『ケープタウン』@シネ・リーブル池袋(14/9/1(mon)鑑賞)
本日の映画『ケープタウン』@シネ・リーブル池袋に劇場入りしました。
— 義忠@C90(日)東パ47a「物語工房」 (@yoshitada_n) 2014年9月1日
『ケープタウン』観終わりました。本当は新宿バルト9で観るつもりだったけど、勤め人には厳しい時間でしかやってくれないので、久方ぶりの池袋シネ・リーブル。それでも終業直後に飛び出して、焦って池袋にたどり着き……駅構内で道に迷うorz 20数年前に上京した直後にも迷ったよな、俺。
— 義忠@C90(日)東パ47a「物語工房」 (@yoshitada_n) 2014年9月1日
『ケープタウン』:ま、 そんなこんなで何とか間に合って、観てきました。南アフリカはケープタウンを舞台に繰り広げるられる、刑事ふたりの地獄巡り。アパルトヘイトを乗り越えたはずの国で、封じた地層の隙間から噴き出す、亡霊たちの饗宴。 pic.twitter.com/YEGAx29gi9
— 義忠@C90(日)東パ47a「物語工房」 (@yoshitada_n) 2014年9月1日
『ケープタウン』:南アフリカ、ケープタウン。失踪するホームレスの子供たち。殴り殺された白人の女子大生。繋がるはずのないふたつの事件を追う人種混合で編成された少数精鋭の捜査班は、事件の背後に、凶暴性を誘発する新型麻薬の存在を突き留めるが……というお話。
— 義忠@C90(日)東パ47a「物語工房」 (@yoshitada_n) 2014年9月1日
『ケープタウン』:お話そのものは、刑事もののスタンダードな類型に従って展開するのだけど、何せ土地柄が土地柄だけに、ガチ感が半端ねぇス(冷汗 序盤の聞き込み段階で、チンピラが鉈とAK47を振りかざして襲いかかってくるし。子供だろうが、主人公の身内だろうが、容赦ないし。
— 義忠@C90(日)東パ47a「物語工房」 (@yoshitada_n) 2014年9月1日
『ケープタウン』:いや、特段、ハリウッド超大作みたいな派手な銃撃戦まみれというわけでもないのだけど、基本、唐突に発生した暴力が、それもいきなりトップギアの生々しさで叩き込んでくるので、大変心臓に悪いw チープな火器を、ろくに訓練もしてないチンピラが無造作にぶっ放してくるとことか。
— 義忠@C90(日)東パ47a「物語工房」 (@yoshitada_n) 2014年9月1日
『ケープタウン』:何より、捜査と並行して語られる南ア社会の暗部が重い。憎悪を乗り越えて、必死の想いで未来を築こうとしている人々の一方で、旧悪を許ししたが故に、今も徘徊するアパルトヘイトの亡霊たち。矛盾で破裂しそうな街角を、自身も憎悪に転がり落ちそうになりながら、悪を追う刑事たち。
— 義忠@C90(日)東パ47a「物語工房」 (@yoshitada_n) 2014年9月1日
『ケープタウン』:今の時代、「巨悪」を描くというのは、難しい。この世から「悪」がなくなったわけではないのだけど、ここまで細分化され、断片化された社会において「悪」の全体像を説得力を持って、なかなか描けなくなってる。少なくとも、ひとりの「悪役」に仮託できるほど、簡単じゃないのだ。
— 義忠@C90(日)東パ47a「物語工房」 (@yoshitada_n) 2014年9月1日
『ケープタウン』:この映画にも「悪役」はいるし、そいつらがやらかした行いは悪虐非道そのものだ。だけど、主人公たちは闘っているのは、その向こうにあるもっと大きなもの、アパルトヘイトの後遺症にのたうつ祖国の憤怒と悲しみをその身に呑み込んで苦しんでいるのが画面から伝わってくるんだよね。
— 義忠@C90(日)東パ47a「物語工房」 (@yoshitada_n) 2014年9月1日
『ケープタウン』:世界の矛盾と真っ向から対峙する、いい映画でした。胸を塞がれるような想いが残る、なればこそ、世界への優れた問い掛けとなり得る、良質の物語でした。後は、これを観た観客が「自分たちの問題」として、この映画から何を受け取るか、なのだと思います。
— 義忠@C90(日)東パ47a「物語工房」 (@yoshitada_n) 2014年9月1日
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