『花束みたいな恋をした』@地元のシネコン(21/02/14(sun)鑑賞)
【菅田将暉&有村架純 特別コメント付き】映画『花束みたいな恋をした』予告編
Netflix | 花束みたいな恋をした
https://www.netflix.com/title/81634626
【Amazon.co.jp限定】Grower(アルバムCD)(メガジャケ(2形態共通絵柄:絵柄未定)付き)
- アーティスト:Awesome City Club
- 発売日: 2021/02/10
- メディア: CD
本日の映画2本目『花束みたいな恋をした』@地元のシネコンに劇場入りしました。菅田将暉&有村架純主演、坂元裕二脚本で、今どきの若い男女の恋愛模様の5年間のお話。コワモテなシネフィルのお兄さんお姐さん方が舐めてかかって、悉く返り討ちにあい、号泣しながら劇場を出るという(^^;; #fr21_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年2月14日
『花束みたいな恋をした』観終わりました。都市生活者の僕らは、カルチャーと生活の海で出逢って、恋をして、大人になる。有村架純似の女の子と付き合ったことはないけれど、カップルの仲が冷え込んでゆく後半、数分ごとに小さな悲鳴上げてました(爆 いや、思い当たること多過ぎて(^^;; #fr21_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年2月14日
『花束みたいな恋をした』:まあ、泣きはしませんでしたが、胃は痛くなった(^^;; 結局、都市生活者にとって恋愛は「運命の出逢い」とか「奇跡」などではなく、カルチャーの嗜好や生活スタイルの同調(チューニング)で始まって終息するという機序を冷徹に描いてもいて、ある意味、肝が冷える。#fr21_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年2月14日
『花束みたいな恋をした』:映画のクライマックスで、ファミレスで別れ話をしている主人公たちのすぐ隣で、出逢ったばかりの自分たちのような初々しいカップルを見て、切なくなる場面があるのだけど、アレは都市空間という環境で似たような関係性が各地で自動生成されているということでは(汗 #fr21_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年2月14日
『花束みたいな恋をした』:この映画は、恋愛あるある、というか社会人あるある的なシチュエーションや台詞が散りばめられ、都市生活者であれば共感する点ばかりだと思います。物語後半の主人公たちの台詞は、もしかすると自分が口にしていたかもしれないとすら思う。#fr21_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年2月14日
『花束みたいな恋をした』:しかしそれは、環境に言わされてるんじゃないか。誰かを好きになることも、別れを告げることも、都市空間によって紡がれたシナリオを自動的に口にしているだけなのではないか。そのシナリオから抜け出して、自分の言葉を取り戻すことは可能なのだろうか。#fr21_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年2月14日
『花束みたいな恋をした』:まあねえ、都市空間が用意したシナリオに沿って生きることが幸せなのか、そこから抜け出すことが幸せなのか、それは人それぞれとしか言えませんけどね。少なくとも、人並みの人生、人並み幸せってやつは、多分前者のことを言っているのだし。#fr21_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年2月14日
『花束みたいな恋をした』:とはいえ、ですね。この映画で描かれている恋人たちの出逢いである、深夜カラオケや居酒屋などの「終電後の時間」は、緊急事態宣言下の今の東京では成立してないし、ライブや下北沢の演劇もどうなるか判らない。あくまでコロナ以前の恋の形なんですよね。#fr21_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年2月14日
『花束みたいな恋をした』:5年後、10年後の京王線沿線で、その時々の都市空間の環境下で、同じような、そして少しづつ違う恋人たちの物語が綴られてゆくのでしょうか。その意味で、基本プロット一緒で、定期的にリメイクされたり、海外でリメイクされたりしても、面白いかもね。#fr21_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年2月14日
■監督フィルモグラフィ:土井裕泰(1964年~)
『国境の南』@シネマヴェーラ渋谷(21/02/13(sat)鑑賞)
A tribute to Olivia de Havilland in Hold Back the Dawn (1941)
