『座頭市喧嘩太鼓』@東京国立近代美術館フィルムセンター(16/2/19(fri)鑑賞)
『座頭市あばれ火祭り』@東京国立近代美術館フィルムセンター(16/2/11(thu)鑑賞) - 積読日記
本日の映画『座頭市喧嘩太鼓』@東京国立近代美術館フィルムセンターに劇場入りしました。1968年公開。シリーズ第19作目だそうです。#fr16_n
— 義忠@夏コミ申込中「物語工房」 (@yoshitada_n) February 19, 2016
『座頭市喧嘩太鼓』観終わりました。ヒロインに三田佳子、お約束の浪人者に東宝より佐藤充が参戦。シリーズ第19作目にして、これまで観てきた中で、一番バランスが良かったかな。シリーズとして基本の枠組みを守りつつ、適度に複雑性を増して旨味に満ちている。ウマウマ( ^ω^ )#fr16_n
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『座頭市喧嘩太鼓』:草鞋を脱いだヤクザに頼まれ、意に添わずに斬った男の
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姉おそで(三田佳子)。役人へ献上するために彼女の身を狙うヤクザから護り、市は諏訪の縁者の下へと送り届けることに。それを追うヤクザに、市に興味を持った凄腕の浪人者も絡んでくる……というお話。#fr16_n
『座頭市喧嘩太鼓』:とりあえず、映画版の『座頭市』は基本要素として、盲目の博徒剣士・市がヤクザに追われつつヒロインと絡み、また利害より市との手合わせを求める凄腕の浪人者と交流しつつ、最後は対決して斃す(途中でヤクザは殲滅するw)という要素でできている。#fr16_n
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『座頭市喧嘩太鼓』:そこまで一緒なら、だいたい話も似通ってきそうなものだし、事実似てるんだけど、それでもネタの出し入れの緩急や、お約束も適度に守ったり裏切ったりで、そんなこんなで第19作目。よくもこんなに繰り返して、それでこれだけ面白いんだもんなぁ。#fr16_n
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『座頭市喧嘩太鼓』:それで面白いのが、シリーズの中でやってみて「ウケる」と手応え感じたら、基本要素として追加して、後の作品でも続けるのね。例えば、本作では市のサイドキック(サポート役)として、藤岡琢也が一時旅をともにする。#fr16_n
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『座頭市喧嘩太鼓』:これはシリーズ12作目の『座頭市地獄旅』にはなくて、21作目の『座頭市あばれ火祭り』ではピーターがその役をやってる。市が立ち寄る店で、庶民の夫婦が夫婦漫才を始めるのもそう。それぞれ、どこから始めたのか知らないけど、ウケるネタは繰り返すのねw #fr16_n
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『座頭市喧嘩太鼓』:例えるなら、そう、カレーしかメニューがないレストランで、たまに福神漬けをつけてみたら客のウケが良かったので、それもメニューに加えることにした……みたいな?<例えになってるのか? #fr16_n
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『座頭市喧嘩太鼓』:正直言うと、『座頭市地獄旅』辺りの不思議に緩やかなノリも嫌いではないので、『座頭市』で緩急の引き締まったまともな娯楽性を追求されると、違和感があるのだけど(^^;;、まぁ、面白いのは映画として悪いことではない。#fr16_n
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『座頭市地獄旅』:この後の『座頭市あばれ火祭り』だと、娯楽性優先なせいか、プロットのほつれが目立ち、『座頭市』としては、はっちゃけ過ぎな印象がするのね。まぁ、こっちは勝プロ制作だし、結局、こうした方向性を受け留めきれる器として『子連れ狼』などが始まるわけだけど。#fr16_n
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『座頭市喧嘩太鼓』:そんなわけで、単独のエピソードとして面白かっただけでなく、長期シリーズ作品がどうやって成熟していくのか、などについての示唆にも富んだ、非常に興味深い映画でした。観れてない他のエピソードも、どこかで追いかけなくちゃなぁ……。#fr16_n
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