『KESARI/ケサリ 21人の勇者たち』@新宿ピカデリー(19/08/18(sun)鑑賞)
本日の映画『KESARI/ケサリ 21人の勇者たち』@新宿ピカデリーに劇場入りしました。1897年、イギリス領のインド北部(現在のパキスタンとアフガニスタン国境付近)のサラガリ砦で、僅か21人で1万の敵の攻勢を凌ぎ切ったシーク教徒部隊の奮闘を描く、インド映画版『300』?(^^;; #fr19_n
— 義忠@諸々活動中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年8月18日
『KESARI/ケサリ 21人の勇者たち』観終わりました。英国植民地時代の攻城戦のお話。まあ、砦の規模に対して全然兵力足りてないのと、敵も数だけいる素人衆なんで、これを「攻城戦」と呼ぶと中国人が助走つけて殴りに来るレベルで、まあその、結局シーク教徒の心意気を示す映画つーか(^^;; #fr19_n
— 義忠@諸々活動中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年8月18日
『KESARI/ケサリ 21人の勇者たち』:舞台となった土地は元々、アフガニスタンから地元のシーク教徒国家が奪った土地で、英国植民地治世下では英軍が防衛の責任を負っている。もっとも英軍は将校のみ出して、兵と下士官は地元のシーク教徒部隊で軍は構成されています。#fr19_n
— 義忠@諸々活動中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年8月18日
『KESARI/ケサリ 21人の勇者たち』:敵は地元のイスラム系パシュトゥーン人部族で、何かあると結集して武装蜂起する。ただ装備は単発式のライフルと火薬ぐらいで、砲兵戦力や自動火器はなし。狙撃兵は揃ってるものの、投石機等の攻城兵器もないので、砦の攻略とかは本来向いてないですね。#fr19_n
— 義忠@諸々活動中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年8月18日
『KESARI/ケサリ 21人の勇者たち』:英軍側は拠点間を鏡を使った反射光通信で繋いでいて、警戒線を形成しています。主人公たちが入るのは、本来その中継機能を担うだけの砦なんだけど、それにしては規模が大きいので、有事に兵隊が入って出撃拠点にする予定だったんでしょう。#fr19_n
— 義忠@諸々活動中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年8月18日
『KESARI/ケサリ 21人の勇者たち』:ただ平時は駐留する兵力が少ないので、そこを狙われた感じ。この砦を落として連絡線を断ち、本命の拠点を孤立させて陥とす……はずだった、と。実際、事が起こってから、現地英軍は増援を送り込めていない。連絡路を敵に封鎖されてそれを突破できてない。#fr19_n
— 義忠@諸々活動中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年8月18日
『KESARI/ケサリ 21人の勇者たち』:英軍は前線にあまり兵力置いてないんだな。そんなわけで、司令部からは「交戦を避けて、増援が来るまで持久せよ」と言ってくるんだけど……主人公は「シーク教徒の名誉のため」とか言って勝手に玉砕戦を始めてしまうわけです(爆 えー。#fr19_n
— 義忠@諸々活動中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年8月18日
『KESARI/ケサリ 21人の勇者たち』:実際の歴史上の当事者たちがどう思ってたかはともかく、この映画の肝と言うか、一番きな臭い点はここで(^^;、土壇場ギリギリで主人公たちは「英軍の兵士」ではなく「シーク教徒の戦士」であることを選ぶ。主人公は最後の戦いで英軍の階級章を破り捨てる。#fr19_n
— 義忠@諸々活動中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年8月18日
『KESARI/ケサリ 21人の勇者たち』:俺たちは英国人のために死ぬわけじゃないぞ、と。あくまで「シーク教徒=インド人」として、侵略者(向こうには向こうの言い分があるにせよ)と戦って死んだ死者を顕彰する映画です。こういう映画は色んな国で撮られてますけど、それぞれお国柄がでますね。#fr19_n
— 義忠@諸々活動中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年8月18日
『KESARI/ケサリ 21人の勇者たち』:韓国映画だと内部に裏切り者が必ずいるし、ロシア映画なら如何に無惨に全滅したかを念入りに描写する。ハリウッドだと愛国心一辺倒ではなく個人の動機の掘り下げをやるかな。邦画は、こういう無邪気な愛国心の顕彰はやりたがらないでしょう。今の所は。#fr19_n
— 義忠@諸々活動中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年8月18日
『KESARI/ケサリ 21人の勇者たち』:このインド映画は、主人公側の熱量は非常にあるけど、敵を明確に悪として描いて(メイクも悪役メイク(^^;)、でも冒頭テロップで「特定勢力を揶揄するつもりはない」とか言い訳する。今のインドは愛国心に対して、こういう自意識にあると知れる映画でした。#fr19_n
— 義忠@諸々活動中「物語工房」 (@yoshitada_n) 2019年8月18日