本日の映画2本目『国境の南』@シネマヴェーラ渋谷に劇場入りしました。1941年公開。シャルル・ポワイエ&オリヴィア・デ・ハビラント主演。いや、たまたま時間空いたので。戦前戦中ハリウッド映画とか、完全にパトロール対象外で文脈もよく判ってないのだけど、まあたまにはね。#fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年2月13日
『国境の南』観終わりました。欧州から流れてきて、メキシコ国境の町で吹き溜まってる詐欺師の男(シャルル・ボワイエ)。小学校教師の女(オリヴィア・デ・ハヴィランド)を騙して結婚し、米国入国ビザを入手しようとするが、本気で結婚はしゃぐ彼女に男は……というお話。#fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年2月13日
『国境の南』:ジゴロ気取りの男が、年下の娘騙して「国境を越えたらポイさ」みたいに嘯いてる内に本気でのめり込んでしまい、同時に彼女も真実を知る。立ち位置が入れ替わってから、さあどうなる。という、なるほど、ハリウッド・ロマンスの王道とはこういうことか、という品の良さ。#fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年2月13日
『国境の南』:序盤はホテル内を中心としたセット撮影中心で、中盤はメキシコの田舎を新婚旅行で巡る外ロケ。クライマックスは国境を突破して、警察の追跡を振り切ってLAまで車をぶっ飛ばすシークエンスと、21世紀の現代に観ても充分に観応えあってダイナミック。#fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年2月13日
『国境の南』:車輌のぶつけ合いまではないものの、スピード描写はなかなかに迫力があり、ハリウッドはこの時代で車輌描写がここまで仕上がってたのかと感嘆します。まあ戦前から車社会ですもんね。戦前の邦画で、車輌描写ってどうなってたんでしょうか。#fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年2月13日
『国境の南』:一夜で恋に落ちて結婚までしちゃうヒロインは、今だと内面が幼過ぎてウソっぽくなるけど、この時代とオリヴィア・デ・ハヴィランドの清楚さでぎりぎり成立していて、それがあるからスレたワルの主人公の本気の恋も成立する。まあ、当時でもお伽話ではあったんでしょうが。#fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年2月13日
『国境の南』:今やると、男も女も、この純情さを引き出すために、もっと言い訳(エクスキューズ)が必要となるだろうし、その冗長な語りで品の良さも失われてしまう。まあ時代劇ならワンチャンあるかな。ハリウッド・ロマンスの本当の王道とは、こういうものだったのねと勉強になる映画でした。#fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年2月13日
『ファーストラヴ』@地元のシネコン(21/02/11(thu)鑑賞)
映画『ファーストラヴ』予告編【2021年2月11日(木祝)公開】
Netflix | ファーストラヴ
https://www.netflix.com/title/81566046
本日の映画3本目『ファーストラヴ』@地元のシネコンに劇場入りしました。北川景子&中村倫也&芳根京子主演で、堤幸彦監督、島本理生主演。父親殺しの女子大生の動機を巡るサスペンス。『初恋』でヤクザ・バイオレンス映画もあったし、なかなかタイトル通りに甘くはいかないですな(^^;; #fr21_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年2月11日
『ファーストラヴ』観終わって、帰宅しました。父娘関係に性的まなざしが入り込むことで、娘の人生が傷つき歪んでゆく。一方でヒロインの旦那さんと義弟がパーフェクトな男性像として描かれているので、ミソジニー化を回避しているのだけど、安全装置つきでテーマもてあそんでるともいうか。#fr21_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年2月11日
『ファーストラヴ』:非常に現代的で、切実な課題に挑戦しているし、そこは評価すべきなんだけど、良くも悪くも在るべき場所に物語が収まってゆく安定感をどう捉えるべきか。邦画らしい安心感か、予定調和の喰い足らなさか。個人的には、もっと奈落の底が開くような話が好みなのよね。#fr21_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年2月11日
