『岬のマヨイガ』@地元のシネコン(21/09/05(sun)鑑賞)
本日の映画『岬のマヨイガ』@地元のシネコンに劇場入りしました。児童文学作家・柏葉幸子のファンタジー小説を原作を、吉田玲子脚本、川面真也監督の『のんのんびより』コンビで映画化。地元では公開2週目で上映は朝1回だけ。悪い評判は聞かないけど、そもそも認知が足りてない気が…。#fr21_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年9月4日
『岬のマヨイガ』観終わりました。不思議な老女に引き取られ、岬の古民家に暮らす震災孤児の少女ふたりのスローライフ映画…で終わるかと思ったら、中盤から震災で崩れた土地の霊的バランスを巡って、地域の土地神たちが結集して戦う『呪術廻戦』みたいな話に(あんなに殺伐としてないが)w #fr21_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年9月5日
『岬のマヨイガ』:構成要素的には、オカルト伝奇バトルものの要素を含んでいるんだけど、あくまで傷ついた少女ふたりの心の治癒を描く児童文学ファンタジーに落とし込んでいて、作品のジャンルを規定するのは個々の要素ではない、と示す作品でもあるんですね。#fr21_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年9月5日
『岬のマヨイガ』:お話の内容的にも、舞台となる精霊の棲まう古民家(マヨイガ)を軸に、現実社会と妖怪や土地神の棲まう幻想世界を行き来する境界線上でのお話で、役所で転居手続きと原付免許の住所変更しなきゃという話と河童が裏庭の井戸で水浴びする話がゆるっと繋がってるというw #fr21_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年9月5日
『岬のマヨイガ』:ヒロインふたりの設定も面白くて、ふたりが震災時の避難所で拾われて始まる話なんだけど、別に彼女たちのトラウマの起点は震災関係ないという(^^;; ベタそうな設定の割に勘所をちょっと外してくる。この不思議な間合いの空気感は、個人的には結構好みです。#fr21_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年9月5日
『岬のマヨイガ』:とは言え、逆にいうと、伝奇バトルと児童文学の境界線上の作品だけに、作品の売りのポイントが説明しづらい(^^;; その辺が、観に行った客が良さを口コミで広げにくいことに繋がっている気はする。いやあ、決して悪い作品じゃないんだけど、どう良さを説明したもんかなぁ…。#fr21_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年9月5日
『岬のマヨイガ』:声優陣ですが、ヒロインの芦田愛菜は俳優枠とはいえもう安心して聞いてられます。それとヒロインたちを引き取る謎の老女役の大竹しのぶも、『漁港の肉子ちゃん』とは逆に穏やかな芝居でヒロインたちの苦悩を包み込む役で、今年は彼女をアニメ界が再発見した年になるのかも。#fr21_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年9月5日
『岬のマヨイガ』:震災後の被災地住民の悲しみを吸収して巨大化した悪霊が、地元民の心理を侵食して住民を追い出そうとする、と悪徳ディベロッパーみたいなことやりだす辺りとか(^^;;、色々着眼点や切り口が面白かったです。ラノベ的伝奇ものと児童文学の間で佇む不思議な間合いの映画でした。#fr21_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年9月5日