『ジョゼと虎と魚たち(2003)』@TELASA(20/12/30(wed)鑑賞)
本日の映画『ジョゼと虎と魚たち(2003)』@TELASAで観てます。2003年公開の実写版の方。田辺聖子原作、犬童一心監督、妻夫木聡&池脇千鶴主演。可哀想な女の子とボクの関係性の話は、泣きゲー系美少女ゲームを想起させるけど、まあ邦画や文学でも昔からあって、日本文学の定番ではあるよね。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年12月30日
『ジョゼと虎と魚たち(2003)』:脚の悪い女の子ジョゼ(池脇千鶴)は祖母とひっそりと暮らしていたが、ひょんなことから大学生の恒夫(妻夫木聡)と知り合う。世間体を気にする祖母によって家に籠りっきりで、そのくせ祖母の拾ってくる本を通じて偏った知識を披瀝するジョゼに恒夫は惹かれてゆく。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年12月30日
『ジョゼと虎と魚たち(2003)』:一時は行き違いで疎遠になるふたりは、祖母の死をきっかけに一緒に暮らすようになるが……というお話。アニメ版はどうか知らないけど、実写版では双方大人なので、性愛を含めての関係性を築いてから、その上でどうなの、というお話になります。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年12月30日
『ジョゼと虎と魚たち(2003)』:たかが足が悪いくらいでそこまで人生に絶望しなくても、とは思うものの、そこに貧困と障害を取り巻く過酷な現実認知が積み重ねられると、現代社会で救済を必要とする「可哀想な女の子」が現実味を帯びてくる。まあ17年前の映画だけども。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年12月30日
『ジョゼと虎と魚たち(2003)』:で、多少ネタバレ的に言うなら、そこから普通の恋愛をする。普通の男女のようにくっついて別れて、お終い。王子様とお姫様は結ばれませんでした。でもそこ意味がなかったわけじゃない、というありきたりな恋物語に帰着する。それが、どれほど尊いことなのか。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年12月30日
『ジョゼと虎と魚たち(2003)』:閉ざされた小さな世界に閉じ籠っていた女の子が、男性と対等に恋愛して、きちんと失恋してお別れして、ひとりで生きてゆけるというのは、充分にハッピーエンドで、これ以上足すのも引くのも無粋なエンディングと思うのだけど、わざわざアニメで何をやるのだか。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年12月30日
『ジョゼと虎と魚たち(2003)』:原作は未読なので、どこまで実写版オリジナルなのかは不明ながら(元は短編だし)、男の子の方は、セフレいるし言い寄られた女の子と断る理由もないから付き合っちゃうし(^^;;、ヒロインも拾ったSM雑誌大切にしてたりw、非常に俗物な心身の上での純愛が描かれる。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年12月30日
『ジョゼと虎と魚たち(2003)』:そういうのはアニメが一番苦手な部分だし、ポスター等に描かれてる少女マンガっぽいキラキラしたキャラで、それをやってもなーと思うので、そもそも別の落とし所を目指すんじゃないかと思うのだけど、その辺、どうなんだろう。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年12月30日
『ジョゼと虎と魚たち(2003)』:そんなわけで、アニメ版は年明け三ヶ日のどこかで観に行く予定(^^)。あとウチの回線が細いせいか画質がちと荒く、リベンジしたいんだけど、どこかの名画座で上映してくれないかなー。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年12月30日
■監督フィルモグラフィ:犬童一心(1960年~)
『映画 えんとつ町のプペル』@地元のシネコン(20/12/28(mon)鑑賞)
本日の映画1本目『映画 えんとつ町のプペル』@地元のシネコンに劇場入りしました。お笑い芸人西野亮廣原作の絵本…「プロデュース」てあるな。文章書いたの他の人間か?(^^;;ともかく、それを元にしたStudio4℃のアニメ映画。原作者は胡散臭いけど、芦田愛菜ちゃんが声優してるしぃw #fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年12月28日
『映画 えんとつ町のプペル』観終わりました。大量の煙突から立ち昇る煙で空は覆われ、主人公の母親は喘息に苦しみ、秘密警察による密告と拉致・暗殺が横行する……という児童文学にしては、かなりハードモードな世界観のファンタジー(^^;; 映画としての出来は悪くないですね。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年12月28日
