『キリマンジャロは遠く』@K'sシネマ(16/11/1(tue)鑑賞)
本日の映画『キリマンジャロは遠く』@K'sシネマに劇場入りしました。東映やセントラルアーツ作品で名脇役を務めてきた片桐竜次の俳優業45周年記念にして初主演作品。監督は『あぶない刑事』のメイン脚本家、柏原寛司。同窓会的面子ではあるけど、さて。#fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年11月1日
『キリマンジャロは遠く』観終わりました。暗黒映画(フィルム・ノワール)…と言うか、フィルム・ノワールへの美学(ロマン)の映画か。あと制作費500万なので学生映画規模なんですが、役者がベテランでスタッフもプロなんで、レイアウトはビシッと決まっていると言う(^^;; #fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年11月1日
『キリマンジャロは遠く』:元刑事で今は新宿で呑み屋の取立て屋をしている杉村は、見知らぬ男たちに襲撃されて入院する。同室となった元ボクサーの喫茶店店主、柳田と知り合い、退院後、柳田の店を拠点に、自分を襲った犯人を探し始めるが……というお話。#fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年11月2日
『キリマンジャロは遠く』:まぁ、美学(ロマン)の映画なんだろうと思います。長屋時代劇的な様式美としてのノワールと言うか。事件のスケール的にはほどほどで、中核となる人間関係は血縁者という狭い関係性だし、「裏切り」すら予定調和で。#fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年11月2日
『キリマンジャロは遠く』:そういう「形(かた)」として出来上がってる枠組みで、どう味を出すか。勿論、予算の制約とか役者の年齢とかもあるので、派手なアクションやぶっ壊しはやれないんですが、この映画では役者の演技を越えた佇まいやレイアウトのセンスなんかで埋めている印象。#fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年11月2日
『キリマンジャロは遠く』:セリフをなるべく削って佇まいで勝負するとことか、主人公と後輩の現役刑事(こっちもいい歳(^^;;)の関係性の間合いとか、その辺の空気感は、さすがにベテランの旨味。#fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年11月2日
『キリマンジャロは遠く』:ただ、生き残りを賭けたぎりぎりの駆け引きとか、極限の局面で「悪」に踏み込むや否やという倫理のせめぎ合いのような緊張感は薄くて、やっぱり様式美的なんだよね。それを安定感と取るか、喰い足りなさと取るか……ううむ。#fr16_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2016年11月2日