『ファーストラヴ』:まあなあ、あくまで女性が父親への愛と嫌悪に傷つき苦しむテーマを、無限の包容力を持つ窪塚洋介の旦那とイケメン義弟の中村倫也に癒されながら対峙するセラピーというコンセプトであって、奈落の底をこわごわと覗き込むスリラーではないということなのかしら。#fr21_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年2月11日
『ファーストラヴ』:父親から娘への性的まなざしに、母親が関与を拒否(無視)することで構造を補強する地獄感とか、非常に鋭いところを衝いていて、それだけに特に女性の観客にはきつかろうと思う。だからこそ苦痛緩和の安全装置なのだろうけど、韓国映画ならそんなものは外してたろうな、と。#fr21_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年2月11日
『ファーストラヴ』:男性性の邪悪な側面と善性を切り分けて、前者を糾弾しつつ、後者を肯定することで、男性観客を後者の安全地帯に逃げ込むことを許すことにも繋がっていて、はてそれで良かったのか。もっと当事者性を突きつけて考えさせるべきなんじゃないかなあ。#fr21_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年2月11日
『ファーストラヴ』:まあ、観賞後に観客に考えさせる、という意味では、この映画はちゃんと役割を果たしていて、それが邦画だとこういうパッケージになるということなのでしょう。この口当たりの良さの是非は措くとして、意欲作なのは認めるべきでしょうね。#fr21_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年2月11日
■監督フィルモグラフィ:堤幸彦(1955年~)
『インビジブル・スパイ』@ヒューマントラストシネマ渋谷(21/02/07(sun)鑑賞)
本日の映画1本目『インビジブル・スパイ』@ヒューマントラストシネマ渋谷に劇場入りしました。香港の公安警察ものTVドラマのスピンオフ映画第2弾という、初見に厳しそうな映画だけど、以前、台湾のTVドラマ続編映画観たら大規模都市破壊テロもので、腰抜かした事例があるからなあ(^^;; #fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年2月7日
『インビジブル・スパイ』観終わりました。「シリーズ最終決戦!さらばあぶない刑事たち!フォーエバー」みたいな映画をいきなり観せられてどうしろと(爆とは思うものの、裏の裏をかきあうスパイ戦とか、じゃんじゃんバリバリな銃撃戦とか、テンポ良い香港アクションで楽しかったです(^^) #fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年2月7日
『インビジブル・スパイ』:前作で長年に渡って犯罪組織に潜入し、現在は香港警察情報課の刑事チェン(ニック・チョン)は、謎の組織に狙われた女性ジャーナリストを救出。彼女の口から、子供たちを誘拐して兵士とするその組織が、香港警察にもスパイを送り込んでいる情報を得る。#fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年2月7日
『インビジブル・スパイ』:しかし、その捜査に保安部のジェン警視(ルイス・クー)が介入しようとし、警察長官の裁定でチェンと共にミャンマー国内にいるジャーナリストの相棒から組織の情報を収めたHDD回収の任務を命じられる。現地に入国したふたりは現地警察と共に、現場に足を踏み入れる。#fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年2月7日
『インビジブル・スパイ』:だが、組織に先廻りされ、組織の兵士たちと市街地で激しい交戦状態に叩き込まれる。現地警察とともに彼らを撃退するも、その中でチェンが失踪。しかもチェンが回収して託したHDDの中身は空だった。はたして、組織のスパイとはチェンのことだったのか…というお話。#fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年2月7日
『インビジブル・スパイ』:そんなあらすじ以外に、ニック・チョンとルイス・クーはどうも幼い頃、タイの孤児院で共に育った幼馴染なのだけど、「どちらかが」誘拐されて生き別れている、という設定もあります。…例によって設定が盛りすぎてトップヘビー気味なんですが、まあそこはなー(^^;; #fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年2月7日
『インビジブル・スパイ』:いや、まあ、それを言い出せば、結局、組織が何やりたいのかよく判らんとか、ツッコミどころは少なくないんですけどね。「スパイ」の正体からすると数十年単位で香港警察に潜入させて、全世界規模で戦力投入できる組織でやりたいことが児童誘拐だけか、とか。#fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年2月7日