『映画 えんとつ町のプペル』:町中の煙突からも立ちのぼる煙で昼なお暗く、星空を誰も知らない「えんとつ町」。煙突掃除夫の少年ルビッチは、失踪した父親の遺した紙芝居で語られた「星」の存在を信じていた。そしてハロウィンの夜、彼の前にゴミから生まれたゴミ人間プペルが現われる。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年12月29日
『映画 えんとつ町のプペル』:仲間たちから嘘つき呼ばわりされて孤立しているルビッチと、異端審問官の部隊に追われるプペルは友達となる。そんなある日、ルビッチは海岸に現れた巨大なゴミの塊が父の紙芝居に出てきた「船」と気づく。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年12月29日
『映画 えんとつ町のプペル』:ルビッチとプペルは、その「船」を改造して、父の紙芝居に出てくる「星」を見にゆこうとするが、そこへ異端審問官の手が迫る…というお話。ちと情報量過剰かな、とは思うものの、世界観にいい意味で作家的底意地の悪さが滲み出てて、自分は割と好きです(^^;; #fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年12月29日
『映画 えんとつ町のプペル』:例えば舞台となっている孤島の「町」は、通貨革命に失敗して中央を追われた残党が建国した国で、外界への恐怖から鎖国して抑圧的な体制を敷いている、という設定。革命の希望が、抑圧と絶望の体制に転じるという歴史的転倒を、児童文学の絵本でやるのか(^^;; #fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年12月29日
『映画 えんとつ町のプペル』:基本的に陰鬱としたトーンが(ちょいちょい息抜き的なギャグや回想はあるが)続き、それをクライマックスで一気に晴らすという構成で、それ自体は成功していると思うのだけど、子供向けには厳しいかな。児童向けの皮を被った大人向けの寓話ですね。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年12月29日
『映画 えんとつ町のプペル』:プペルの正体はあれは結局何だったんだ、とか突っ込みどころもなくはないものの、まあでも寓話(ファンタジー)だしなあ、と考えれば許容範囲か。……いや、原作者の人となりから、もっと根性ひん曲がった感じになるかと期待……いやいや、懸念してたので(^^;; #fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年12月29日
『映画 えんとつ町のプペル』:映像的には、さすがのStadio4℃だけあって、隙がない。クセのあるキャラデザを3DCGでよく動かしてます。作品設定の都合で、全体に画面暗めなんですが、背景とあわせて個性的な世界観を確立している。自分は結構好きかな。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年12月29日
『映画 えんとつ町のプペル』:声優陣は、主人公の男の子役が芦田愛菜、ゴミ人間プペル役が窪田正孝だけど、芦田愛菜は全然危なげなく、窪田正孝もエンドクレジット見るまで忘れてるくらい嵌ってました(^^;; 実写俳優も演技の場数は踏んでるんだから、演出がそれを引き出せるかなんですよね。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年12月29日
『映画 えんとつ町のプペル』:正直、原作者の(特に作品周辺でのビジネス臭の強い)言動には今でもあまり好印象はないんですが、この映画自体はよく出来ていました。とりあえずStudio4℃と芦田愛菜の組み合わせについては、今後もハズレはなさそうってことで良いのかな。(^^) #fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年12月29日
『ドラゴンへの道』@立川シネマシティ/CINEMA ONE(20/12/17(thu)鑑賞)
ドラゴンへの道 ブルース・リー(Bruce Lee) Hong Kong Trailer The Way of the Dragon 猛龍過江(预告片)맹룡과강(예고편)李小龍
映画『ブルース・リー 4K リマスター復活祭2020』予告編
本日の映画2本目『ドラゴンへの道』@立川シネマシティ/CINEMA ONEに劇場入りしました。1972年本国公開、日本公開は1974年。今回はブルース・リー自ら監督・脚本を務め、ローマの中華料理店を舞台に地元マフィアと戦うお話。チャック・ノリスとコロシアムで闘うぞ!(^^) #fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年12月20日
