜南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年3月23日

『その壁を砕け』：で、その駐在(後に所轄の刑事に昇進)が、ヒロインのひたむきさに当てられ、自分が冤罪事件を引き起こしてしまったのではと、非番を使ってひとり捜査を始める。この辺の当初ちょっとお調子者な青年警官が、次第に刑事らしい顔つきになってくのは、良かったですね。#fr19_n
— 義忠@C98月曜南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年3月23日

『その壁を砕け』：まあ、そこから先がなー……(^^;; 事件後、数ヶ月も経って、「たまたま真犯人と出喰わす(爆」とか、渡辺美佐子というだけでど頭から怪しい未亡人がワケありそうにウロウロしてるとか、もうちょっと、こう、やりようというものが……w #fr19_n
— 義忠@C98月曜南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年3月23日

『その壁を砕け』：元のシナリオ読んだわけじゃないので、脚本の新藤兼人が悪いのか、監督の中平康が悪いのかは何とも言えませんが……。どっちかというと中平康かなあ。青春映画とか、コメディやアクション映画の名手ではあるけど、硬派なミステリーが得意って印象ないしなあ。#fr19_n
— 義忠@C98月曜南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年3月23日

『その壁を砕け』：その代わり、やはり中平康が撮る芦川いづみは今回も超天使なので、プロット的理屈をすべてすっ飛ばして、出てくる男ども全員が「この娘を助けてあげたい」と思うのもしょうがないという異様な説得力が(爆初登場時は白衣の天使だぞ。な、しょうがないよな。＜何だそれは。#fr19_n
— 義忠@C98月曜南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年3月23日

『その壁を砕け』：正直、社会派冤罪ドラマとしては『青春を返せ』の方がよく出来てると思うけど、芦川いづみの超天使感だけで映画全体としては案外帳尻が合ってるんじゃないか。＜そうか？ …いやあ、映画のバランスの取り方、帳尻の付け方は色々あるのよ。そういう学びを得た映画でした。#fr19_n
— 義忠@C98月曜南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年3月23日