『インビジブル・スパイ』:何やら遠大な計画の作戦が発動直前だったらしいことは匂わすんだけど、結局、そこら辺ははっきりさせずに終わるし。そういう意味で、物語を駆動させる動機部分(マクガフィン)は謎のままです。逆に言うと、別にそこは謎でも話はちゃんと廻せるから別にいいか、と(爆 #fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年2月7日
『インビジブル・スパイ』:そういう意味で、話の根幹部分が大味で、設定盛り過ぎなのはTVドラマ原作だからなのかは何とも言えませんが、その分、軽やかに国境を股にかけ、彼我双方が裏の裏をかき、特殊部隊で強襲しあうテンポの良いスパイ・アクションで、そこは実に楽しい(^^) #fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年2月7日
『インビジブル・スパイ』:その一方で、ドラマ的な肝として、ニック・チョンとルイス・クーの幼い頃に生き別れた義兄弟的な絆があり、それぞれ所属する組織の掟や任務、犠牲になった仲間の仇、身柄を押さえられた家族、警察官としての正義がない混ぜになり、熱い侠気(おとこぎ)を盛り上げる。#fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年2月7日
『インビジブル・スパイ』:香港アクションとしてそこがしっかりしていれば、映画として成立する、ということでもあるのか。多少の粗があっても、男盛りのニック・チョンとルイス・クーが背中合わせに拳銃ぶっ放している見事な立ち姿を何度か見せられれば、観客として満足感はありますもの。#fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年2月7日
『インビジブル・スパイ』:あとミャンマーやらスペインやらで、気軽に現地警察SWAT動員して、地元住民捲き込むような派手な銃撃戦&カーチェイスの話を、屈託なくやる香港映画の肚の座り方が凄いよね。インド映画なんかも気軽にやるけど、邦画にはあまりそういう度胸はなさそう。#fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年2月7日
『インビジブル・スパイ』:ここで言いたいのは、予算の寡多とかではなくて、自国の警察が異国で派手な立ち廻りをすることに、多分邦画だとウソっぽくなるから最初からやろうという発想がなさそうという話です。映画内で自国の「ホーム」感覚をどこまで拡張して意識しているのか、というか。#fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年2月7日
『インビジブル・スパイ』:香港映画はブルース・リーの時代から、タイは「ホーム」扱いで、別に説明もなく作品の舞台にしてたりするし、華僑のいるところはだいたい「ホーム」扱いというのは、インド映画とも通づるのかな。#fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年2月7日
『インビジブル・スパイ』:そんなわけで、TVドラマ版のストーリーとか、前作とか知らなくても、充分に楽しめるよくできたアクション映画でした。あとあれだけ激しいバトルが「牛」落ちだったのは衝撃でした(爆 何のことやら判らないだろうけど、その内、配信か何かで観てね(^^;; #fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年2月7日
『インビジブル・スパイ』:みんな「牛」の話してる(^^;; だってしょうがないよね。あそこまで見事な「牛」落ちじゃさあ。#fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年2月7日
『さんかく窓の外側は夜』@立川シネマシティ/CINEMA ONE(21/01/23(sat)鑑賞)
Netflix | さんかく窓の外側は夜
https://www.netflix.com/title/81513441
Amazon Prime|さんかく窓の外側は夜(アニメ版)
https://www.amazon.co.jp/dp/B09HSZ6BK1?tag=ceaee0f-22
本日の映画1本目『さんかく窓の外側は夜』@立川シネマシティ/CINEMA ONEに劇場入りしました。岡田将生&志尊淳のイケメンW主役とvs平手友梨奈のコミック原作のホラー映画。この座組で半分勝ってる映画だけど、そこに胡座をかくか、逆に攻めた作りでくるか。たまに当たりがあるからなあ。#fr21_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年1月23日