『ドラゴンへの道』観終わりました。要は中華料理屋の地上げ阻止だし、基本フォーマットは日活の『流れ者』シリーズなのだけど、米国からチャック・ノリス呼び寄せて歴史遺産の古代闘技場(コロシアム)で対決させるというそこだけ妙にリッチな映画。まあこれも変ちゃ変な話だよね(^^;; #fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年12月20日
『ドラゴンへの道』:父親からローマの中華料理店の跡を継いだチャン(ノラ・ミャオ)は、地上げによる立ち退きを求める地元マフィアの執拗な嫌がらせを受け、香港の親戚に助っ人を求めたところ、武道の達人という触れ込みの青年タン・ロン(ブルース・リー)が送り込まれてきた。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年12月27日
『ドラゴンへの道』:拳法の達人というより純朴なお登りさん然としたタン・ロンに呆れながら、店の建物と一緒の寮に住ませることに。しかし、空手を学ぶ他の店員たちも手を焼くマフィアの手先のチンピラを、彼は鮮やかに撃退してみせる。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年12月27日
『ドラゴンへの道』:だが、それを見たマフィアのボスは、米国から空手の達人を呼び寄せるが……というお話。あらすじを書き起こしたものの、ストーリー的には小林旭の『渡鳥シリーズ』とか日活アクションとの既視感が強く、そこで勝負する気ないんだなあという印象(^^;; #fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年12月27日
『ドラゴンへの道』:冒頭、ローマ空港に着いたブルース・リーが、空港内のレストランで英語が判らず(英語吹き替え版だが(^^;;)スープを何皿も頼みひと笑い。ローマの名所でロケして観光映画風だけど、よーく見ると、そういうシーンはおおむねブルース・リーとノラ・ミャオしかいないとか(爆 #fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年12月27日
『ドラゴンへの道』:初めの方のノラ・ミャオとのデート・シーンとクライマックスのコロシアムのシーン以外は、セット撮か香港近郊で撮れそうなシーンばかりなので、低予算観光映画の鑑のような作りではあります。あと、ブルース・リーが達人の技を見せるのを非常にもったい付けてるのね(^^;; #fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年12月27日
『ドラゴンへの道』:中華料理店の店員たちとの武術訓練で技の一端を見せるまで、何度もすかされる(^^;; その店員たちが、店の裏で自主訓練しているのが空手(みんな中国人なのに)という辺りに、時代を感じます。まあ中国武術が持て囃されるのは、まさにブルース・リー以降なのでしょうがない。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年12月27日
『ドラゴンへの道』:実の所、この映画の大部分は凡百のゆるい低予算アクション映画の域を越えるものではありません。たかが地上げに手こずって、米国からわざわざ空手家複数呼び寄せるとか、店の地下にローマ帝国の秘宝でも埋まってるのかという勢いですが、別にそんな説明はないし(^^;; #fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年12月27日
『ドラゴンへの道』:しかしながら、この映画のキモというか、革新性は、クライマックスの古代闘技場(コロシアム)での米国人空手家チャック・ノリスとの決闘シーンにある。たっぷり準備運動してから、互いに傷つきながらスピード感のある技の応酬を魅せるこのシーンだけは、映画史に残る。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年12月27日
『ドラゴンへの道』:いや、まあ、このシーンがローマの観光名所でもあるコロシアムである物語的必然性はほぼゼロなんですが(爆、これがやりたいからローマ舞台にしたんだろう、という意気込みだけは伝わってきます。全編の99%が茶番でも、1%の真剣味があれば、映画は成立するのです。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年12月27日
『ドラゴンへの道』:そんなわけで、ブルース・リーの初監督作品にして監督遺作となった本作は、作劇的には凡庸であると同時に、やりたい事が明確な作品です。ブルース・リー作品は全部そうですが。このまま監督作品を重ねると、どんな映画を撮るようになったのかは興味深くはありますね。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年12月27日
『ドラゴンへの道』:それで次はもう死後公開作の『死亡遊戯』ですよ。本当はそれがブルース・リーの監督第2作目になるはずだったんですけどね。未完の映画監督となったブルース・リーの姿を幻視しながら、最後の勇姿を確かめることとしましょう。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年12月27日
