『偽りの隣人 ある諜報員の告白』@シネマート新宿(21/09/25(sat)鑑賞)
本日の映画『偽りの隣人 ある諜報員の告白』@シネマート新宿に劇場入りしました。軍事政権下の韓国で野党大統領候補宅の盗聴監視を命じられた諜報員のお話。日本もこういう映画やればいいのにね。撮り鉄の野党議員を、休日の地方路線探訪までついてく公安員の話とかw #fr21_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年9月25日
『偽りの隣人 ある諜報員の告白』観終わりました。金大中の自宅軟禁時代の状況を元に、割と自由に作劇したポリティカル寓話。序盤はボンクラ監視チームによるどベタな盗聴・潜入コントなんだけど、大統領選に向けて抜き差しならなくなってゆく。韓国民主化ものとしては口当たりの良い良作。#fr21_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年9月25日
『偽りの隣人 ある諜報員の告白』:まあ韓国民主化もの定跡どおり、家族を大事にする小市民的な木っ端役人が、生活のためと割り切って軍事政権の汚れ仕事に携わるものの、仕事の「正しくなさ」に耐えきれなくなって名も無き抵抗者として立ち上がる。この手の話が韓国映画は本当に好きね(^^;; #fr21_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年9月25日
『偽りの隣人 ある諜報員の告白』:実話ベースの話もあるので、それなりの根拠があるのだろうけど、それ以前に現代韓国大衆にとって、繰り返し触れて確かめたい「国産みの神話」なんでしょうね。市民の心に「無私の正義」が立ち上がる機序を繰り返し確かめようとしている風情がある。#fr21_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年9月25日
『偽りの隣人 ある諜報員の告白』:あと、今回のお話の主人公は盗聴技師なんだけど、対象者の自宅各所に設置した盗聴器の音声を四六時中聴いてる内に、相手の人間力に呑み込まれてメロメロになってく(爆 ダメだよ、政治家は人誑(たら)しが本業なんだから(^^;; #fr21_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年9月25日
『偽りの隣人 ある諜報員の告白』:まあこの辺も、今時はAIとか使って人間による密着監視とか減ってるのかな。監視者が取り込まれて敵味方の境界線を越境しちゃうテーマは、「視る/視られる」の関係性の転倒だから、映画的に美味しいよね。#fr21_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年9月25日
『偽りの隣人 ある諜報員の告白』:この映画自体は、史実からほんのちょっと距離を置くことで、軽やかな語り口で政治寓話を描くことに成功していて、口当たりの良さと熱量を兼ね備えた良作です。それでもカジュアルに暗殺とかされて人死出ますけどね。まあ、そういう時代だったので……。#fr21_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2021年9月25日
■監督フィルモグラフィ:イ・ファンギョン(1970年~)
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