『フード・ラック!食運』@地元のシネコン(20/11/23(mon)鑑賞)
映画『フード・ラック!食運』予告編 11月20日(金)ロードショー
Netflix | フード・ラック!食運
https://www.netflix.com/title/81444699
本日の映画『フード・ラック!食運』@地元のシネコンに劇場入りしました。ダチョウ倶楽部の寺門ジモン原作・監督のフードバトル映画。原作者はグルメ漫画の原作もしているんで、そこは大丈夫にせよ、映画監督までできるのか…と危ぶんでたら、意外と評判が良いと聞きまして(^^;; #fr20_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年11月22日
『フード・ラック!食運』観終わりました。『美味しんぼ』風のグルメ・フードバトル…と思いきや、食を通じて母の愛を知る「家出息子の帰還」型の松竹伝統の人情噺。泣かす泣かす。フードバトル描写とか新しくて面白いんだけど、軸はそっちじゃないので、惜しげもなくそこへは進まないという。#fr20_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年11月23日
『フード・ラック!食運』:新規開設のグルメサイトの企画記事のために呼び出されたグルメライターの佐藤良人(EXILE NAOTO)と新米編集の竹中静香(土屋太鳳)は、編集長の指示で一緒に組んで隠れた焼肉の名店を紹介する企画に取り組むことに。#fr20_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年11月23日
『フード・ラック!食運』:焼肉に精通する良人は、大物グルメ評論家古山(松尾諭)と因縁があるらしく、取材先で衝突する。その直後、良人の実家で母親(りょう)が倒れたとの連絡が届く……というお話。#fr20_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年11月23日
『フード・ラック!食運』:で、良人の実家はシングル・マザーだった母親が経営していた焼肉屋で、先のグルメ評論家がいい加減に書き散らした記事の影響もあって潰れたという経緯があります。更にそこからいくつか捻りが加わって、それが主人公の原罪(スティグマ)となっているという設定。#fr20_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年11月23日
『フード・ラック!食運』:そのグルメ評論家とのバトル描写に、双方のグルメ蘊蓄台詞をタイポグラフィ的にテキスト化してみせたり、大スクリーンと劇場の優れた音響で肉を焼くだけでエンタメになるのを見事に証明してみせたりと、結構斬新な表現も多いです(^^) #fr20_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年11月23日
『フード・ラック!食運』:そこを前面に推し出して少年マンガ的なフードバトルものにしても良かったんだろうけど、そうはならず(^^;; 焼肉屋取材の行く先々で母親の知り合いに出くわし、母親の産み出した調理法や料理人としての哲学に触れ、避け続けていた母への愛を取り戻す。#fr20_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年11月23日
『フード・ラック!食運』:そこで「母の愛」の象徴として出てくるのが、「ぬか漬け」である。おい待て、焼肉の話じゃなかったのか。いや、焼肉の後にお漬物を喰べると口がさっぱりして合うのよ、コレが……という理屈で、お袋のぬか漬けの味を巡る探究の話になってゆく。昭和の料理人噺か。#fr20_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年11月23日
『フード・ラック!食運』:ベタですよね。お話の基本構造からして、出奔した家出息子が帰還して母親と不器用に向き合おうとする話なんで、ベタも窮まってるんですが、それだけにやはり強い。母親を知る人々から丁寧にエピソードを畳み込まれて、泣くしかなくなる。……お母ちゃん(;o;) #fr20_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年11月23日
『フード・ラック!食運』:演出スタイルとしては、先に触れたテキストバトル的な描写などを除けば、台詞で何でも説明しちゃうし、劇盤も前に来すぎ、という意味で、今時の邦画です。ただその分、判りやすく、危な気もない。異業種からの初監督作品でこの安定感は、ちょっと稀有なレベルです。#fr20_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年11月23日
『フード・ラック!食運』:文芸的な高尚さよりも、年に1回しか映画館に来ないような一見の観客に「あー、おいしかった!」と言って帰ってもらう、何なら帰りに焼肉屋に寄ってもらうためになら、どれほどの手間も惜しまない。下町の定食屋の挟侍ゆえの表現の下世話さ、と言うか。#fr20_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年11月23日
『フード・ラック!食運』:そんなわけで、文芸大作ではなくて定食メニューだけど、喰べ終わってにっこりしてしまう美味しさだし、カウンターの向こうから、店主が「どうだい。ウチの定食は美味いだろ」とニヤリと笑っているのが伝わってくる映画でした。悪いこと言わないから、食ってきな(^^) #fr20_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年11月23日