『ドラゴン 怒りの鉄拳』@立川シネマシティ/CINEMA ONE(20/12/17(thu)鑑賞)
ドラゴン怒りの鉄拳 精武門 Fist of Fury Bruce Lee
胸アツ必至!ブルース・リーの4大傑作が4Kで蘇る!「ブルース・リー 4Kリマスター復活祭2020」予告編
本日の映画『ドラゴン 怒りの鉄拳』@立川シネマシティ/CINEMA ONEに劇場入りしました。1972年本国公開、日本公開は1974年。20世紀初頭の上海で、師匠を謀殺した日本人武闘家への復讐を志すブルース・リーのお話。先週観損ねたリベンジ(^^;; #fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年12月17日
『ドラゴン 怒りの鉄拳』観終わりました。既存シナリオを直して撮った前作『ドラゴン危機一発』と違って、ブルース・リー主導のオリジナル企画のためか、怪鳥音やヌンチャクなど、いわゆるブルース・リー映画のスタイルが確立した作品。まあ今観ると倫理観の落とし所が不思議ではあるけど(^^;; #fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年12月17日
『ドラゴン 怒りの鉄拳』:20世紀初頭の上海、修行の旅から戻った主人公(ブルース・リー)は、師匠の死を知る。悲しみに暮れる葬儀の場で、日系武術道場の者たちが弟子たちを挑発する。師の遺命により、師範代は軽挙妄動を慎むよう戒めるが、主人公は堪えきれず相手側道場に殴り込む。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年12月19日
『ドラゴン 怒りの鉄拳』:単身殴り込んで日本人武術家たちを叩きのめした主人公だったが、日本領事館の圧力を受けた租界警察は、師範代に主人公を出頭させるか道場を閉めるよう迫る。一方、主人公は道場内に潜入して、師匠に毒を持った裏切り者の正体を知る……というお話。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年12月19日
『ドラゴン 怒りの鉄拳』:いわゆる巷間に認知されているブルース・リー像の原型は、本作でほぼ固まったと見ていいでしょう。怒りと悲しみに愁(うれ)うマスク、ヌンチャク、目にも留まらぬ連続技を演じる身体性と、それを最初から最後まで魅せ切る編集センス。そして何より、あの怪鳥音!#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年12月19日
『ドラゴン 怒りの鉄拳』:あと今観ると、溜めをたっぷり取ってのアクションは、現代の香港アクションとは違いますね。そこはむしろ邦画時代劇の殺陣表現に近いかもしれない。市川雷蔵版『眠狂四郎』の円月殺法みたいな技のシーンもあるし(爆 #fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年12月19日
『ドラゴン 怒りの鉄拳』:逆に言うと、最近の香港アクションは、溜めを長めに置くくらいなら、小技を突っ込んで間を埋める傾向がありますね。やっぱり、ジャッキー・チェン以降かな。この辺の潮目がどこで変わったのかも、いずれ確かめてゆきたいところ。まあ、それはさておき。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年12月19日
『ドラゴン 怒りの鉄拳』:プロット的にちょっと変ちゃ変で(^^;; 師匠を殺されたブルース・リーが怒って復讐に走り、最後には単身、敵の道場に殴込む…のは、鶴田浩二や高倉健の任侠ものなんだけど、とにかく誰にも相談せずにひとりで突っ走って、その報復を道場の仲間たちが全部被るという(爆 #fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年12月19日
『ドラゴン 怒りの鉄拳』:師匠に毒を盛ったのが、道場に潜り込んだ敵道場の手先、と突き留めたのはいいけど、怒りに任せてその場で殺して往来に屍体を吊るし、相手側の憤激を買うし(そして報復として主人公不在の道場が襲撃される)と、やることなすこと事態を悪化させる事にしか繋がらない。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年12月19日
『ドラゴン 怒りの鉄拳』:道場に居づらくなったら、師匠の墓の前で焚き火して野宿(カエルみたいなの焼いて喰ってる(^^;;)してるとか、どうも社会性に難ありというか、師匠も生前から手を焼いていた不肖の弟子だったのではと伺えます。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年12月19日
『ドラゴン 怒りの鉄拳』:同じ話でも、そういう面倒な部分なしで、主人公を単純なヒーローとして描いてハッピーエンドに持ち込んでもいいと思うんですけどね。主人公の暴力性の解放に対して、反対給付としてそういう負の部分を描かないと、作品中でバランスが取れなかったのかもしれない。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年12月19日