『さんかく窓の外側は夜』観終わりました。BL呪術バトルものとして、作品の役割を正確に理解して、「美味しいところ」を出し惜しみなく打ち出して、作中の諸要素もきれいにシンメトリックに回収する見事なジャンル映画。素晴らしい。匠(たくみ)の仕事として申し分ない(^^) #fr21_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年1月23日
『さんかく窓の外側は夜』:映画自体のレビューは(気が向いたら)後日やるとして、緊急事態宣言下で、この悪天気とはいえ、この豪華な座組と出来の良さにして、公開初週昼間の入りとしては少なめで、これは松竹も辛かろう。まあ駅前の駐輪場自体、入りが普段の3分の1だったけど。#fr21_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年1月23日
『さんかく窓の外側は夜』:霊を視る能力を持つ書店員・三角康介(志尊淳)は除霊師の冷川理人(岡田将生)にスカウトされ、冷川の助手として除霊業務に従事することに。だが、そんなふたりの元に、半澤刑事が、猟奇連続殺人の遺体捜索の仕事を持ち込んできた。依頼の遺体はほどなく発見に成功。#fr21_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年2月6日
『さんかく窓の外側は夜』:しかし、ふたりはその現場に、市中で連続する呪殺事件に関与する女子高生・非浦英莉可(ヒウラエリカ)(平手友梨奈)の影を察知するが……というお話。#fr21_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年2月6日
『さんかく窓の外側は夜』:開始早々にイケメン主人公ふたりの基本設定が明かされ、霊を視るために岡田将生が志尊淳を背後からひしと抱き寄せるシーンが……と、この映画の「売り」が何かを制作サイドが正確に理解していることが判ります(^^;; これが劇中ちょいちょい出てくる。#fr21_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年2月6日
『さんかく窓の外側は夜』:とは言え、この悪霊祓いは映画のメインではなく、志尊淳が視える亡霊の姿は、おどろおどろしいけど悲鳴を上げるような恐怖の対象としては描かれていません。この映画での恐怖の対象は、これらの亡霊の霊的エネルギーを利用しようとする人間側の意図にあります。#fr21_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年2月6日
『さんかく窓の外側は夜』:基本的にこの作品世界は、猟奇殺人や通り魔殺人や呪的殺人が日常的に発生して、たまに宗教絡みの大量虐殺が起こっても普通に社会生活が営まれるハードモードの世界なので、亡霊が徘徊するくらいはなんてこともない。それくらい岡田将生があっさり祓えるし(^^;; #fr21_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年2月6日
『さんかく窓の外側は夜』:しかし、人間は違う。頻発する猟奇殺人や呪的殺人の背後にチラつく謎の女子高生・平手友梨奈が何のために、何をしているのかが中々見えてこず、しかしどういうわけか志尊淳に接近してくる。こっちの方がずっと不気味で恐ろしい。#fr21_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年2月6日
『さんかく窓の外側は夜』:しかも味方のはずの岡田将生も、日常よりも霊的世界のロジックで思考し、人命軽視という意味では一般人に近い志尊淳からはサイコパスにしか見えない(^^;; しかし、彼がそうなる理由もあり、それを知ることで志尊淳は彼と唯一無二の関係となるのです。#fr21_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年2月6日
『さんかく窓の外側は夜』:この唯一無二の関係性のロマンス、という意味で、このお話はBLなんですよね。まあ、本編で描写されるのは、あくまでプラトニックな関係性なので、ブロマンスと読み替え可能な作りになってます。原作コミックス未読なので、そちらではどうなのか知りませんが。#fr21_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年2月6日
『さんかく窓の外側は夜』:この岡田将生と志尊淳の関係性が非常に強固に構築されてゆくので、一応、性別的には「ヒロイン」の平手友梨奈が入り込む隙間がない(^^;; 物語上、岡田将生と同格のパワープレイヤーである彼女が、そこに参戦しないのもBL的やなあ、と。#fr21_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年2月6日
