『バブル』@地元のシネコン(22/05/16(mon)鑑賞)
Netflix|バブル
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本日の映画『バブル』@地元のシネコンに劇場入りしました。虚淵玄脚本、『進撃の巨人』の荒木哲郎監督、小畑健キャラデザと鉄壁の布陣による、バルクール・アクション映画。……なんですが、評判はあまり芳しくないようで(^^;; やっぱりクセの強いクリエイター集めすぎだからなのかしら。#fr22_n pic.twitter.com/DAtCrv3rr6
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2022年5月16日
『バブル』観終わりました。多分、監督的には『進撃の巨人』の都市空間での立体機動アクションを劇場スケールで突き詰めたい、というのがあったんだろうし、それはある程度成功しているものの、そのためにここまで設定拗らせんでも、という(^^;; ノベライズ読むと色々判るらしいんだけど。#fr22_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2022年5月16日
『バブル』:東京タワーを中心に発生した重力異常を引き起こす「バブル」によって、都心部は崩壊し、海面上昇により水上の廃墟群と化した未来の東京。幼い頃にその「バブル」発生の現場に居合わせた少年ヒビキは、その東京で仲間たちとパルクールのチームバトルに参加していた。#fr22_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2022年5月16日
『バブル』:ある日、プレイ中に女の歌声に導かれる内に、海面に落ちて渦に捲き込まれ、死にかけたところを不思議な少女ウタに救われる。ヒビキをチームの元へと送り届けたウタは、そのまま仲間たちと暮らし始める。やがて意外と身軽な彼女とともに、チームバトルに挑むが……というお話。#fr22_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2022年5月16日
『バブル』:とまあ、序盤の展開だけだと、「温暖化で海面上昇しました、で良くね」とか思うのだけど、終盤の廃墟化した高速道路や東京タワーが崩壊してゆくシーンのためには、重力異常くらいの設定が必要、と。そんな感じで出したい絵面から逆算して設定積んでる印象があります。#fr22_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2022年5月16日
『バブル』:その一方で、じゃあこの「バブル」って何?という、世界観の根幹部分についてちゃんとした説明がない。一応、設定はされてたらしく、ノベライズ小説上では色々説明があるみたいで、一説にはクトゥルフ絡みという話も聞くんですが(は?)、本編中説明がないんでよく判らない。#fr22_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2022年5月16日
『バブル』:ということは、映画観てる分には観客は知らなくていい、と演出サイドが見なしていると判断します。知らねーよ、壮大な裏設定とか。主人公の聴覚過敏障害設定が途中で放置されるとことか、そういう設定の切れ端がちらちらと視界をかすめるのが、イラッとする(^^;; #fr22_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2022年5月16日
『バブル』:まあそこに観客の目線がいってしまうのは、作品のテンポが悪い証拠でもあるんですよね。『HiGH&LOW』みたいに、ザルみたいな設定でも勢いで押し切って、誰も文句つけない映画だってあるんだから。<いや、ツッコミ入れてる人は多いと思うが(^^;; #fr22_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2022年5月16日
『バブル』:何か、監督がノベライズも一緒に読んで欲しいとか言ってたというツイートも目にしましたが、知りません。あのね、このフィルムを地球の裏側のインドとか南米で観る観客や、半世紀後に観る観客にも同じこと言えます? 映画は単独で描かれたことがすべてですよ。#fr22_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2022年5月16日
『バブル』:荒木哲郎監督は、前に『甲鉄城のカバネリ』を観た時も思ったんだけど、自身が演出を手がけた『進撃の巨人』から受けたインパクトをどうにか消化しようと足掻いているものの空回りしている印象があって、本作もそうした作品なのだと思います。#fr22_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2022年5月16日
『バブル』:『進撃の巨人』はアレはもう、自分の想像力だけで世界をひとつ、まるごと作ってしまえる巨大な天才の仕業なのであって、凡俗の身で一部のビジョンを引用とかしようとしても無理なのだけど、こういう形でも吐き出さないとクリエイターとしておかしくなってしまう気持ちも判る。#fr22_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2022年5月16日
『バブル』:虚淵玄が本気モードで全力出してきたらその心配もいらなくなるんだろうけど、今回はその脚本も連名だし、どうも雇われライターとして身のほどをわきまえてか、我を抑え気味。だいたいアイツが本気出してたら、こんなキラキラした話になるわけないだろ!<暴言。#fr22_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2022年5月16日
『バブル』:こうしてみると、荒木哲郎は原作なり脚本なりで強固に独自の世界観を打ち立ててくる作家がついてないと駄目、というのが見えてきてしまった映画とも言えるかもしれません。厳しいなあ。ただ誰もが諌山創になれるわけではないしなあ。#fr22_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2022年5月16日
■監督フィルモグラフィ:荒木哲郎(1976年〜)
https://www.netflix.com/title/81095103
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