『映画 五等分の花嫁』@TOHOシネマズ立川立飛(22/05/23(mon)鑑賞)
Netflix|五等分の花嫁(2シーズン)
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Amazon Prime|五等分の花嫁
Amazon Prime|五等分の花嫁∬
本日の映画『映画 五等分の花嫁』@TOHOシネマズ立川立飛に劇場入りしました。五つ子の女の子たちと家庭教師の男の子で、彼の花嫁になるのはどの娘?というラブコメ。TVアニメ版2期までやって、完結までの原作の残りを劇場アニメ化。アニメしか観てませんけど、さて。#fr22_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2022年5月23日
『映画 五等分の花嫁』観終わりました。結局、これ、嫁ひとりに小姑が4人ついてくる、という落ちなのでは…(汗 マガジンお得意のあざといラブコメの完結編として負けヒロイン全員のケアから結婚式の中身まで尺取ってやるのは、映画として冗長だけどファンムービーとしては大正解ではあるよね。#fr22_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2022年5月23日
『映画 五等分の花嫁』:ひょんなことから成績不良の五つ子・中野姉妹の家庭教師を引き請けることになった貧乏高校生・上杉風太郎の高校生活もいよいよ大詰め。高3秋の文化祭後に姉妹のいずれかに告白する決意を固めた彼に、姉妹たちもそれぞれ色めき立つが……というお話。#fr22_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2022年5月24日
『映画 五等分の花嫁』:正直、単独の映画としては、長いし冗長だと思います。何でか、というと、告白前も告白後も、五つ子姉妹全員分のルートを丁寧に全部やってるから(^^;; 五つ子姉妹はそれぞれ自我の確立に拗らせてるんですが、主人公はその解決に全部寄り添って見届ける。#fr22_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2022年5月24日
『映画 五等分の花嫁』:特に文化祭の喧騒と並行して、姉妹全員分のドラマが同時並行でそれぞれ山場を迎えるのだけど、それ全部に付き合ってる主人公の頭の中はどうなってるんだろう、とか思いはしましたが(^^;; 面倒臭いよお前ら、せめて2〜3組くらいにまとめろよ、とか言わない。紳士だからw #fr22_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2022年5月24日
『映画 五等分の花嫁』:だいたいマガジンのラブコメは、時代の最先端からちょと遅れた設定が多いんですが、逆にそれがあざとくて引きになる。本作の基本構造のひとつである家庭教師の主人公が複数ヒロインを教える、というのはジャンプの『ぼくたちは勉強できない』がやや先行してますし。#fr22_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2022年5月24日
『映画 五等分の花嫁』:そこで「ヒロインをひとりふたりと足すのは面倒だ。ええい、最初から五つ子美少女でどうだ!」とぶちかましてくるのは実にマガジンらしい(^^;; 更にアニメ版では、いずれも主役級のヒロインを張れる女性声優を揃える豪華さ。死角なし、とはこのことでしょう。#fr22_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2022年5月24日
『映画 五等分の花嫁』:とは言うものの、本作のラブコメとしての特徴はそういったあざとさとは別に、主人公が超紳士で、勉強にせよ、恋愛にせよ、自己実現についてにせよ、ヒロインたちの精神指導者(メンター)としての立ち位置を崩さないところだと思います。#fr22_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2022年5月24日
『映画 五等分の花嫁』:どんなに立て込んだ状況下でも、ヒロインたちが欲しい時に欲しい言葉をかけてくれるんだもの、それは惚れますよ。この年頃の男の子らしい、ダメなとことかみっともないとことかはあまりフォーカスされず、その出来すぎた完璧超人ぶりは、むしろ少女マンガ的ですらある。#fr22_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2022年5月24日
『映画 五等分の花嫁』:特に今回の映画で取り上げているパートは、表向き主人公とヒロインの恋愛関係のクライマックスのようではあるけど、実際には五つ子という群体からそれぞれ個人として自我をどう確立(=進路選択)するかで苦しんでて、それに比べれば恋愛関係は補助線でしかないです。#fr22_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2022年5月24日
『映画 五等分の花嫁』:というか、主人公に選ばれなかった負け組ヒロインたちが、それなりにすっきりと結果を受け入れているのは、自我の確立や自己肯定に成功しているからで、その時点で主人公の役割は「物語を終らせる機械仕掛けの神(デウス・エクス・マキナ)」でしかない。#fr22_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2022年5月24日
『映画 五等分の花嫁』:正直、この年頃の男の子らしい泥臭いリビドーに悶々とする場面とかがあまりない完璧超人なんで、少年マンガの主人公としてどこまで読者に感情移入されていたのかよく判らないんですが、女子から尊敬を集める存在でありたいという男子読者のニーズには応えているのかな。#fr22_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2022年5月24日
『映画 五等分の花嫁』:と同時に、本作はヒロインの自己実現が第一義である少女マンガではなく、あくまで少年マンガのラブコメであるのは、負け組ヒロインに他の恋愛相手が出て関係を深めるような展開にならなかった辺りを見るとよく判ります。#fr22_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2022年5月24日
『映画 五等分の花嫁』:五人姉妹でそれぞれ進路や生き方が違うなら、主人公と違うタイプの男(じゃなくてもいいけど)と付き合って、その関係性から成長と成熟するヒロインが出てきても不思議ではない。女性向けのコンテンツで大河ドラマになると、成長に伴って付き合う男が変わったりしますし。#fr22_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2022年5月24日
『映画 五等分の花嫁』:でも、ヒロインにとって主人公(男)が代替え可能な存在であることは、少年マンガの読者男子の認知限界を越えるので、そうはならないのです(爆。なので、大人になった負け組ヒロインの誰も彼氏をつくらず、さっそく小姑のように新婚旅行についてこようとする(^^;; #fr22_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2022年5月24日
『映画 五等分の花嫁』:本作を評して、「ハーレム落ちにせず、ちゃんと『花嫁』を選んだのはラブコメとして誠実」という意見もありますが、これは実質ハーレム落ちなのでは、という気がしないでもない(^^;; まあでも、現実認知を主題とする青年誌じゃないんだから、少年誌ではこの辺が限界か。#fr22_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2022年5月24日
『映画 五等分の花嫁』:今回の映画版を観て、本作の魅力は、少女マンガ並みの精度でヒロインの自己実現を描き、そのメンターたるホワイトな男子像の魅力を提示しながら、あくまで少年マンガのラブコメとしての枠を越えなかったことなのかな、と感じました。#fr22_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2022年5月24日
『映画 五等分の花嫁』:そんなわけで、単独の映画としても、原作全体を含む物語としても、いろいろ歪(いびつ)だとは思うんですが、しかしまあ、歪(いびつ)であればこそ魅力的であるし、それを必要とする人たちには深く刺さるわけで。#fr22_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2022年5月24日
『映画 五等分の花嫁』:とりあえず、映画を観終わった後、僕の後から出てきた大学生くらいの男の子たちが、推しのヒロインのあそこのシーンが良かった、観にきて良かったと熱く語っていたので、この映画は必要な人たちにちゃんと届いた映画だったんでしょうね。#fr22_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2022年5月24日