『ドラゴン 怒りの鉄拳』:これは前作『ドラゴン危機一発』でも、敵をすべて斃した主人公が駆けつけた警察に両腕を掴まれてしょぼんと連行されるシーンで終わる(爆 のにも通じて、たとえ物語の中でもヒーローの暴力性が全肯定されるわけではない、というのは古い物語構造ではよくある構図です。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年12月19日
『ドラゴン 怒りの鉄拳』:儒教的な倫理観の反映なのかな。ちなみに戦後の邦画戦争映画に全滅エンドが多いのも、実際の戦争体験に根ざした日本人の倫理観の投影ではないかと思います。でも、これが米国再進出の出世作『燃えよドラゴン』では、屈託なく敵を斃してハッピーエンドですからね。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年12月19日
『ドラゴン 怒りの鉄拳』:『燃えよドラゴン』までに、どこかでそうした古い物語構造を吹っ切ったのか、あるいは『燃えよドラゴン』は監督が西洋人なので、それでなのかはまだ何とも言えませんが。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年12月19日
『ドラゴン 怒りの鉄拳』:それとあらすじを読んでお気づきの通り、この映画は抗日映画的側面があります。作中でことあるごとに中国人として辱(はずかし)めを受け、その反発が主人公を行動に衝き動かす。戦前戦中の記憶がまだ新しい時代ですから、それが香港の観客の感情を掴むことに繋がる。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年12月19日
『ドラゴン 怒りの鉄拳』:同時にブルース・リーの個人史として、米国での中国武道の啓蒙活動が、先行して北米に根を張る日本武道とそれを受け入れた白人社会に悉く阻まれた鬱屈がそこにあったのではないか。敵道場に白系ロシア人の乱暴者が唐突に助っ人で入ってくるのなんか判りやすい(^^;; #fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年12月19日
『ドラゴン 怒りの鉄拳』:とは言え、出てくる日本人にろくなのがいないんですが(^^;;、武術としての日本武術を殊更貶(おとし)めて表現している様子はないですね。まあ、正々堂々と打倒してこそ、中国武術の称揚に繋がるというブルース・リーの考え方が伝わってくるフィルムではあります。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年12月19日
『ドラゴン 怒りの鉄拳』:あと小ネタ的には、作中で出てくる相手道場とか日本庭園を組み込んだ家屋のセットとか、結構本格的に作り込まれてるんですね。この辺、当時の香港映画の美術スタッフが和風建築に精通していたのか、香港に流れた邦画スタッフの協力があったのか。どうなんでしょう。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年12月19日
『ドラゴン 怒りの鉄拳』:前作『ドラゴン危機一発』より、ブルース・リー作品として大きく整いつつ、まだ古典的な武侠映画の枠組みを残しており、それが独特の色合いを醸し出す作品でした。こうしてブルース・リー作品全体の中に位置づけながら観ると、色々発見があります。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年12月19日
■監督フィルモグラフィ:ロー・ウェイ(1918年〜1996年)
『ドラゴン危機一発』@立川シネマシティ/CINEMA ONE(20/12/06(sun)鑑賞)
本日の映画2本目『ドラゴン危機一発』@立川シネマシティ/CINEMA ONEに劇場入りしました。1971年香港本国公開、日本では『燃えよドラゴン』公開後の1974年公開。ハリウッドでの活動に限界を感じたブルース・リーが米国から帰国して心機一転の一作。これもTVで観てる…気がするんだけど(^^;; #fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年12月6日
『ドラゴン危機一発』観終わりました。ちょっと喧嘩が強いくらいの口下手な田舎の青年(ブルース・リー)が、叔父の紹介で従兄弟の務める製氷工場の寮に入って恋と仕事に打ち込む爽やか青春ストーリー……になりかけてたんだけどね、初めの内は(^^;; 話のスケールの割に人死出すぎ、という(爆 #fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年12月6日
『ドラゴン危機一発』:伯父の紹介で従兄弟の務める製氷工場に務めることになった主人公(ブルース・リー)。工場勤務の男たちの住む寮に住むことになるが、しかし、その工場では、従業員の失踪が相次ぎ、寮からも失踪者が出る。その抗議に社長宅を訪問した従兄弟も行方不明になってしまう。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年12月11日
