『魔女見習いをさがして』@地元のシネコン(20/11/14(sat)鑑賞)
おジャ魔女どれみ20周年記念作品「魔女見習いをさがして」Final予告
www.lookingfor-magical-doremi.com
本日の映画1本目『魔女見習いをさがして』@地元のシネコンに劇場入りしました。日朝アニメの『おジャ魔女どれみ』の続編……というか、それを観ていた層へ向けたメタ的な作品、らしい。ジャンル的には女子旅アニメってことになるのかしら? (^^;; #fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年11月13日
『魔女見習いをさがして』観終わりました。ニチアサの柱を担う東映が、その矜恃をかけてかつての視聴者層の女の子たちへの落とし前を問う映画。そこまでするの冨野御大と東映だけですよ(^^;; それとがっつり観光映画。これも1960年代の渥美清の鉄道もの以来の東映の伝統…。<それはどうか。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年11月14日
『魔女見習いをさがして』:お話の構造として、『おジャ魔女どれみ』を観て大人になったかつての女の子たちが生きている現実世界で、それもみんな微妙にリアタイ視聴しておらず(同年代の27歳商社勤務帰国子女OLも、海外でDVD視聴)、原典とはうっすらと距離を置いているのね。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年11月15日
『魔女見習いをさがして』:ギャグでキャラが崩れたりするけど、主人公の女性3人のドラマパートは実写でも成立するような現実認知の世界で、特に尾道の20歳フリーターの娘の、両親離婚してダメ男のヒモ付きで留学資金喰い潰されてるとか、ポップなキャラデザで誤魔化されてるけど、重いorz #fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年11月15日
『魔女見習いをさがして』:それはまあ、実際に『おジャ魔女どれみ』を純真に観ていたかつての女の子たちの生きている今の「現実」と作品としての『おジャ魔女どれみ』の関係性そのもので、それを丸ごと受け留めますよ、という、まさしくクリエイターの矜恃の問う作品です。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年11月15日
『魔女見習いをさがして』:いや、それはさあ、かつての子供たちが大人になって「現実に魔法なんかないじゃん」「本当に魔法があるんなら、今のこのあたしの苦しさを救ってよ」と問われても、普通は困るし、聞こえないふりして子供向け作品だけ作ってても怒られたりしないと思うんだよね。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年11月15日
『魔女見習いをさがして』:役割が違うというか、そういう若い女性の「生きづらさ」の問題は、実写ドラマにでも任せてしまってもバチは当たらないと思うのだけど、それをわざわざ引き受けにゆくというのは、ニチアサを数十年に渡って担ってきた東映なりの責任と矜恃の取り方でしょう。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年11月15日
『魔女見習いをさがして』:まあ、そうは言っても、本作で扱っているのはせいぜい20代後半独身までで、女性の人生ロールでより厳しくなるそこから先には踏み込んでおらず、『82年生まれ、キム・ジヨン』なんかと真正面から比較するハードモードではないのだけど。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年11月15日
『魔女見習いをさがして』:あと、ちょっと面白かったのが、作中で『おジャ魔女』ファンの男子大学生が出てきて主人公たちと親しくなるんだけど、爽やかそうでちょっと面倒くさいキャラで(^^;;、ただその「面倒くささ」に男子の生きづらさも垣間見せて、意外と女子問題だけの映画ではないです。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年11月15日
『魔女見習いをさがして』:それと、本作は女子旅ものとは聞いていたけど、あれこれ理由つけて国内観光地を何箇所も廻って各地の観光名所と食べものを紹介するという欲張りぶりで(爆、この尺でここまで盛り込んだのは邦画観光映画史上の新記録ではないか、と(知らんけど(^^;;)。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年11月15日
『魔女見習いをさがして』:作品の製作サイドが、自身の生み出したコンテンツのその後の「落とし前」とここまで誠実に向き合った作品は珍しく、他には冨野御大くらいでしょうか。あの人は『機動戦士ガンダム』が生み出してしまったファン層へ「落とし前」をつけんと格闘し続けてるわけですが。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年11月15日
『魔女見習いをさがして』:製作サイドとファンの関係性としては幸せな関係だと思うし、本作は長年子供向けのアニメを手がけてきた東映アニメーションの誠実さの結実と言ってもいいでしょう。卒業した生徒のことを今も気にかけてくれる担任の先生と再会したような優しさに満ちた映画でした。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年11月15日
■監督フィルモグラフィ:佐藤順一(1960年~)