『ホワイト・バレット』@新宿武蔵野館(17/1/11(thu)鑑賞)
ジョニー・トー監督×ルイス・クー!映画『ホワイト・バレット』予告編
本日の映画『ホワイト・バレット』@新宿武蔵野館に劇場入りしました。お待ちかね、ジョニー・トー監督の(日本では)久々のガンアクション映画。サービスデーということもあって、席は結構埋まってます。もしかして、アジアン・アクションのファン層は本当に増えてるんですかね? #fr17_n pic.twitter.com/MYdM4hQSEa
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年1月11日
『ホワイト・バレット』観終わりました。病院に運び込まれた強盗犯、逮捕した刑事、治療した女医師。三者三様の思惑が交差する病院に、強盗犯の仲間たちの襲撃が迫る…というお話。病院でガンアクションといえばジョン・ウー監督の『ハードボイルド』ですが、こちらは全編病院内のお話。#fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年1月11日
『ホワイト・バレット』:警官に撃たれ、頭部を負傷した武装強盗団一味のチョンが救急病院に搬入される。脳外科医の女性医師トンが対応し、頭部に残る銃弾を手術で取り出そうとするが、施術中に意識を回復したチョンは暴れだし、チョンを逮捕したチャン警部によって取押えられる。#fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年1月15日
『ホワイト・バレット』:病室に送られたチョンは、トンの説得にも関わらず手術の続行を拒否。一方、強盗団の残りの一味の行方をチョンに吐かせようと、チャン警部は病室に張り付く。狡猾なチョンはチャン警部を使って仲間と連絡を取り、身柄の奪還への行動開始のメッセージを送った。#fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年1月15日
『ホワイト・バレット』:たとえ犯罪者であってもいち患者として平等に扱うべし……とのヒポクラテスの誓いに縛られるトンは、手術を受けるようチョンの説得にこだわる。#fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年1月15日
『ホワイト・バレット』:チョンに違法捜査の証拠を握られたチャン警部は、隙をついてチョンを殺す決意を固める。そして、強盗団による病院襲撃の時刻が迫る……というお話。#fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年1月15日
『ホワイト・バレット』:「病院……それは人生の交差点であり、ネタの宝庫である」と喝破したのは、とりみきだったと思うが(細部は自信がない(^^;;)、様々な立場と境遇の人々が集う病院を舞台に、最初から最後まで、徹頭徹尾、病院内だけのシチュエーション限定のお話。#fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年1月15日
『ホワイト・バレット』:こういう条件限定で1本完結のクライム・アクションというのは、60年代辺りの東映が得意としたジャンルだったんですけどね。決して大作映画向きではないので、量産されるプログラム・ピクチャーの中に紛れ込ませないと、なかなか企画が通らない。 #fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年1月15日
『ホワイト・バレット』:Vシネすら実質終息してしまった今の日本では、アクション映画が量産される状況ではないので、こういう映画はほぼ撮れない。代わりに量産されている女性向けのスイーツ映画に妙な企画が紛れ込んでないかと期待しているのだけど……まぁ、それはともかく。#fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年1月15日
『ホワイト・バレット』:苦学して成功したエリートだが、煮詰まってミスを連発している脳外科医のヒロインに、文学や医療知識にも精通する博識で狡猾な若き強盗犯、犯罪を激しく憎んで違法捜査も辞さないくせに上司の命令は拒絶できない刑事と、それぞれに追い詰められた3人が主人公。#fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年1月15日
『ホワイト・バレット』:今回はジョニー・トー作品としてはバイオレンスはやや抑え気味(中国市場を意識した?)で、ベテラン社会人がベテラン故にぶつかる壁や陥穽、そこから思いもよらぬ形でそれを「抜け」て、終わってみればそれぞれ「在るべき所」に収まるまでのお話。#fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年1月15日
『ホワイト・バレット』:まぁ、大人の寓話ですね。こういう人物設定をして、こういう落とし方をすること自体、一定の社会人経験者を観客層としている証拠で、中国・香港市場ではこれが成立するのがうらやましい。#fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年1月15日
『ホワイト・バレット』:当日の劇場はサービスデーということもあって、ほぼ満席でしたし、潜在的なニーズは日本でもあるとは思うのだけど。まぁ、都内単館上映だから、数少ない観客層が集中しているだけなのか。でも社会人層にリーチしやすくなれば、もうちょっと客を掘り出せそうな。#fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年1月15日
『ホワイト・バレット』:なお今回アクション描写で注目は、クライマックスで病院の大部屋病室で、患者や病院関係者を挟んで強盗団vs警察が銃撃戦をするシーン。これをワンショットの長廻し、ダイナミックにカメラを動かしながら、スローから早廻しまで速度に緩急をつけて描く。#fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年1月15日
『ホワイト・バレット』:格闘戦の際に、基本スローで描きながら、打撃が直撃する瞬間だけ速度を戻すとかいうのは、どこかで観たな。東映の千葉真一映画だったか、ヨーロッパコープ映画だったか。でも、ここまで本格的に導入して、いっそ音楽的に操って見せたのは本作が最初かも。#fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年1月15日
『ホワイト・バレット』:こういう目玉になるようなシーンがひとつあると、映画全体が地味目のテーマでも、観客の受けるリッチ感が増すんですよね。さすがにジョニー・トーは判ってる。ちょいちょいご都合主義的な部分もあったけど、そこはあえて隙を残すのが香港流ですから(^^;; #fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年1月15日
『ホワイト・バレット』:決して大スケールの映画ではありませんが、名伯楽によるよくできた佳作と呼ぶべき映画です。落ちも韓国映画ならもっと絶望的に突き放すんでしょうが、そこは香港映画なのでノワールでもわずかな救いを残します。是非、安心してご覧ください(^^;; #fr17_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2017年1月15日