『ファーストラヴ』@地元のシネコン(21/02/11(thu)鑑賞)
映画『ファーストラヴ』予告編【2021年2月11日(木祝)公開】
Netflix | ファーストラヴ
https://www.netflix.com/title/81566046
本日の映画3本目『ファーストラヴ』@地元のシネコンに劇場入りしました。北川景子&中村倫也&芳根京子主演で、堤幸彦監督、島本理生主演。父親殺しの女子大生の動機を巡るサスペンス。『初恋』でヤクザ・バイオレンス映画もあったし、なかなかタイトル通りに甘くはいかないですな(^^;; #fr21_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年2月11日
『ファーストラヴ』観終わって、帰宅しました。父娘関係に性的まなざしが入り込むことで、娘の人生が傷つき歪んでゆく。一方でヒロインの旦那さんと義弟がパーフェクトな男性像として描かれているので、ミソジニー化を回避しているのだけど、安全装置つきでテーマもてあそんでるともいうか。#fr21_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年2月11日
『ファーストラヴ』:非常に現代的で、切実な課題に挑戦しているし、そこは評価すべきなんだけど、良くも悪くも在るべき場所に物語が収まってゆく安定感をどう捉えるべきか。邦画らしい安心感か、予定調和の喰い足らなさか。個人的には、もっと奈落の底が開くような話が好みなのよね。#fr21_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年2月11日
『ファーストラヴ』:まあなあ、あくまで女性が父親への愛と嫌悪に傷つき苦しむテーマを、無限の包容力を持つ窪塚洋介の旦那とイケメン義弟の中村倫也に癒されながら対峙するセラピーというコンセプトであって、奈落の底をこわごわと覗き込むスリラーではないということなのかしら。#fr21_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年2月11日
『ファーストラヴ』:父親から娘への性的まなざしに、母親が関与を拒否(無視)することで構造を補強する地獄感とか、非常に鋭いところを衝いていて、それだけに特に女性の観客にはきつかろうと思う。だからこそ苦痛緩和の安全装置なのだろうけど、韓国映画ならそんなものは外してたろうな、と。#fr21_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年2月11日
『ファーストラヴ』:男性性の邪悪な側面と善性を切り分けて、前者を糾弾しつつ、後者を肯定することで、男性観客を後者の安全地帯に逃げ込むことを許すことにも繋がっていて、はてそれで良かったのか。もっと当事者性を突きつけて考えさせるべきなんじゃないかなあ。#fr21_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年2月11日
『ファーストラヴ』:まあ、観賞後に観客に考えさせる、という意味では、この映画はちゃんと役割を果たしていて、それが邦画だとこういうパッケージになるということなのでしょう。この口当たりの良さの是非は措くとして、意欲作なのは認めるべきでしょうね。#fr21_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年2月11日