『ドラゴン危機一発』:実は工場では、氷に麻薬を隠して出荷しており、それを知った従業員が次々に殺されていたのだ。そうとは知らず、不安を抱える従業員のストを会社に雇われたヤクザが襲うのを主人公が撃退するのを見て、会社側は主人公を抱き込むことにし、現場監督に任命。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年12月11日
『ドラゴン危機一発』:更に宴会と女で接待されて完全に会社側に丸め込まれてしまい、寮の仲間の反発を受けてさ孤立する主人公。しかしさすがに不審に思い、社長と直接会って酷薄な人柄に触れ、自分を接待した娼婦から会社の裏ビジネスの実態を知る。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年12月11日
『ドラゴン危機一発』:そして製氷工場で麻薬密輸と従業員殺人の証拠を暴いた主人公に、社長の息子に率いられた会社側ヤクザが襲いかかる!……というお話。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年12月11日
『ドラゴン危機一発』:特に作中で説明はないものの、看板や掲示文が中国語とタイ語の併記で、タイの華人コミュニティのお話のようです。主人公のブルース・リーは別に拳法の達人だとか紹介されず、亡母と伯父との約束で喧嘩はしないと約束をしており、目の前で喧嘩が起きても参加しない。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年12月11日
『ドラゴン危機一発』:もっとも中盤で亡母との約束の象徴のペンダントが壊されてからは、ズルズルと喧嘩や暴力沙汰に捲き込まれてゆき、最終的に社長宅に殴り込んで皆殺しにするので、あの初期設定は何だったのかと(^^;; #fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年12月11日
『ドラゴン危機一発』:クランクイン直前にブルース・リーが参加することになり、急遽主人公変えて脚本書き替えたとかで、微妙に整わない印象。とは言え、お話自体は田舎の狭い地域(基本徒歩移動)で、主人公も悪党も深く物事を考えられない短絡的思考を繰り返し、人死だけが増えてゆく。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年12月11日
『ドラゴン危機一発』:何も知らない従業員に自分から声かけて「麻薬の密輸を手伝って欲しい」「いや、そういうのはちょっと」「判った。だがこの秘密を知られたからには死んでもらう!」グサぁ!…で、次々に失踪者出して、それを探しに社長宅訪ねた従業員殺して、の繰り返しは、頭悪すぎ(爆 #fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年12月11日
『ドラゴン危機一発』:これはアレですか。警察力の弱い田舎の前近代社会で、摘発されないのをいいことに、狭くて歪んだ人間関係とか短期的思考に基づく凶悪犯罪が根を張って繰り返される闇を描く、いわゆるカントリー・ノワールの走りですか。<そんなわけあるか。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年12月11日
『ドラゴン危機一発』:バトルシーン描写は、戦闘中に自分の血を舐めるとか、後年のブルース・リーを思わせる仕草もあるものの、それまでの既存の拳法ものにありがちなレイアウトとカット繋ぎが多く、ブルース・リーのあの優れた身体性を必ずしも活かしきれていない印象。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年12月11日
『ドラゴン危機一発』:この辺り、後の作品と比較すると、ブルース・リーが撮影や編集面でも革命を起こしていたことが判ります。ブルース・リー映画を観るとき、映画と身体性の関係を劇的に変えた映画史の革命家としての役割が、こうして浮かび上がってくるわけです。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年12月11日
『ドラゴン危機一発』:あとブルース・リー演じる主人公が、「無口で思慮深げに見えるが、結局、ただの田舎出でお人好しのボンクラ青年」なので、調子に乗って浮かれたり、落ち込んで川べりでしょんぼりしたりする姿が見れます(^^;; まあ年相応の青年像ではあるんですが。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年12月11日
『ドラゴン危機一発』:全体のトーンは、ブルース・リー登場以前の武侠映画(それも低予算の(^^;;)の文脈で、そこにブルース・リーが舞い降りた最初の一歩の映画です。ブルース・リーがここからカンフー映画を革命していった出発点として、非常に興味深く、意義深い映画でした。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年12月11日
