『レスキュー』@新宿ピカデリー(21/06/01(tue)鑑賞)
本日の映画4本目『レスキュー』@新宿ピカデリーに劇場入りしました。ダンテ・ラム監督の中国版『海猿』……海難救助隊のレスキュー・アクション大作だそうですが、さて。#fr21_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年6月1日
『レスキュー』観終わりました。中国全土でたった300人しかいない、トップ・オブ・トップの海難救助隊のお話。この300人の技量と生命を維持するために、中国政府が唖然とする額の予算かけて先進装備と訓練施設を整備しているというプロパガンダでもあるが、過酷すぎて定着率低いという(^^;; #fr21_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年6月1日
『レスキュー』:例によってダンテ・ラム監督のお仕事映画だけに、災害救出の現場描写がハードすぎて、海難救助隊の隊員募集の役に立つのかよく判らないのだけど(^^;;、邦画ならクライマックス級の高難度救難シーンが続き、次々と隊員が殉職したりメンタル折られて転属してゆく、というね(汗 #fr21_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年6月1日
『レスキュー』:このレベルの職場になると、知識や経験でトップクラスなのは当たり前。ただ現場で極限ぎりぎりの判断ができないと自身やチーム、要救助者の生命に関わるんで、ベテランでも「これは保たない」と思ったら、さっと身を引いて、周囲も引き止めない。アスリートの世界に近いのか。#fr21_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年6月1日
『レスキュー』:そこは欠員をすぐに埋められる隊員候補層の厚みありきの話で、そのための大規模高度訓練施設なんだろうけど。いずれにせよ、中国の最先端救難チームの装備や戦術(タクティクス)が惜しげもなく披露されるので、その筋の解説付きで観たいですね。DVD出る時は副音声で欲しい。#fr21_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年6月1日
『レスキュー』:描写的には、ダンテ・ラム監督の得意技だけど、センサーやディスプレイ情報を差し込んで、観客に一瞬で状況把握させる演出に磨きがかかっていて、そこへ次々と最先端装備を投入して、ろくな説明もなく使用描写だけで機能を観客に理解させる。それ自体、リズミカルでさえある。#fr21_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年6月1日
『レスキュー』:ストーリーとしては、シングル・ファーザーの隊長さんと、新任の美人ヘリ・パイロットの仲を可愛い息子が取り持ちつつ、過酷な訓練と災害出動の日々という、王道というか凡庸なほどストレートなのだけど、その他の画面情報密度が高いんで本筋はこんなもんでいいんですね。#fr21_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年6月2日
『レスキュー』:その分、災害出動シーンは情報密度が高く、冒頭の爆発炎上する洋上採掘プラットフォームから始まって、構造材が軋み、爆風に乗って破片をばら撒きながら崩落する中を、先進装備やその場にあるものをフル活用しつつ、現場のとっさの機転で切り抜けるの繰り返し。#fr21_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年6月2日
『レスキュー』:ここで複雑なミステリー・プロットなどやっても、観客の頭がついていきませんよ(^^;; まあ、要救助者を救うため、文字通り地獄の一丁目に単身飛び込んでゆく「現代の英雄」として称揚しようという映画なので、これはこれでいいのです。#fr21_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年6月2日
『レスキュー』:後はまあ、この映画、製作費が150億円だそうですけど、こういう作中時間の1分1秒ごとに札束で埋め尽くすような映画を、金額に見合った「大作」としての密度と緊張感で作るのは意外と難しく、邦画はほぼその能力を喪失しています。#fr21_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年6月2日
『レスキュー』:邦画だとよぼどの「大作」でも金のかかったシーンがひとつふたつあって、そこを山場に、間をドラマで埋める作りにならざる得ない。映画としてはそれが一概に悪いわけではないですが、ハリウッドや今の中国映画の本気の「大作」と比べると、格の違いを思い知らされざるえない。#fr21_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年6月2日
『レスキュー』:邦画でそれをコンスタントにやれているのは、ここ数年の『劇場版 名探偵コナン』のチームくらいですかね。こればっかりは、潤沢な製作費に慣れていないと、「正しい金の遣い方」も学習できないので致し方ない面もありますが。邦画は真逆の方向に進化してきたからなあ。#fr21_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年6月2日
『レスキュー』:それでも、中国版『海猿』でこんなのやられちゃうと、邦画も最新装備でアップデートしたバージョンで迎え討って欲しいですよね。あるいは、日中韓の隣接水域で、3カ国の海猿たちが国際協力するお話とかね。考えただけでも、ワクワクします。#fr21_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年6月2日
『レスキュー』:いずれにせよ、ハリウッド超大作の公開が軒並み延期になる中、大スクリーンで大ぶっ壊し大会と手に汗握るスリリングな救出劇を堪能できる貴重な映画ですので、中国・香港映画好き以外の方にも是非。#fr21_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年6月2日
■監督フィルモグラフィ:ダンテ・ラム(1965年~)
Netflix | ビースト・ストーカー 証人
https://www.netflix.com/title/70117354
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