『パニック・イン・ミュージアム モスクワ劇場占拠テロ事件』@ヒューマントラストシネマ渋谷(21/03/27(sat)鑑賞)
本日の映画4本目『パニック・イン・ミュージアム モスクワ劇場占拠テロ事件』@ヒューマントラストシネマ渋谷に劇場入りしました。2002年にロシアで発生したテロリストによる劇場占拠事件の実録映画。まあ、プロパガンダ映画なんですが、それはそれで判って観る分には学ぶものもありますし。#fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年3月27日
『パニック・イン・ミュージアム モスクワ劇場占拠テロ事件』観終わりました。実話ベースとはいえ、歴史の老女教師とテロリストの対話はともかく、休暇中の警察特殊部隊のオッサンが『ダイハード』よろしく、単身潜入して大活躍はウソだろーという(^^;; それ以外の警察部隊役立たずだし。#fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年3月27日
『パニック・イン・ミュージアム モスクワ劇場占拠テロ事件』:どうせプロパガンダだろう、たかを括ってたものの、「誰に向けて」「どんな主張を」のポイントはあるわけで、そこに注目して観ていました。勿論、「テロは悪いこと」というのは、どんな社会でも共通の結論ではあるのですが。#fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年3月27日
『パニック・イン・ミュージアム モスクワ劇場占拠テロ事件』:そういう視点で観てると、序盤からチェチェン人やイスラム系の市民へのロシア人の偏見や警戒心を、批判的に描写するんですね。更に本作の大きな特徴として、先の歴史教師とテロリストとの対話に結構な尺を割いている。#fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年3月27日
『パニック・イン・ミュージアム モスクワ劇場占拠テロ事件』:まあ概ね教師側の正論が優勢に進むんですが、それでも犯人のチェチェン人側の恨み辛みや闘争のロジックを結構丁寧に引き出して喋らせます。この辺、ハリウッド映画でもあまりちゃんとやってる作品は少ないので目を惹きます。#fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年3月27日
『パニック・イン・ミュージアム モスクワ劇場占拠テロ事件』:他にもチェチェン共和国側からテロを否定して投降を促す声明をTVで流したり、どうもチェチェン人全般とテロリストを切り離して扱おうとしている節があります。じゃあ、この話、どういう結論に持ってこうとしているかというと…。#fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年3月27日
『パニック・イン・ミュージアム モスクワ劇場占拠テロ事件』:作中、テロの実行犯は2チームいて、劇場の封鎖チームとフロアで直接人質と対峙するチームに分かれています。その封鎖チームのリーダーの挙動が怪しいと思ったら、英語で外部と電話してる(爆 西側の陰謀落ちか〜!(^^;; #fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年3月27日
『パニック・イン・ミュージアム モスクワ劇場占拠テロ事件』:まあ要するにロシア人とチェチェン人は本当は話せば判りあえるはずなのに、外部の策謀により対立を強いられてるんだ、と。……いや、現実のチェチェン人がロシア人からそれ言われて納得するか、知らんけどもな。#fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年3月27日
『パニック・イン・ミュージアム モスクワ劇場占拠テロ事件』:そう思って見てると歴史教師の説得の理屈もちょいちょい釈然としなくて、スターリンのチェチェン弾圧をルーズベルトの日系人強制収容をダシに正当化するに至っては、日本人として納得はできねえぞと(爆 #fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年3月27日
『パニック・イン・ミュージアム モスクワ劇場占拠テロ事件』:結局、テロリスト側もアフガンではソ連軍として従軍してたり、幹部は警察側と顔馴染みだったり、昔の教え子が犯人に混じってたり、せいぜい「遠い親戚」くらいの距離感なんですよね。あくまでロシア側からは、ですが。#fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年3月27日
『パニック・イン・ミュージアム モスクワ劇場占拠テロ事件』:だからまあ、プロパガンダ映画としては、こういう落とし所になると。でも警察側が無能で役立たずな表現はいいのか。まあ、ほとんど何もやってないので、大きな失敗もしてないけど(^^;; #fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年3月27日
『パニック・イン・ミュージアム モスクワ劇場占拠テロ事件』:この辺、インド映画でパキスタン系テロリストを扱う手つきと似てるかな。相手側のロジックを判ってあげようとはするんだけど、あくまで自分たちのロジックの枠内で、自分たちの実存が脅かされる領域には踏み込まないっていう。#fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年3月27日
『パニック・イン・ミュージアム モスクワ劇場占拠テロ事件』:他人事のように書いてますけど、邦画なんかテロを扱っても、自分たちの社会の実存を問うテーマだなんて欠片も思ってませんからね。テロ仕掛けられるくらい、本気で恨まれる状況をイメージできないのかもしれないけど。#fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年3月27日
『パニック・イン・ミュージアム モスクワ劇場占拠テロ事件』:モスクワ警察特殊部隊の人質奪還作戦の戦術展開とか期待して観ると肩透かし喰らうけど、ロシア人のチェチェン観の一端を垣間見ることのできる映画でした。まあ知識人層はまた違うのかもしれないけどねえ。#fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年3月27日