『青空エール』@地元のシネコン(16/8/22(mon)鑑賞)
青空エール リマスター版 1 (マーガレットコミックスDIGITAL)
- 作者: 河原和音
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2012/06/15
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログを見る
本日の映画『青空エール』@地元のシネコンに劇場入りしました。原作は未読なんですが、高校野球をストレートにテーマにした少女マンガとして気になってた作品です。ヒロインは吹奏楽部なのかな? その辺も昨日観た『響け!ユーフォニアム』との繋がりってことで(^_^) #fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年8月22日
『青空エール』観終わって、帰宅しました。青空を見上げて、届けエール。高校球児ものというより、ヒロイン目線なので吹奏楽部ものですね。それにしては、あのEDはちょっと……。まぁ、その点を除けば、眩しいくらい真っ直ぐな、善男善女しか出てこない青春部活ものでした。#fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年8月22日
『青空エール』:野球と吹奏楽の強豪で知られる高校に入学した内気な少女の小野つばさ(土屋太鳳)と、野球部の山田大介(竹内涼真)は、幼い頃に同じ試合を見て進学を決めたことを知って仲良くなり、互いに新入部員として励ましあいながら、それぞれの部活の目標を目指す。#fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年8月23日
『青空エール』:まったくの素人からトランペット奏者を目指すつばさと、1年生ながらレギュラー入りして甲子園を目指す大介。甲子園でブラスの応援をする…その約束を交わし、厳しい練習や、挫折や敗北を経ながら、ふたりはそれぞれ成長し、やがて3年の夏を迎えるが……というお話。#fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年8月23日
『青空エール』:原作未読なので、映画でどのくらい変えてるのか判らないけど、おそらく骨格の部分は原作通りなんじゃないかと思います。その場合の「骨」が何かというと、まず恋愛感で、性欲とか独占欲ではなく、相手の人間性への深い「敬意(リスペクト)」としての恋愛が描かれる。#fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年8月23日
『青空エール』:だから「愛」を描くのに「エール(応援)」の交換という形になるわけです。そこが根幹になっているので、互いに真剣に部活に打ち込めば打ち込むほど、「愛」が深まる、という構造で……。これはうまいところに目をつけたなぁ。#fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年8月23日
『青空エール』:そういう構造のお話なんで、関係が深まれば深まるほど、話が「健全」になるという(^_^) その上で、(ヒロイン目線の)部活ものとして、眩しいくらいに健やかに物語が進んでゆく。まぁ、綺麗事すぎるかもしれないけど、たまにはそういう映画があってもいいですよ。#fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年8月23日
『青空エール』:もうひとつ、これも原作からなんだろうけど、「悲劇」を非常に正統派な描き方をするのね。いや、「悲劇」といっても人死になんか出ませんけどね。彼ら彼女たちはアスリートなので、怪我と(試合や大会での)敗北が作中最大の「悲劇」になります。#fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年8月23日
『青空エール』:それを描くのに、まず先輩の(目の前の試合に出れないくらいの)怪我の話をやって、やがて本番の「悲劇」として、当事者の問題として再起不能を疑わせるくらいの重い怪我の話に繋がってゆく。観客(読者)に心構えを抱かせる「予兆」を重視する設計になってるんですね。#fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年8月23日
『青空エール』:同時に本番の「悲劇」を乗り越えるための希望のヒントも、後で振り返ると最初の先輩の「悲劇」で既に明示されてもいる。これもまた、うまい。「繰り返すことで強度を増す」のは、神話の時代から物語の基本ですしね。#fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年8月23日
『青空エール』:こういう正統派な手順を、あきれるくらい丁寧に積み重ねてる映画です。そういう意味でも、とても「健やか」です。この作品の根幹的なテーマによほど自信があって、真っ正直にやれば「勝てる」という手応えがあったのか。(興行的にどうなるかは知らないけど) #fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年8月23日
『青空エール』:いや、本当、いつドロドロの三角関係が始まってもおかしくないキャラ配置してるくせに、主人公カップルが一切よそ見しないんで、不発で終わらす…つか、これ、観客が勝手に「予感」してイメージ膨らまさせるためのトラップだよなぁ(爆 #fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年8月23日
『青空エール』:他にも先輩世代の部活への深い思い入れとかドラマをさらっと会話で垣間見せるけど、回想シーンまでやらない…とか、こういう仕込みがちょこちょこあるんで、意外に情報量多いです。#fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年8月23日
『青空エール』:これだけは引っかからざる得ないのが、エンディングだよねぇ。大人の事情で主題歌流さないとまずいのはわかるけど、吹奏楽部の大会での演奏をぶっちぎって主題歌流して済ますというのは、ちょっと。それも野球ネタだからって、GReeeeNの『キセキ』のカバーて。#fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年8月23日
『青空エール』:そこは自信持って、ブラスバンド曲流せと。そこだけ釈然としませんでしたが、とても健やかな青春部活ものとして、なかなかよろしい出来だったのではないでしょうか。吹奏楽部の演奏とか、TV視聴で済ますにはもったいないので、是非劇場で。#fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年8月23日