『死の十字路』@神保町シアター(16/3/2(wed)鑑賞)
本日の映画『死の十字路』@神保町シアターに劇場入りしました。1956年公開。江戸川乱歩原作。三國連太郎主演で、過失で殺人を犯してしまった会社社長と、その罪に迫る探偵のお話だそうで。#fr16_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年3月2日
『死の十字路』観終わりました。死体がどんどん増えていく…というお話w ラジオ女優(声優)役の芦川いずみとか、いろいろ見るべきポイントは多いのだけど、何と言っても主役の会社社長の三國連太郎! 50絡みの恰幅の良い紳士を貫禄たっぷりに演じているが、実年齢33歳だからね!#fr16_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年3月2日
『死の十字路』:新興宗教に嵌まった妻を避けて、愛人である秘書宅に入り浸る会社社長(三國連太郎)。そこへ押しかけてきた妻と揉み合いになり、誤って殺害してしまう。やむなくダムで水没する廃村の古井戸に死体を捨てることにし、車のトランクに押し込んで出発する。#fr16_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年3月2日
『死の十字路』:ところが、道中の十字路でトラックと接触事故を起こし、事故処理をしている間に、知らぬ間に後部シートに乗り込んだ酔っ払いが死んでいた。いきなり増えた死体に混乱する社長だったが、結局、妻の死体と一緒に古井戸の中へ。#fr16_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年3月2日
『死の十字路』:それから数ヶ月後、死体を遺棄した古井戸は、無事ダム湖の下に沈み、妻の死も死体が発見されないまま、事後の工作によって発見された遺留品によって自殺と断定。亡き妻の遺産相続にも手をつけたその矢先、あの酔っ払いの行方を追う探偵が、彼らの前に現れた…。#fr16_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年3月2日
『死の十字路』:そんなわけで『刑事コロンボ』式の犯人主観中心で語られるミステリーで、その完全犯罪が探偵によりいかに崩されるかがテーマ。江戸川乱歩原作だけに、ミステリーでありつつ、ホラー要素もあり。松葉杖をついてる娼婦とか、よく判んない所でフェチな趣味も垣間見えるw #fr16_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年3月2日
『死の十字路』:まぁ、何と言っても、社長役の三國連太郎の大活躍で、青ざめたり、ホッとしたり、無様にジタバタしたりと死体に振りまわされる中年男の受難を見事に演じてのけてる。…実年齢33歳なのに(^^;; この人、この後もずーっと、こういうオッサン役してる印象がw #fr16_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年3月2日
『死の十字路』:で、酔っ払いの妹(芦川いずみ)の依頼(実は恐喝のネタになると見て)で、首を突っ込んでくる探偵がまた絶妙に胡散臭くw、話をしてるだけで相手をイラっとさせるキャラ。まぁ、情報を掴むためにワザとやってるんでしょうけど。#fr16_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年3月2日
『死の十字路』:同じ江戸川乱歩原作でも、『少年探偵団シリーズ』の明智小五郎のようなヒーロー性は皆無で、こっちが大人向けの本来の江戸川乱歩なのかな。まぁ、明智小五郎も、作品によってはダークなキャラだったりするみたいですが。#fr16_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年3月2日
『死の十字路』:大人の寓話ですね。ラストも、きれいさっぱり、関係者全員が片付いて終了。後腐れなし。洋画も含めて古い映画の多くがそうであるように、本題が終わったらすぱんと終わらせる。救いはないけど、収まるべき所に収まった終わり方で幕。この辺の小気味良さだよね。#fr16_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年3月2日
『死の十字路』:60年も前の映画なだけに、今観るとややクラシカルな印象もある映画ではあるものの、探偵が事件のネタを割ってから、さらに何回転かひっくり返し続けて最後の最後まで話を駆動させ続ける執念深さとか、非常に良くできたミステリーでした。機会がありましたら、是非。#fr16_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年3月2日
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