『The Witch 魔女』@シネマート新宿(18/11/03(sat)鑑賞)
Netflix | The Witch 魔女
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本日の映画1本目『The Witch 魔女』@シネマート新宿に劇場入りしました。『新しき世界』のパク・フンジュン監督が、女殺し屋戦線に参戦! ……つーても、これまでずーっと男たちの友情と死闘のブロマンスもの撮ってた監督だからなぁ。どうなることやら。#fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年11月3日
『The Witch 魔女』観終わりました。女殺し屋ものかと思ったら、サイキック美少女もので、でも結局、血みどろで全滅(敵が)ものだった(爆 実にラノベ的な伝奇アクションで、落ちもラノベ的なハッタリをかませ切って、続編に続くという(^^;; 韓国映画がラノベやるとこうなるのねという映画。#fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年11月3日
『The Witch 魔女』:記憶を失って保護された8歳の少女は、酪農家の夫婦の養女となりジャユンと名付けられた。10年後、友人の薦めでTVのオーディション番組に出た彼女だが、それを期に周囲に不審な男たちが姿を現わすようになり…という、非常にラノベ・テンプレートな話。なんですけど(^^;; #fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年11月3日
『The Witch 魔女』:本作の監督のパク・フンジュンは、元々脚本家出身の人で、潜入捜査官ものの『新しき世界』で名を上げた人です。前作『V.I.P. 修羅の獣たち』では、現実の北朝鮮内の政変を背景に、国際政治の軋轢の間隙を縫って猟奇殺人を繰り返す北朝鮮高官子弟の亡命者のお話でした。#fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年11月3日
『The Witch 魔女』:実在性(アクチュアリティ)の高い現実世界で、男たちがゴリゴリとマウンティングしあって、それでも屈しきれない意地や誇りや悲しみを描いてきた監督さんです。なので、女性キャラは猟奇殺人の被害者とか、内地に残してきた婚約者とか、モブキャラ扱いの奥さんとか(爆 #fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年11月3日
『The Witch 魔女』:そんな監督が主人公と親友の仲良し女子高生コンビのきゃっきゃウフフのガーリー描写してる時点で、訓練されたパク・フンジュンのファンは既に不穏さを感じ取っていなければならない(^^;; …まぁ、結局、いつもの血まみれのマウンティング地獄になっちゃうんですけどね(爆 #fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年11月3日
『The Witch 魔女』:それはともかく、今回は非常にラノベ・テンプレートなお話なので、実在性(アクチュアリティ)は大きく減じ、それに伴ってかプロットの厳密性もかなり緩くなってます。だいたい徒歩で逃げた幼児のヒロインが逃げ込んだ民家を見つけられない追跡部隊って何だよ、て話ですよ。#fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年11月3日
『The Witch 魔女』:監督のフィルモグラフィを顧みると、この辺はワザとやってると捉えるべきで、「今回は伝奇ラノベ水準でいくよ」という宣言なのでしょう。その方が作品の自由度も高まるし。そんなわけで、ヒロインに接近する訳ありなイケメン少年に率いられた暗殺部隊とか、やりたい放題w #fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年11月3日
『The Witch 魔女』:敵組織内部で、思わせぶりな会話をする幹部と現場指揮官とか、リアル厨二世代だと本気でカッコ良く見えちゃうだろうし、オッサンが見ると伝奇ラノベのパロディと察っするこの辺の絶妙なさじ加減は、絶対狙ってやってると思うのだけど。#fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年11月3日
『The Witch 魔女』:で、この映画が普通(?)の伝奇ラノベの映画化作品から逸脱してくのは、バイオレンス描写が完全にいつものパク・フンジュン作品のエグさなことで(^^;; 中盤の主人公の覚醒(…と言っていいかどうかはともかくw)以降は、じゃんじゃんバリバリ、みんなエグい死に方するよー(爆 #fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年11月3日
『The Witch 魔女』:だいたい、この辺からみんなロクでなしの正体を暴露されてくので、感情移入の余地もなく暴力の嵐が吹き荒れてくのは、考えてみれば年少向けのラノベ作品ではあまり見ない。いや、韓国のラノベでは普通なのかもしれないけど。完全に韓国バイオレンス映画の語り口だよね。#fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年11月3日
『The Witch 魔女』:以下ちょっとネタバレになるけど、ヒロインに対しても割とドン引きな真相が明らかにされてくので、リアル厨二世代の純真な男子なんか脱落しそうなものだけど(^^;; まぁ、そこはタイトルとも直結してくネタなので、テーマそのものと言ってもいいので致し方ない。#fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年11月3日
『The Witch 魔女』:結局、邪悪に生まれた魂が、邪悪であることを生与のものと寄り添いながら、善なる生き方を選ぶことができるのか……という韓国映画お馴染みの原罪性の問いが、リアリティラインの低い伝奇ラノベ映画なればこそ、色濃く出ることになった感もある。#fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年11月3日
『The Witch 魔女』:とは言え、サイキック・バトルと言いつつ、銃火器と格闘戦(超能力で強化されてる設定)の描写になって、日本の伝奇ラノベ・アニメみたいに謎ビームの撃ち合いだの、観念的なポエム語りとかにならない辺り、どっちが健全で、どっちが不健全なんでしょうね(爆 #fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年11月3日
『The Witch 魔女』:結局、ラストに至るまでどベタなラノベ的ハッタリをやりきって「つづく」になるわけだけど、本当に続きやってくれるんだろうな(^^;; 前後編と謳って、EDに後編の予告まで付いてるのに、撮影すらされなかったドニー・イェン主演の『アイスマン』という前例もあるしなあ(爆 #fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年11月3日
『The Witch 魔女』:ああ、そうか。「伝奇ラノベ」つっても、アレだ。平井和正の『ウルフガイ』とか和田慎二の『超少女明日香』とか、あの辺の70年代伝奇ラノベだ(『超少女明日香』は少女マンガだけど)。謎ビーム出てくるのは、80年代入ってアニメ全盛時代になってからかな……。#fr18_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2018年11月3日