■監督フィルモグラフィ:ロー・ウェイ(1918年~1996年)
『君は彼方』@地元のシネコン(20/11/30(mon)鑑賞)
本日の映画『君は彼方』@地元のシネコンに劇場入りしました。公開館数多そうだし、主演の声は名の知れた若手俳優だし、の割に、事前情報やらCMやらがさっぱり見かけないので、何のアニメなんだか……と思いきや。うーむ。事前情報知れば知るほど、期待が失せてゆくけど、どうしたものか(^^;; #fr20_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年11月30日
『君は彼方』:げっ。平日のレイトショーとは言え、完全貸切状態……(^^;; #fr20_n pic.twitter.com/ugH4gA7wUV
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年11月30日
『君は彼方』観終わりました。……うーん、ちょっと前のエロゲー原作の深夜アニメみたいな映画(爆 いや、その限りにおいては、作画も崩れないし、ちゃんと出来てるとは思うのだけど、「映画」を観てるというスペシャル感というか、作家性的なものが薄い。いっそもっと破綻すべきだったのか。#fr20_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年11月30日
『君は彼方』:「作画崩壊」というほど崩れてもない(劇場作品にしては緩めとはいえ、深夜アニメ程度には維持している)というのが、却って罵倒ネタにもしづらいという……orz #fr20_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年11月30日
『君は彼方』:要するに、事故でこの世とあの世の間に落っこちたヒロインがこの世に戻れるかどうか、というお話で、『古事記』の黄泉比良坂のエピソードにもあるように、古くて強度の高いテーマです。ただまあ、それだけに先行作品が散々擦(こす)ったネタで、新鮮味がないのはしょうがない。#fr20_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年12月4日
『君は彼方』:キャラデザも今時のアニメとしては、特に不快感を覚えるような崩れた絵柄でもないのだけど、逆にそれが引っ掛かりのない、観客の感情に訴えかける力の弱さにつながってしまっています。それくらいなら、少々デッサン狂っていてもアート的なデザインの方が良かったかもしれない。#fr20_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年12月4日
『君は彼方』:この映画はそれでも一応「形にはなってる」ので、制作サイドの思い込みの激しさが空回って、何が言いたいのか判らなくなるような破綻作ではない。そういう意味では決して「クソ映画」ではないです。問題はむしろ、破綻をもたらすような狂気とかパッションが薄いことでね……。#fr20_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年12月4日
『君は彼方』:それでもどうしてもやりたいことがあるなら、キャラデザでも構成でも、キャラの関係性でも、フェチ描写でも、演出でも、どこかで新鮮味を見せて、それをフックにして観客の関心を惹き寄せることはできたと思うんですが、本作はそれを非常にべたーっとそのまま仕上げちゃってる。#fr20_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年12月4日
『君は彼方』:色々伝え聞く限りでは、監督が私的に予算を掻き集め、少ないスタッフで劇場公開にこぎつけたという、それ自体、奇跡のような話で、その情熱は讃えられるべきものです。しかし、その情熱がフィルムからうかがえない。#fr20_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年12月4日
『君は彼方』:もしかすると、こんなチャンス、もう一生ないかも知れないんだよ。自分が観たい表現、自分にしか出来ない表現を、爪痕として残しなよ。それで滑って「クソ映画」扱いなら判る。だけど、どんなに予算やリソースがなくったって、脚本や編集でいくらでもやりようはあるだろうに…。#fr20_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年12月4日
『君は彼方』:とは言うものの、実の所、そうした映像的、物語的な才能、センス…いや、それをもたらす「執着」は、誰にでもあるわけではないのです。私財を投じ、多くの人々を捲き込んで、乾坤一擲の奇跡で全国公開まで漕ぎ着ける監督をして、しかしフィルムそのものに対しては、それがない。#fr20_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年12月4日