『さんかく窓の外側は夜』:彼女のパワーは、あくまで物語の舞台である主人公たちの呪的闘争の現場に立ち会う資格を得るためのものであって、別にふたりの関係性に割り込むためのものではない。最前列の観客席ポジションのキャラですね。これも原作では変化してくのかもしれないけど。#fr21_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年2月6日
『さんかく窓の外側は夜』:ただまあ、平手友梨奈が「恋する乙女」キャラとして主人公たちの間に割り込む姿はまったくイメージできないので(^^;;、何考えてんのか判らない得体の知れない強キャラ女子というのは嵌まり役。もっとも、そこは原作からかなり演者寄りに改変しているそうですが。#fr21_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年2月6日
『さんかく窓の外側は夜』:それとは逆に、霊的感性がまったくなく、それどころか呪的攻撃も受け付けない(幽霊とか神仏を信じない人間には通用しない設定w)刑事役に滝藤賢一。こうした霊的世界側と真逆のキャラを置いてバランスを取るのは、ベタだけどちゃんと判ってる座組で安心できます。#fr21_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年2月6日
『さんかく窓の外側は夜』:映画本編としては、不穏な空気感を募らせてくのが抜群に上手く、また序盤で出した小ネタを丁寧に反復させて、テーマに繋ぐなど、作劇の基本を手を抜かずやり抜いているのも好感触。あえて言えば、クライマックスのバトル空間をもっと作り込んで欲しかったけど。#fr21_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年2月6日
『さんかく窓の外側は夜』:結局、今回は黒幕との対決まで至らず、暴走する呪的「装置」の破壊を巡り岡田将生の出生が明かされるところまでなので、まあチーム結成編ですね。続きやる気満々なラストでしたので、続編に期待。まあこのコロナ禍でどこまで興収を上げられたか難しいとこですが。#fr21_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年2月6日
『さんかく窓の外側は夜』:あと松竹は本作公開後、『ザ・ファブル 殺さない殺し屋』と平手友梨奈出演作品を立て続けに公開して、勢いをつけるつもりだったと思われるんですが、『ファブル』公開延期になっちゃったんで、色々、段取りが台無しに。松竹は今年も大変そうだけど、頑張れ(^^;; #fr21_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年2月6日
■監督フィルモグラフィ:森ガキ侑大(1983年~)
『名も無き世界のエンドロール』@立川シネマシティ/CINEMA TWO(21/01/30(sat)鑑賞)
映画「名も無き世界のエンドロール」|オンライン動画[表裏一体バディ編]
Netflix | 名も無き世界のエンドロール
https://www.netflix.com/title/81457683
本日の映画1本目『名も無き世界のエンドロール』@立川シネマシティ/CINEMA TWOに劇場入りしました。岩田剛典&新田真剣佑というこれまたイケメン2人で、幼馴染のふたりが10年越しの告白をかなえようと言うお話…の割に予告編が不穏だったような(^^;; 原作は行成薫の同名小説だそうですが。#fr21_n pic.twitter.com/WclHfrT98Q
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年1月30日
『名も無き世界のエンドロール』観終わりました。幼馴染男子2人に女子ひとり。3人が長じて、その内の男子ひとりが「10年越しのプロポーズを手伝ってくれ」と言った時、そこにその女の子の姿はなく…という、一見、純愛ものに見せかけつつ、本当は復讐…いや、それさえも実は、という映画。#fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年1月30日
『名も無き世界のエンドロール』:純愛ものの皮を被った復讐もの……というところまでは、予告編でやんわりと示唆されてたので、ネタバレ外とさせてもらうけど、イケメン男子ふたりがきゃっきゃウフフといちゃついてるように見えて、ちらちらと顔つきや展開が不穏な様相を見せ始めるのね。#fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年1月30日
『名も無き世界のエンドロール』:そのイチャつきもピュアな幼少期から少年期と、不穏さと沈痛さを漂わせた青年期を何度もカットバックさせながら、「3人に何が起きたのか」と「2人が何をするのか」のその瞬間への物語は収束してゆく。#fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年1月30日
