『祈るひと』@神保町シアター(19/04/04(thu)鑑賞)
本日の映画『祈るひと』@神保町シアターに劇場入りしました。1959年公開。愛情の薄い家庭に育ったヒロイン(芦川いづみ)が、家族の秘密を知る……という文芸映画だそうですが、さて。#fr19_n
— 義忠@夏コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年4月4日
『祈るひと』観終わりました。いや、劇場入りしたものの、ツイートし忘れたまま地下の劇場に入ってしまったもので(^^;; で、お話は、周りの知り合いは片っ端から結婚するし、自分も見合いさせられたりするんだけど、結婚生活というと両親の冷めた関係が頭に引っかかって…という女の子のお話。#fr19_n
— 義忠@夏コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年4月4日
『祈るひと』:結婚とか夫婦生活を巡るお話で、自身も見合いしてデートとかもするんだけど、さっぱり恋愛方面には話が進まない(^^;; 基本的に社会人ヒロインのモノローグ中心で、何かあるとつらつらと回想に入り、そこから更に昔を回想したりしつつ、結局のところ家族の問題へと収束する。#fr19_n
— 義忠@夏コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年4月4日
『祈るひと』:それも妙に情の薄かった死んだ父親の問題か思ったら、すべての元凶は母親だった……と母と娘の関係性になってゆくのはまあお約束として、ざっくりまとめると、女性としてのロールモデルを探して、いろんな夫婦関係とか恋愛関係を眺めつつ、思索を深めてゆくお話というか。#fr19_n
— 義忠@夏コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年4月4日
『祈るひと』:まあそういう意味で「女性映画」というカテゴリーでいいと思うし、この時代の女性が抱える問題意識をうまく切り取ってるようにも見えるんだけど……原作/脚本/監督と、主要制作陣、みんな男なんだよねー(^^;; この問題意識って、本当にどこまで当時の女性自身のものだったのか。#fr19_n
— 義忠@夏コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年4月4日
『祈るひと』:勿論、男性が女性の人生を語ってはいけない、ということはないし、作者は男性でも、周囲の女性と真摯に向き合って物語を描いていれば、女性の感情移入を誘うことも可能でしょう。あるいは、異性であるが故に、客観的に問題の本質を抉り出せることもあるでしょう。#fr19_n
— 義忠@夏コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年4月4日
『祈るひと』:ただまあ、テーマが「女性のロールモデル探し」であったとしても、「映画」という事業スキームを組んだら、否応もなく制作サイドは男性中心にならざる得ない時代だったのだ、ということは、ちょっと頭の片隅に押さえておいた方がいいかもしれません。#fr19_n
— 義忠@夏コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年4月4日
『祈るひと』:ただそのおかげで…なのかどうかは知りませんが、ヒロインとして出ずっぱりの芦川いづみが、まあ美しい美しい(^^) ツインテールお下げ髪のセーラー服から、スーツの女子大生に和服姿まで、基本清楚キャラですけど色んなファッションの芦川いづみのお姿を拝めます。ありがたや。#fr19_n
— 義忠@夏コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年4月4日
『祈るひと』:今やるとすると、どうかな。話の核心がどベタ過ぎるので、そこを変えるべきか、あえてそのままでやり切るか。結婚観も仕事観も違ってきてるのを、どう組み込むか。何より、芦川いづみ的な真面目拗らせヒロインを今やるなら……と考えながら観た映画でした。#fr19_n
— 義忠@夏コミ申込み中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年4月4日