『君は彼方』:それは劇場のスクリーンにフィルムが掛かった瞬間に、誰にでも判る。必死の想いでたどり着いたその場所は、才能と執着なき凡人が踏み入れていい場所ではなかったのです。残酷過ぎてぞっとします。だが、制作予算の多寡に関わらず、「映画」とは、そういう神々の御座なのです。#fr20_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年12月4日
『君は彼方』:ただまあ、それでもこの映画に何らの可能性があるとすれば、多くの観客が「クソ映画」の証拠のように言い募る、いきなりヒロインが歌い出すとことか、執拗に現世帰還の挫折を繰り返すとことかにあるのかなあと思います。変は変だけど、他の作家がやらない異物表現ですからね。#fr20_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年12月4日
『君は彼方』:常識的な演出メソッドならやらないに越したことないシーンだけど、それでもやっちゃったのは、何らかの執着がそこのあったんでしょう。全然洗練されてなかったからぶっ叩かれたけど。#fr20_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年12月4日
『君は彼方』:そこに何事か監督が託すものがあったのなら、そこから自分の作家性を探ってゆくのも有りかもしれない。まあ、乾坤一擲の勝負の結果がコレなので、次があるかどうか判らないけど(-o-;; #fr20_
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年12月4日
『君は彼方』:あとはまあ、観る側の立ち位置としては、簡単に「クソ映画」と片付けないで、自分がなぜそう思ったのか、他の映画と観比べてどうなのかを探りながら観ると、あなた自身が「映画」をどう捉えているかを理解する大きな助けになります。そう観れば、実に味わい深い映画でした。#fr20_n
— 義忠@C99金曜 東ウ28「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年12月4日
『真犯人』@ヒューマントラストシネマ渋谷(20/11/28(sat)鑑賞)
誰が、妻を殺したのか……『真犯人』11.27(金)公開【予告編】
本日の映画2本目『真犯人』@ヒューマントラストシネマ渋谷に劇場入りしました。愛妻が自分の親友と不倫の涯に殺害された……と思いきや、という韓国ミステリーだそうですが、さて。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年11月28日
『真犯人』観終わりました。愛妻が殺され、親友が犯人として逮捕された。半年後、親友の公判当日、男は「容疑者」を犯行現場の自宅に拉致監禁し、そこに公判での証言を求める親友の妻が駆けつける……という限定状況から始まる、みんな大好き地獄の「真犯人」探しミステリー、というお話(^^;; #fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年11月28日
『真犯人』:話のキモは「容疑者」を拉致監禁した犯行現場を再現した室内で、互いに疑心暗鬼になりながら繰り広げられる地獄の会話劇なんだけど、そこに至るまでの経緯が時系列をシャッフルして語られる。しかも、各自がそれぞれ都合の悪い事実は黙り、隠蔽するので誰ひとり信用ならない(^^;; #fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年11月28日
『真犯人』:主人公の被害者の夫は、主要な語り手視点の人物なんだけど、開始早々から「暴走」してるので、本人の主観はともかく観客から見ると信用が揺らいでるし、親友の妻は夫の無罪獲得しか頭にないようで、これもどこまで信じていいのか判らない。#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年11月28日
『真犯人』:勿論、「容疑者」は言動が怪しいので「容疑者」なのだけど、拉致監禁されてるので、この状況を逃れるために言を左右して主人公たちを揺さぶりにかかる。さあ、この限定状況で、次々に明らかになる人間関係の「秘密」。そして「真犯人」の正体は……!#fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年11月28日
『真犯人』:登場人物も少ないし、「事件」そのものは途中で読めなくもないんだけど(丁寧にネタ振りもしてあるし)、時系列シャッフルが上手いので、意外と次の展開が読めないのね。あと落ちの奈落感が遠慮なくて、ああ、そこまで救いなく堕とすか、と(^^;; #fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年11月28日
『真犯人』:まあシチュエーションも登場人物も限定的なので、予算は低めなんですが、よく練ったシナリオで勝負という、ちょっと前の韓国映画でよく見かけた良作ミステリーの逸品でした。邦画でもプログラムピクチャー全盛期には、ちょこちょこあったんですけどね、こういうタイプの良作(^^) #fr20_n
— 義忠@C98月曜 南ウ40「物語工房」 (@yoshitada_n) 2020年11月28日