『名も無き世界のエンドロール』:新田真剣佑が「10年越しのプロポーズ」を一見ウキウキしつつ陰のある表情で口にしたり、岩田剛典が裏社会に身を堕としつつ、人死が出てもふたりが計画の手を緩めようとはしなかったりするのを見れば、それはそれなりの「動機」があると伝わってくる。#fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年1月30日
『名も無き世界のエンドロール』:丁寧にネタ振りされていることもあって、中盤くらいで「何が起きたのか」は察しがつくし、「何をしようとしているのか」も徐々に見えてくる。しかし、その「動機」の本当の底の底は実は……というのがミステリーとしての本作のキモ。#fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年1月30日
『名も無き世界のエンドロール』:その「動機」の切なさがあまりにもシンプルで美しく、現代人の心性を正鵠に撃ち抜いているので、そこに至る尺がちょっと冗長に感じてしまったのは逆説的な話かも。これ60分くらいの中編で締めたら、完璧過ぎて卒倒してたかもしれない。<無茶を言う(^^;; #fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年1月30日
『名も無き世界のエンドロール』:本作で「告白」する親友の支援が岩田剛典の役廻りで、ラストに佇む彼の「さみしさ」こそ本作最大の白眉と言える映画でした。『去年の冬、きみと別れ』もそうだったけど、こういうの演らせると彼は当代いちですな。大作ではないけど、よく出来た佳作でした。#fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年1月30日
■監督フィルモグラフィ:佐藤祐市(1962年〜)
『どん底作家の人生に幸あれ!』@kino cinéma 立川高島屋S.C.館(21/01/23
【公式】『どん底作家の人生に幸あれ!』予告編/2021年1月22日(金)公開
THE PERSONAL HISTORY OF DAVID COPPERFIELD (ORIGINAL MOTION PICTURE SOUNDTRACK)
- アーティスト:CHRISTOPHER WILLIS
- 発売日: 2021/01/08
- メディア: CD
本日の映画2本目『どん底作家の人生に幸あれ!』@kino cinéma 立川高島屋S.C.館に劇場入りしました。『スターリンの葬送狂騒曲』の監督による、英国の文豪チャールズ・ディケンズの波乱(アップ&ダウン)に富んだ人生の伝記映画だそうですが、さて。#fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年1月23日
『どん底作家の人生に幸あれ!』観終わって、帰宅しました。文豪ディケンズの(多分にホラ話で膨らました)自分語り。幼い頃から自分の周囲の変な人々の言動をメモしてきたのを元にした、と言いつつ、変なのはお前の目の付け所では、言う(^^;;現実はもっと洒落にならない人生だった気もするけど。#fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年1月23日
『どん底作家の人生に幸あれ!』:人生は出会いと別れ。でもこの物語では、若い頃に出会った愛すべき変人たちが、どんどん主人公の人生に合流し、集団で大団円に雪崩込んで、ラストで文豪となった彼を祝福する。まあ「ヒロイン」が「あたし浮いてるわね」と自分から舞台から降りたりするけど。#fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年1月23日
『どん底作家の人生に幸あれ!』:勿論、そんな虫のいい人生なんか現実にはないわけで、すべては主人公のそうあらまほしける「夢」だ。あるいは、孤独だった少年が、そうした人々から受け取ったものを大切に抱えて、文豪としての成功と心の豊かさにたどり着いたという象徴なのでしょう。#fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年1月23日
『どん底作家の人生に幸あれ!』:だから、この優しい「夢」の世界を語る主人公が、それを物語の中で求めたくなるどんな過酷な人生と別れを経てきたのか。それを想うと、映画のラストで文豪となった主人公が、幼い自分に「君はきっと乗り越えられる」と告げるシーンが切ない。#fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年1月24日
『どん底作家の人生に幸あれ!』:行き当たりばったりなコメディではあるけど、ダイナミックだが緩いストーリーラインと、鋭い観察眼に基づくエキセントリックな人物像、社会的弱者に寄り添う語り口、そして何より人間賛歌の教養小説という意味で、文豪ディケンズの本質を衝く映画でした。#fr21_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年1月24日